RAG MusicWorld Music
素敵な世界の音楽
search

ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場

現代音楽を語る上で外せないジャンルの1つ、ミニマルミュージック。

名前を聞いたことがあっても定義まではよく分からないといった方も多いのではないでしょうか?

ミニマルミュージックの定義は意外にもシンプルで、主に同じような旋律をひたすらに反復することを意味します。

雰囲気としては基本的にアンビエントミュージックに近い感じですね。

今回はそんなミニマルミュージックの名曲をセレクトしました。

マイナーな作品も登場するので、すでにミニマルミュージックが好きな方もぜひチェックしてみてください。

ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場

Icebreaker Trance Part 4Michael Gordon

Icebreaker Trance Part 4 by Michael Gordon – short version
Icebreaker Trance Part 4Michael Gordon

アメリカの作曲家、マイケル・ゴードンさんの『Icebreaker Trance Part 4』は同じような旋律を反復しながらも、後半にかけて徐々に盛り上がる構成が印象的な楽曲です。

パーカッションなども加わるエネルギッシュなサウンドは、ミニマムミュージックやアンビエントミュージックと言えば静かな音楽、という印象を持つ人にとっては意外なものかもしれません。

ロックやポップミュージックが好きな人にも親しみやすい音楽と言えるでしょう!

andataRyuichi Sakamoto

YMOとして1980年代に絶大な人気を集めた作曲家、坂本龍一さん。

日本人なら誰もが知っているアーティストですが、彼がミニマルミュージックのシーンで世界的に高い評価を集めていることを知っている方は少ないと思います。

こちらの『andata』は、そんな彼のミニマルミュージックを味わえる作品です。

キーボードによる同じ旋律と徐々に激しくなるノイズの音が、絶妙な物悲しさを演出しています。

ぜひチェックしてみてください。

Anthracite FieldsJulia Wolfe

同じ旋律を長い時間をかけて繰り返すという特徴を持っているミニマル・ミュージック。

そういった特徴は楽曲の世界観を作り上げるのに相性がよく、いわゆる世間一般で言われるような「雰囲気のある曲」が多い印象です。

こちらの『Anthracite Fields』は世界観がしっかりと表現されたミニマル・ミュージックの1つで、タイトルの「無煙炭の田畑」という表現にぴったりな曲調に仕上げられています。

ぜひチェックしてみてください。

Infra 1Max Richter

モールス信号のような静かな音色から始まる『Infra 1』は、ドイツ生まれのイギリスのミュージシャン、マックス・リヒターさんが作曲しました。

同じような旋律を繰り返しながらも、映画のワンシーンのような情緒的な世界観が広がる楽曲です。

ちなみに、マックス・リヒターさんの楽曲は、レオナルド・ディカプリオさん主演の映画『シャッター・アイランド』やドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』など、いくつもの映像作品で使用されていますよ。

The Little Match Girl PassionDavid Lang

The Little Match Girl Passion (Version for 4 Voices, Percussion & Choir) : Come, daughter
The Little Match Girl PassionDavid Lang

ミニマル・ミュージックというと誰もがインストゥルメンタルの作品をイメージするのではないでしょうか?

確かに基本はインストゥルメンタルのジャンルなのですが、中にはボーカルを主体としたミニマル・ミュージックが存在します。

その中でも特にオススメしたい作品が、こちらの『The Little Match Girl Passion』。

讃美歌とミニマル・ミュージックをミックスさせた作品で、重厚なメロディーでありながらリラックスできる雰囲気も感じさせてくれます。