「会いたかった」「Real Face」「硝子の少年」―― 国民的アイドルたちの原点となる楽曲との出会いは、鮮やかな記憶として心に刻まれています。
AKB48、KAT-TUN、KinKi Kidsなど、数々のグループが魅せた特別な瞬間。
メジャーデビューという大きな夢への第一歩を踏み出した彼らの表情は、今でも輝きを失っていません。
チャート1位を記録した作品から、ロングセラーとなった思い出の一曲まで。
アイドルたちの限りない可能性が詰まったデビュー曲の数々をご紹介します。
懐かしの国民的アイドルのデビュー曲。あの感動をもう一度(1〜10)
行くぜっ! 怪盗少女ももいろクローバーZ

怪盗をテーマに掲げたコンセプチュアルな作品で、ファンのハートを奪うという可愛らしいストーリーが展開されます。
ももいろクローバーZの魅力が存分に詰まったメジャーデビュー作品です。
前山田健一さんが手掛けた本作は、アニメ映画『ルパン三世 カリオストロの城』から着想を得た世界観と、イ短調から変ホ短調へと大胆に転調する音楽構成が見事にマッチしています。
2010年5月のリリース後、TBS系『ランク王国』のオープニングテーマに起用され、注目を集めました。
振付には百田夏菜子さんが考案した「エビぞりジャンプ」が組み込まれ、ライブパフォーマンスの見どころとなっています。
元気いっぱいのアイドルソングを求める音楽ファンにピッタリの一曲です。
Gifted.BE:FIRST

誇りと自信に満ちた力強い宣言から始まるデビューシングルは、誰もが持つ無限の可能性を高らかに歌い上げます。
荘厳な雰囲気をまとった行進曲調のイントロと重低音が印象的なサウンドは、SKY-HIさんが紡ぎ出した歌詞と見事に調和し、才能を磨く努力の大切さと、それを支える周囲への感謝の思いを力強く表現しています。
2021年11月のリリース以来、Billboard JAPAN総合ソングチャートで初登場1位を獲得し、国内外で40の音楽チャートの頂点に輝いた本作は、BE:FIRSTの代表曲として今なお多くのリスナーの心をつかんでいます。
挑戦を恐れず、限りない可能性を信じる全ての人に聴いてほしい一曲です。
無限大(INFINITY)JO1

EDMとトラップの要素を融合させた力強いビートが印象的な1曲。
夢をつかむために限界を超えて挑戦し続けるという熱いメッセージが込められています。
JO1にとって記念すべきデビュー作品であり、2020年3月のリリース直後からオリコンデイリー週間シングルランキングで1位を獲得。
驚異的な32万枚超の初週売上を記録し、デビューシングルで30万枚を超えた史上7組目のアーティストとなりました。
本作は、テレビ朝日系『そんなコト考えた事なかったクイズ!トリニクって何の肉!?』のエンディングテーマなど、複数の番組タイアップを獲得。
夢に向かって頑張る人の背中を優しく押してくれる、エネルギッシュな応援ソングとして心に響きます。
サイレントマジョリティー欅坂46

欅坂46のデビューシングルとして2016年に発売されました。
楽曲のセンターポジションは平手友梨奈さんが務めており、ファッションレンタルアプリ『mechakari』のCMソングに起用されました。
これまでのアイドルとは異なる明確な意思の強さを感じる楽曲で、オリコン週間シングルチャートでは1位を獲得しました。
Can’t Stop!!-LOVING-SMAP

若者の純粋な願いと夢をまっすぐに歌い上げた、SMAPのデビュー作品。
希望に満ちた爽やかなメロディーと優しい歌声が印象的な本作は、青春のきらめきと可能性を優しく包み込んでいます。
1991年9月に発売され、オリコン週間シングルランキングで見事2位を獲得。
同年12月には『第42回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たし、グループの飛躍への第一歩となりました。
『ビートたけしのTVタックル』のエンディングテーマにも起用され、幅広い世代に愛されました。
新たな一歩を踏み出そうとする方や、純粋な気持ちを大切にしたい方にオススメの一曲です。
スローモーション中森明菜

浜辺で出会った人への恋心を優しく包み込むような、まろやかなメロディーと透明感のある歌声が印象的なデビュー作。
中森明菜さんの16歳という若さとは思えない表現力で、運命的な出会いの瞬間を美しく描き出しています。
1982年5月にリリースされ、アルバム『プロローグ〈序幕〉』にも収録。
オリコン週間シングルチャートでは初登場58位を記録し、人々の心を静かに捉えていきました。
砂浜を歩く男性の姿に心奪われる少女の純粋な思いを、爽やかな潮風のように清々しく歌い上げています。
誰もが経験する恋の予感を、まるで映画のワンシーンのように描いた本作は、穏やかな春の午後に聴きたい一曲です。
会いたかったAKB48
AKB48のメジャーデビューシングルとして2006年に発売されました。
楽曲のセンターポジションは前田敦子さんが務めており、TBS『ランク王国』テーマソング、MBSテレビ『ベリータ』エンディングテーマなどのタイアップが付きました。
オリコン週間シングルチャートで最高順位12位を記録し、その後60週チャートインするロングセラー作品となりました。