バスドラムは見た目が大事!ヘッドの比較と交換方法
今回はドラムセットのバスドラムのヘッドを交換した経緯を説明したいと思います。
ドラムセットやプライベートスタジオお持ちの方にとってぜひ参考になれば幸いでございます。
ドラムの消耗品って
これはさまざまな方の考え方によるので一概には言えないんですが、僕は以下のように分類しています。
あとなんかあったっけ……あるかもしれませんがこんな感じにしといてください。
だので、私にとって消耗品は
- ドラムヘッド
- スティック
- スナッピー
のおもに3点です。
スティックについては昔こんな
独断!
AO.的選び方はH.K.L.の3つ!
主観記事も書きました。
今回は、ヘッドです。
ヘッドでもとても奥が深いんですが、今回は必要になったバスドラのヘッドです。
バスドラのヘッドの重要な選定ポイント
これはね、もう2つしかないんです。
- 見た目
- 音
この2つです。
まあ、後者は当たり前で、これが多彩であるがゆえにたくさんのラインナップが各社販売されているんですが、ことバスドラに限っては、見た目が大事なんです。
↑うちのスタジオです。
↑うちのバスドラです。
そう、ロゴが入ってるんですよね。
バスドラってロゴ入ってて欲しいんですよね。
ロゴなしってなんかイメージわかなくて。
かといって、なんか独自のオリジナリティあふれるデザインとかにしてもいいかもしれないんですけどそれもしっくりこなくて。
「バスドラのヘッドロゴがそのドラムセットのなんたるかを説明してる」
そう思うわけです。
なんでバスドラのヘッドの見た目ってめちゃくちゃ大事なんです。
SONORって書いてて欲しいんです。
僕。
ってことで
見た目の選定
もちろんSONORと書いてあるヘッドを探してみます。
うんうん。
これ、買った時についてたやつかな。
REMOからのOEM供給で中身はパワーストローク3ですね。
うん〜、いいんですけどね。
いいんですけどもう少し洒落込みというか。
憧れたベニーグレブのセットってファイバースキンだったのになぁとおもって。
こうなったら、ファイバースキンのSONORヘッド作りますか。
つくるってもシール貼るだけなんでなんも作った感はありませんが。
シールはこういうのが売っています。
こいつらをヘッドに貼ればいいんです。
ステッカーで見た目が決められるならあとは音に重視できます。
でも今回はファイバースキンの見た目がいいのでファイバースキンを見た目に当てます。
これにSONORって書いてんのがやっぱりかっこいいわけですよ。
音も大事なんですが「かっこいい」ことが一番大事です。
はい。
音の選定
これまで「見た目により」非打面側のヘッドは決まりました。
(こっちをボトムってのかな・・呼び方知らん)
さて次は音を考えた打面側です。
この打面側なんですが上記のすでに決定済のヘッドという前提制約条件を見た目を優先してつけたため欲しい音を出すためにはこれは綿密に考えなければなりません。
これを考える時に、以下のページが非常に参考になります。
REMO Snare Drum:REMO Sanre Control Coated|パール楽器製造株式会社

http://www.pearlgakki.com/remo/soundguide.php
※pearl楽器ホームページより2016/8/11時点での情報を引用
これは、すばらしいですよね。
4象限に分かれた音像の表と裏のセッティングなんで、掛け算的にある程度欲しい音が予測できます。
僕の今回欲しい音は
- 20インチのプチ小径ドラムだけど22インチに負けないくらい低音は欲しい
- ロックなバンドもやってるのでロックでも対応できるミュート感も欲しい
- ヘッドに穴は開けたくない
- jazz fusionにも対応できるようロックすぎないオールラウンドがいい
- 打面もcoatedにチャレンジしたい
音の話からも少しずれたネタもありますが、おおむねこんな感じです。
ってなってくると必然的に
- パワーストローク3
- CS
- パワーストローク4
あたりがいいんじゃないかな、まぁ音像も7割は打面側なきがするし。
ってことで、パワーストローク3にしておきました。
到着、張り替え
またヘッドの張り替えってのはあらためて記事にしたいなと思っているんですが、僕のバスドラの張り替えは「ギリギリ鳴る程度の低テンション」でドスッとさせるのが基本です、穴開けないので。
ここからは早送りで!
旧ヘッドを剥がしたところです。
正直まだまだ使えそう。
もはや見た目変えてみたかっただけ……(打面側は変えたかったんですよ。
便乗ですね)
これが変えたかったファイバースキンSONOR。
小さめの一世代前のステッカーにしたので、小洒落た雰囲気も出てきましたね。
なかなかビシッと決まったんじゃないでしょうか。
(あ、打面側撮るの忘れた)
音はやっぱり思った通りかそれ以上くらいのサウンドになりました!
コーテッドだけどもしっかりロックもしてくれるドスバスになった反面、ペダルの踏み方でライトな音楽にも十分対応しそう、ちゃんとチューニングしていくともちろんジャズにも行けそう。
まとめ
サウンドは打面側がかなり決め手になりますね。
非打面側は「穴開けるか開けないか」は重要ですが、自由度が高く見た目を意識してもよい気がします。
スティックで両面たたいてみると全然音が違います。
このため、打面側に作りたい音中心のヘッドチョイスがいいと思われますね。
20インチで完全クローズドしかもコーテッドなヘッドですがロックもできそうです。
もちろんこれはヘッドだけでなくソナー自体のバスドラのドスッとした特徴の方が大きいですけどね。
それでは!
ライタープロフィール
ドラマー・音楽スタジオ運営
AO.
ポップスを中心とした多ジャンルのオリジナル、カバーバンドに複数在籍及び主宰するITエンジニアドラマー。
一児の父親。
好きなドラマーは沼澤尚、Benny Greb、Steve Gadd、Stanton Mooreなど(いろいろ……) 1995年頃からコピーバンドのドラマーとしてドラム活動を始め、これまで数々のバンド、セッションに参加。
趣味の領域を超えて長く深い音楽への思いが、憧れのプライベートスタジオを作ってしまう。
そしてその仲間内の利用だったプライベートスタジオをレンタル解放。
大阪北摂で細々と副業で営んでおります。
大衆利用のレンタルスタジオにはない、こだわりぬいた音楽空間でいろんな人とつながっていきたい。
ドラムの話のみならず、各種機材、バンド、作曲編曲、いろいろ関わっています。
現在ドラムレッスンを検討中。
ウェブサイト:http://aostapp.wixsite.com/aostapp
ブログ:http://aostapp.hatenablog.com
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