花粉症にまつわる雑学。対策にもなる豆知識【一般向け】
毎年2月の終わりごろから猛威を振るう花粉症。
花粉症患者の方にとっては、春はとくにつらい季節かもしれません。
この記事では、そんな花粉症にまつわる雑学をたくさん紹介していきますね。
花粉症対策につながる豆知識のほか、「雨の日も症状がつらいのはなぜ?」「実は花粉症は春だけではない!?」など、花粉症にまつわる疑問に対する答えも紹介しています。
この記事をキッカケに花粉症に対して理解を深め、適切な対策を取ってくださいね!
花粉症にまつわる雑学。対策にもなる豆知識【一般向け】(1〜10)
日本国民の42.5%が花粉症患者

国が花粉症の対策に取り組んだり、薬の種類が増えてきたりと、年々花粉症への危機感が高まっているイメージが強いかと思います。
そんな花粉症に苦しんでいる人は、2019年に出されたデータでは日本国民42.5%、そこからまだまだ増えているといわれています。
患者数が10年間で10%以上も増加しているという点から、国のレベルでの対策が必要だと強く警戒されています。
花粉症の中でもとくに多いのがスギ花粉だというデータもあるので、症状への対策だけでなく、スギへの対策が重要ですね。
青魚は花粉症を和らげる効果が期待できる

アレルギーの症状を抑えるためには、どの成分が必要なのかを知り、適切に体に取り込むことが大切です。
花粉症の症状に対しては、抗ヒスタミン作用が期待できるDHAやEPAが豊富な青魚が効果的だとされています。
薬のような即効性はありませんが、日々の食事に取り入れるだけの気楽で楽しい花粉症対策ですね。
免疫を整えることにもしっかりと意識を向けて、日常の中にバランスよく取り入れていくことが大切ですよ。
ポリフェノールや乳酸菌なども効果があるといわれているので、献立を組み立てる参考にしてみましょう。
花粉対策にはツルツルした素材の服がオススメ

空気中に舞っている花粉が原因というイメージが強い花粉症ですが、服に付着した花粉も症状を引き起こすのに大きく影響しています。
服に花粉が付着していると、風や衝撃で舞い上がり、近い位置から粘膜に向かってくるという仕組みですね。
そんな衣服からの飛散を防ぐためには、ツルツルとした素材を選ぶのが効果的だとされています。
繊維の隙間に花粉が入り込む、静電気によって花粉がはりつくなど、飛散の原因を素材の選び方でしっかりと抑え込みましょう。
雨の日はヒスタミンの分泌が増えるため、花粉症の症状が強くなりやすい

その日の天気によって症状の強さが違うと感じる人も多いのではないでしょうか。
それは気のせいではなく、雨の日などの気圧が下がる日はヒスタミンの分泌が多くなり、アレルギーの症状が強く出るとされています。
その日の天気や気圧などにもしっかりと意識を向けて、症状の大小も予想しつつ対策していくのがオススメですよ。
雨で地面に落ちた花粉が次の晴れた日に舞い上がる、花粉を吸ってから遅れて症状が出るなど、気圧がさがる日の前後にもしっかりと警戒しつつ対策を考えましょう。
ブドウの花粉が原因の花粉症がある

スギやヒノキといった材木に使われるもののイメージが強い花粉症ですが、果物なども花粉を飛ばして成長するので、これによる花粉症も存在しています。
ブドウを栽培していた人に花粉症の症状が見られたという例を見ると、植物全般に警戒してしまいますよね。
そのように花粉症の代表的な原因とされる植物だけでなく、それに関連するものについてもしっかりと知識を身に着けていくのがオススメです。
口腔アレルギーにも花粉症が関連しているので、検査しておくことが身の安全にもつながるかもしれませんよ。
排気ガスには花粉症を悪化させる働きがある

スギやヒノキなどの樹木は山林にあるはずなのに、山間部より都市部の方が花粉症に苦しむ人が多いイメージですよね。
そんな花粉症の症状は、花粉だけでなく空気中の排気ガスの量も大きく関係しているといわれています。
排気ガスやPM2.5はアジュバント物質といわれ、これが花粉に付着することでアレルギー症状をより悪化させています。
花粉を飛散させる植物だけでなく、排気ガスの抑制などの環境問題も考えさせられるような内容ですね。
花粉の飛散量は前年の気候によって変わる

花粉症に苦しんでいる人の中には、前年と症状の重さが違うと感じる人もいるかもしれません。
そんな症状を引き起こす花粉の飛散量の違いは、前年の気候が影響しているといわれています。
スギを例として挙げると、花粉を飛ばす雄花の花芽が夏に作られるので、夏の気温が高く、日照時間が長いほどに飛散量が多くなるという仕組みですね。
夏の気温がどのような感じだったのかを思い出しつつ、花粉症の対策をどれだけ厳重にするかを考えていくのがオススメですよ。