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【初心者向け】日本のテクノの名盤。一度は聴きたい代表的なアルバムまとめ

クラブミュージックの代表格として、時代を超えて愛され続けているテクノミュージック。

80年代後半から90年代にかけて、日本でも独自の進化を遂げ、世界が注目する音楽シーンを築き上げてきました。

東京を中心に広がったテクノカルチャーは、クラブやレイブパーティーを通じて若者たちの心を掴み、やがて独自の音楽性と世界観を持つ日本発のテクノサウンドを生み出していきました。

本記事では、日本のテクノシーンを彩った歴史的な名盤の数々をご紹介します。

時代を切り開いた革新的なサウンドの数々を、ぜひご体感ください。

【初心者向け】日本のテクノの名盤。一度は聴きたい代表的なアルバムまとめ(1〜10)

Special Life

Release Your BodyKAITO

ドイツの名門レーベルから世界に衝撃を与えた、Kaitoさんのデビュー作『Special Life』。

きらめくシンセの旋律と、深く沈み込むようなビートが織りなすサウンドは、まるで壮大な映画のワンシーンのよう!

テクノミュージックでありながら、どこか懐かしく切ないメロディが心に深く染み渡ります。

歌詞のないインストゥルメンタルだからこそ、聴く人それぞれの「特別な物語」が心の中に鮮やかに立ち上がるはず。

静かな夜、一人でじっくりと音の宇宙に身を委ねたい、そんな気分の日にぴったりの名盤です。

BERLIN TRAX

Polynasia石野卓球

Takkyu Ishino – Polynasia 【PV】
Polynasia石野卓球

電気グルーヴでの活躍でも知られる石野卓球さんですが、そのソロ活動を語る上で欠かせないのが、テクノの本場ベルリンで録音された名盤『BERLIN TRAX』です。

フロアでの実用性を追求した本作は、硬質でストイックな四つ打ちサウンドがとにかくかっこいい!

歌詞のないインストゥルメンタルでありながら、反復されるビートと緻密に重ねられた電子音は、まるで深夜の都会の喧騒や、薄暗いフロアの張り詰めた空気感そのものを描いているかのようです。

アルバムを通して聴くことで、ベルリンのクラブで夜が更けていくような時間の流れを体感できるはず!

音だけでこれほど鮮やかな情景を思い起こさせる手腕には、思わずうなってしまいますよね。

Seven Years

Let Me Burn Your BookAkiko Kiyama

世界的なDJからも支持されるAkiko Kiyamaさんのデビューアルバム『Seven Years』。

ベルリンでの7年間にわたる音楽的探求が結晶となった、記念碑的な作品です。

ミニマルテクノと聞くと「少し難しいかも」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このアルバムは静かで美しいアンビエントな響きが大きな魅力で、夜の静寂とも相性抜群!

ポイントは、コンピューターのグリッドに頼らず生み出される、有機的で揺らぎのあるサウンド。

静かな部屋でじっくり耳を傾けることで、音の粒子が空間を漂うような、唯一無二の世界観を十分に楽しめるでしょう。

【初心者向け】日本のテクノの名盤。一度は聴きたい代表的なアルバムまとめ(11〜20)

ZEN

禅 ZenEBI

横田進さんの変名プロジェクトEbiが1994年に発表した『ZEN』。

ドイツのレーベルからリリースされ、世界中の電子音楽ファンを魅了したアルバムです。

この作品のすごさは、心を静めるアンビエントな響きの中に、アシッド・テクノ特有のうねるサウンドが溶け込んでいる点!

「禅」や「宙」といった漢字一文字の曲名が、聴く人を東洋的な精神世界へと誘います。

目を閉じて音に身を委ねれば、まるで精神が広大な宇宙を旅しているような、不思議で心地よい浮遊感を味わえるはず。

テクノの持つ奥深い瞑想的な側面に、きっと誰もが引き込まれてしまうでしょう。

Dream And Hope

Nerve PickingCOM.A

COM.A – Nerve Picking (from “Dream And Hope”)
Nerve PickingCOM.A

日本のブレイクコアシーンを牽引したCOM.Aさんが2001年に発表した1stアルバム『Dream And Hope』。

ノイジーで荒削りなビートの洪水と、不意に現れる美しいメロディが目まぐるしく交錯していくのがこの作品の大きな特徴です。

夢や希望、そして妄想や悪意までをごちゃ混ぜにしたサウンドは、まさに予測不可能なジェットコースターのよう!

この激しさとポップさのギャップのとりこになる人続出の中毒性の高い一枚です。

タイトルとは裏腹の混沌とした世界観は、聴くたびに新しい発見があり、脳を直接揺さぶるような音の渦を存分に楽しめるでしょう。

Sign

Sign竹村延和

Nobukazu Takemura – Sign (Official Music Video)
Sign竹村延和

日本のエレクトロニカシーンを代表する竹村延和さんが2001年に発表した『Sign』は、アヴァンギャルドとポップさが絶妙に融合した、エレクトロニカ史上に輝く名盤です。

映像作家と共同で制作された本作は、細かく刻まれたビートと無数の電子音が、まるで音の万華鏡のようにキラキラと展開されていきます。

歌詞はありませんが、「兆候」を意味するタイトルや収録曲からは、新しい世界への旅立ちを描く物語が感じられます。

実験的でありながらどこか懐かしいメロディを丁寧に紡いでいくことで、竹村さんならではの唯一無二のサウンドを存分に楽しめるでしょう。

Ship-Scope

The Red LineShinichi Atobe

長らく消息不明とされ、その存在が都市伝説にまでなったShinichi Atobeさんのデビュー作。

ベルリンの伝説的レーベルからリリースされた、まさに奇跡のような一枚です!

深く響き渡るビートに、夢の中を漂うような耽美でロマンチックなメロディーが溶け合うサウンドは、唯一無二の世界観。

言葉はありませんが、静かな海の底や夜の街を旅しているかのような、不思議な浮遊感と安らぎを覚えるはずです。

テクノと聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、この温かい音の世界に身を委ねれば、きっとあなたの心を優しく包み込んでくれるでしょう。