平成を彩った偉大なアニソンたち
1990年代……。
ジャンプ黄金期に乗じて、アニメ界も大変な盛り上がりを見せていました。
そんなアニメブームを作った要因の1つにアニソンがあります。
平成初期のアニソンは現在のような売れているロックバンドが歌うというものは少なく、アニソンを専門としたミュージシャンたちによって歌われていました。
今回はそんな平成のアニソンのなかでも、特に人気を集めた作品をピックアップ!
老若男女を問わず、誰でも一度は耳にしたことがある有名な楽曲ばかりですので、ぜひチェックしてみてください!
平成を彩った偉大なアニソンたち(1〜10)
紅蓮の弓矢Linked Horizon

ジャンプ黄金期が終わり、日本の漫画業界というのは、長らくキレイごとだけを描いた幼児的な作品が主流でした。
そんな流れに待ったをかけた衝撃の作品が、『進撃の巨人』です。
マガジンの看板作品で、アニメとしてもとてつもない人気を集めました。
テーマソングであるこちらの『紅蓮の弓矢』は、『進撃の巨人』のお約束のないリアイベにあふれた世界観をうまく表現しています。
オープニングが伏線になっているのも、この楽曲が注目された大きな要因の1つかもしれませんね。
おどるポンポコリンNEW!B.B.クィーンズ

1990年にリリースされ、一大ブームを巻き起こしたB.B.クイーンズのデビュー曲です。
アニメ『ちびまる子ちゃん』のエンディングテーマとして日本中の家庭に流れ、子どもから大人まで誰もが歌って踊れる国民的ヒットソングとなりました。
作詞を原作者のさくらももこさんが手がけたことでも話題になりましたよね。
実はこのグループ、ビーイングが企画した実力派ぞろいの覆面ユニットで、近藤房之助さんや坪倉唯子さんらの卓越した演奏が、この底抜けに明るいサウンドを支えています。
摩訶不思議なフレーズは、一度聴いたら頭から離れません。
イントロを聴けば、あの頃のワクワクした気持ちがよみがえる、まさに時代を象徴する1曲です。
CHA-LA HEAD-CHA-LA影山ヒロノブ

日本が世界にほこる偉大な作品『ドラゴンボールZ』。
瞬間的な人気は他のアニメとは比べ物にならないほどで、フランスでは当時、80%の視聴率を記録しています。
そんな『ドラゴンボールZ』のテーマソングといえば、やはりこちらの『CHA-LA HEAD-CHA-LA』が最もポピュラーですよね。
昭和のイメージを持っている方も多いかもしれませんが、アニメ自体は平成でこの楽曲も平成1年にリリースされています。
影山ヒロノブさんによるエネルギッシュなボーカルは、どの時代でも通用する力を持っていますね。
めざせポケモンマスター松本梨香

ゲーム作品としてはもちろんのこと、アニメとしても人気を集めた作品『ポケットモンスター』。
平成を育った人であれば、誰でも5つのポケモンを言えるくらい、とてつもない人気をほこっていました。
最近は主人公のサトシが引退するということで、大きな話題を集めていましたね。
そんな『ポケットモンスター』のテーマソングといえば、やはりこちらの『めざせポケモンマスター』でしょう。
サトシの声優を務めている松本梨香さんが歌っているのですが、歌唱力が高いためなんの違和感も感じさせません。
サトシが歌っているようにしか聞こえないのは、松本梨香さんの天性の才能と言えるでしょう。
世界が終るまでは…WANDS

昔のアニメはアニソンシンガーが歌うというのが一般的でした。
それを砕いたアニメといえば、やはり『SLAM DUNK』ではないでしょうか?
このアニメは当時、日本で大人気だったバンド、WANDSがテーマソングを担当したことで大きな注目を集めました。
現在ではアニメの雰囲気にそぐわない楽曲も多いのですが、WANDSの場合は『SLAM DUNK』の世界観をしっかりと楽曲に落とし込んでいるのがすごい部分ですよね。
『世界が終るまでは…』はなかでも特に人気を集めた楽曲です。
音楽としてもアニソンとしてもすばらしい作品ですので、ぜひチェックしてみてください。
謎小松未歩

現在でもいまだに根強い人気をほこる作品『名探偵コナン』。
言わずとしれた週刊少年サンデーの看板作品ですね。
アニメとしても大きな成功を収めており、毎回、公開される映画は必ず話題を集めています。
そんな『名探偵コナン』のテーマソングといえば、いくつもの候補が上がると思います。
いろいろあって選びきれないのですが、今回は1期からこちらの『謎』を紹介したいと思います。
サビのメロディーが強烈に覚えている方も多いのではないでしょうか?
リライトASIAN KUNG-FU GENERATION

2003年から2004年に放送されたアニメ『鋼の錬金術師』のオープニングテーマに起用された楽曲です。
2009年より放送された『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』と区別するために本作は無印版ともよばれ、作品を象徴する楽曲として語り継がれています。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONを代表する曲でもあり、力を奮い立たせるような勢いのあるバンドサウンドが大きな魅力ですね。
アクションを思わせるような激しさ、目の前の困難を打ち払うような空気感が、作品の内容ともマッチしていたように感じられます。