攻撃的ダンスミュージック。ハードコアテクノの名曲
テクノに特化した野外フェスティバルや超大型屋内イベントの流行により、近年よりハードなタッチのテクノがシーンのなかで増えてきていると思います。
この記事ではルーツに迫り、ハードテクノの歴史をさかのぼりながら、時代を作り上げてきたハードコアテクノの名曲を紹介していきたいと思います。
ハードコアテクノの定義は大きく2つ「暴力的な高速なテンポ」と「主張の強い重たいビート」。
これも時代とともに少しずつ変化を遂げていますが、サウンドのルーツはそこにあります。
ロッテルダム、ニューヨーク、ニューキャッスルなどで1990年に誕生した新たなダンスミュージックで未だに世界中で根強いフォロワーを持ちます。
では紹介していきますね!
攻撃的ダンスミュージック。ハードコアテクノの名曲(1〜10)
Jumping All Over The WorldScooter

1993年にドイツのハンブルグで結成された、ユーロダンス・グループのScooter。
彼らはこれまでに3000万枚以上のレコードを売り上げ、80以上のゴールドとプラチナ認定のトラックをリリースしています。
このトラックは2008年にシングル・リリースされ、ヨーロッパ各国でヒットしました。
AlpotoFKY

とにかく激しいトラック。
キックの連打、音階のないノイズや声、色々な角度から刺さってくるハット、かなりコアなハードテクノだと思います。
とにかく今すぐにテンションを上げたい人や、アイディアが思い浮かばずに悩んでいる人におすすめです。
起爆剤となることは間違いないでしょう。
We Have ArrivedMescalinum United

Mescalinum Unitedはテクノが盛んな国、ドイツのDJ。
『We Have Arrived』は2017年にリマスターされており、破壊的なキックと悲鳴のようなノイズサウンドが魅力です。
ガツンとテンションを上げたい時、気合いを入れたい時に聴きたくなるトラック。
ハードテクノを聴いたことがない人にもおすすめです。
SupernaturalTommyknocker feat. The Wishmaster

Tommyknockerの名で1995年から活動する、イタリアのハードコア・プロデューサーでDJのTommaso Marraによるトラック。
The Wishmasterをフィーチャーして、Traxtorm Recordsから2012年にシングル・リリースされました。
We Have ArrivedAphex Twin

鳴っている全ての音がノイジーで破天荒なんですが、それでいて1つのグルーヴに収まっているところがすごいです。
凝りに凝ったサウンドは聴けば聴くほど病みつきになります。
1度ハマってしまったらなかなか抜けられそうにない中毒性があります。
ハードテクノの世界にどっぷり入りたい人におすすめです。
Fonction RadicaleMetek Sound System

最初のカントリーチックな始まり方では、誰もハードテクノだなんて思わないですよね。
そこから誰も聴いたことのないような複雑なビートが入り、徐々にテクノに変化していきます。
所々に入ってくる声もミステリアス。
こんなに複雑なリズムと音を1つのグルーヴにまとめられるなんて、もはや超人を通り越して宇宙人。
Dominator (Joey Beltram Remix)Human Resource

ハードテクノは4つ打ちだけではなく、こういったシェイクビートのものもあります。
4つ打ちとはまったく違ったグルーヴで、自由なスタイルで踊ることができます。
ジョイ・ベルトラムの圧巻のRemixにも注目。
ドイツやデトロイトのテクノを知っている彼だからこそ出せるグルーヴがあるんだと思います。