スタジオジブリ作品の短い名言。力をくれる深い言葉たち
世界中から愛される作品を数多く生み出す、日本を代表するアニメーション制作会社、スタジオジブリ。
そこで描かれるさまざまな作品に登場するキャラクターたちは、ときに観る人に勇気や希望など、生きていくうえで力になるメッセージを届けてくれます。
そこでこの記事では、スタジオジブリ作品に登場する短めの名言を紹介します!
深い意味を感じさせる言葉たちに、きっと救われることもあるでしょう。
あなたの力に変わる言葉を見つけてみてくださいね!
スタジオジブリ作品の短い名言。力をくれる深い言葉たち(16〜20)
好きなところへ行き、好きに生きなサン『もののけ姫』

映画『もののけ姫』の主人公サンの名言を紹介します。
サンは山犬に育てられた15歳の人間の少女。
自分は山犬だと信じて森を破壊する人間と戦っています。
ある日、サンは神から受けた呪いが悪化し、ケガをしてしまった人間のアシタカを介抱します。
でも、アシタカがもう助からないと思った時に、アシタカの相棒である動物のヤックルにこの言葉を伝えます。
ヤックルはアシタカのそばから離れませんでした。
アシタカのそばで生きることを選んだのですね。
何か決断する時に思い出してほしい言葉です。
誰にも運命は変えられない。だが、ただ待つか自らおもむくかは決められるヒイ様『もののけ姫』

ヒイ様は、アシタカが住んでいた里の巫女であるおばあちゃんですね。
呪いを受け、近しい未来に命を落とすであろうアシタカにかけた、胸を熱くする言葉です。
未来は変えられないけれど、ただ死を待つか、解決するべく動くかは自分で選べるよ、という事です。
この言葉を聞き、アシタカは里を出ることを決意します。
自分の力ではどうにもならないような事でも、出会いや経験が運命を変えるかもしれません。
困難な状況に陥った時だからこそ、踏み出す勇気を持ちたいものですね。
僕らは今、一日一日をとても大切に生きているんだよ。堀越二郎『風立ちぬ』

『風立ちぬ』の主人公である航空技術者、堀越二郎とその妹の会話で登場する言葉です。
二郎の妻となる菜穂子のために病院に戻るよう進言する妹に、二郎が言った言葉ですね。
忙殺され、あっという間に一瞬間が終わるような生活を送っている私たちには、とても響く言葉ではないでしょうか。
作品を知らない方が聞いても、そう言えるように生きなければならないと感じると思います。
激動の時代を生き抜いた彼の言葉は、忘れかけていた大切なものを思い出させてくれますね。
みんな笑ってみな。おっかないのは逃げちゃうから草壁タツオ『となりのトトロ』

『となりのトトロ』の冒頭部分、さつきたちが引っ越してきた際に、これから住む家の掃除をしているシーンで登場するセリフですね。
これから住むことになるボロボロの家を怖がるメイに対して、彼女たちの父親であるタツオが言ったセリフなんです。
このセリフを聞いたあともメイは「こわくないもん」と強がったり、それを見たタツオが「がおー!」といって2人を驚かせたりと、仲の良い幸せそうな家族の描写に、思わず笑顔が漏れてしまいますね。
自分よりずっと頑張ってるやつに、”頑張れ”なんて言えない月島雫『耳をすませば』

天沢聖司が夢を追いかけてイタリアに行くという話を聞かされた月島雫は、そのことを友人に相談した際のセリフです。
友人は「手紙を出して励ましたりする」と答えますが、それに対して雫はこの言葉を言ったんですね。
このとき雫はまだ自分のやりたいことを見つけられず、進路を決められていませんでした。
そんな自分が夢をかなえるために奮闘している聖司にかけられる言葉なんてない……と尻込みしてしまうんです。
「たしかに!」と雫の言葉に共感できる方は多いのでは?
ちなみに友人との会話をへて、雫は「じゃあ自分も一杯がんばって、聖司を応援できるようになろう!」と決意するのです。