【和】日本で古くから親しまれている楽器まとめ
世界中に、本当に数多く存在している「楽器」というものですが、国や地域別でフォーカスしてみると意外に知らない楽器が存在している、なんてことも。
また逆に、調べていくうち「これってあの国発祥だったの?」という発見、驚きが待っていたり。
今回この記事では、日本で古くから親しまれている「和楽器たち」をご紹介していこうと思います。
「楽器演奏ができるようになりたい」など、新しい趣味をお探しの方にもオススメな内容です!
【和】日本で古くから親しまれている楽器まとめ(11〜20)
法螺貝

戦国時代に合戦の合図や士気を上げるのに用いられていた楽器が法螺貝です。
時代劇で見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
法螺貝は巻貝の一種で、日本や中国、東南アジアなどで貝殻を楽器として用いるようになったそうです。
音を出すには少々コツが必要ですが、人とは違う楽器を演奏してみたい方にはオススメですよ!
法螺貝が使用されるお祭りが全国各地にあるので、調べて見に行ってみるのも楽しいかもしれませんよ!
三線

沖縄や奄美地方でよく歌われる島唄や民謡で用いられている楽器と言えば三線ですよね!
もともとは中国福建省で誕生した弦楽器の「三弦」が発祥とも言われています。
3本の弦とニシキヘビの皮を胴の部分に張っているのが特徴で、ヘビの柄がかっこいいです!
1990年代には沖縄がブームになり、THE BOOMの『島唄』で三線を知った方も多いのではないでしょうか。
バチや人差し指の爪で弾いたり、奏法も自分好みにアレンジできる楽器でもあります。
趣味を探している方はぜひチェックしてみてくださいね。
三板

沖縄民謡の際の踊りであるカチャーシーを盛り上げてくれる和楽器が三板です。
3枚の板の上部をひもでつないであるシンプルな楽器です。
沖縄民謡で有名な喜納昌永さんが、中国で親しまれていた似た楽器を手本にして発明したそうですよ!
板の間に左手の人差し指、中指、薬指を差しこんだ状態で右手と親指で板をたたくように音を出します。
シンプルながらさまざまな鳴らし方があり奥の深い楽器でもあるので、ぜひ気になった方はトライしてみませんか。
胡弓

胡弓は日本発祥の楽器で、バイオリンのように弓を用いて演奏するのが特徴です。
似ている楽器に二胡がありますが、こちらは中国が発祥と言われています。
弦は3本あり、三味線を小型にしたような見た目をしています。
音色にもバイオリンに似た雰囲気がありますが、聴けばどこかオリエンタルな響きがあるのがわかるはず。
胡弓は民謡でも用いられているので、民謡に興味のある方や人とは違った楽器を習ってみたい、という方にオススメですよ。
鉦鼓

雅楽で使われる独特な形をした打楽器が鉦鼓。
儀式や法要、舞楽などに用いられ、オーケストラでいうシンバルのような役割を果たす楽器です。
左右にある2本の細長いバチを用いて音を出します。
その独特の音色は1度聴いただけでも耳に残るような、かなりのインパクトがありますよ!
お寺などでも使われているので、そちらで音色を聴いたことがある、という人もいらっしゃるかもしれませんね。
気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
鳴子

よさこい踊りなどで手にもっているのを見たことはありませんか?
鳴子は木の板に竹や木片を付けて音を出す打楽器で、もともとは鳥を追い払う農具だったそうです。
楽器としては高知県のよさこい祭りで使われているのが有名ですよね!
民芸品として販売されていることも多いので、簡単に手に入り、気軽に始められる楽器です。
お祭りに興味がある方や打楽器にトライしてみたいという方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
本場のよさこい祭り、熱気がすごいんですよ!
おわりに
日本国内だけを見ても、地域によって親しまれている楽器が違う場合があります。
そういうのって、調べるだけでもけっこうおもしろいですよね。
興味が出た楽器、ぜひとも演奏してみてください。
新しい自分に出会えるかもしれませんよ。