ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場
現代音楽を語る上で外せないジャンルの1つ、ミニマルミュージック。
名前を聞いたことがあっても定義まではよく分からないといった方も多いのではないでしょうか?
ミニマルミュージックの定義は意外にもシンプルで、主に同じような旋律をひたすらに反復することを意味します。
雰囲気としては基本的にアンビエントミュージックに近い感じですね。
今回はそんなミニマルミュージックの名曲をセレクトしました。
マイナーな作品も登場するので、すでにミニマルミュージックが好きな方もぜひチェックしてみてください。
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ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場(1〜10)
Infra 1Max Richter

モールス信号のような静かな音色から始まる『Infra 1』は、ドイツ生まれのイギリスのミュージシャン、マックス・リヒターさんが作曲しました。
同じような旋律を繰り返しながらも、映画のワンシーンのような情緒的な世界観が広がる楽曲です。
ちなみに、マックス・リヒターさんの楽曲は、レオナルド・ディカプリオさん主演の映画『シャッター・アイランド』やドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』など、いくつもの映像作品で使用されていますよ。
The Little Match Girl PassionDavid Lang

ミニマル・ミュージックというと誰もがインストゥルメンタルの作品をイメージするのではないでしょうか?
確かに基本はインストゥルメンタルのジャンルなのですが、中にはボーカルを主体としたミニマル・ミュージックが存在します。
その中でも特にオススメしたい作品が、こちらの『The Little Match Girl Passion』。
讃美歌とミニマル・ミュージックをミックスさせた作品で、重厚なメロディーでありながらリラックスできる雰囲気も感じさせてくれます。
Anthracite FieldsJulia Wolfe

同じ旋律を長い時間をかけて繰り返すという特徴を持っているミニマル・ミュージック。
そういった特徴は楽曲の世界観を作り上げるのに相性がよく、いわゆる世間一般で言われるような「雰囲気のある曲」が多い印象です。
こちらの『Anthracite Fields』は世界観がしっかりと表現されたミニマル・ミュージックの1つで、タイトルの「無煙炭の田畑」という表現にぴったりな曲調に仕上げられています。
ぜひチェックしてみてください。
ミニマルミュージックの名曲|マイナーな作品も登場(11〜20)
In CTerry Riley

ミニマルミュージックの作曲家といえば、スティーヴ・ライヒさんのほかにテリー・ライリーさんを忘れてはいけません。
代表作『In C』は、その名の通りピアノでドの音をひたすら繰り返し演奏する、まさにミニマルミュージックのお手本のような楽曲です。
美術館で演奏されていてもまったくおかしくない「聴く現代アート」のようなこの作品は、単純なメロディの繰り返しなのに聴いていて退屈しません。
その秘訣は、それぞれの楽器が持つ構造的な特徴と、演奏者によってほんの少しずつ異なる微細なタッチの違いです。
The Side of Man and WomankindTony Conrad

『The Side of Man and Womankind』は、アメリカの作曲家、トニー・コンラッドさんとドイツのクラウトロック・バンド、ファウストが共同で制作した楽曲です。
ミニマムミュージックだけでなく、音程が変化しない音が長く持続するドローンミュージックと呼ばれるジャンルの古典的名作として知られています。
メロディーだけでなくリズムにもほとんど変化がなく、ひたすら同じようなサウンドの反復ですが、日本の雅楽にも近い神聖で儀式的な世界観が感じられる楽曲です。
Fearful SymmetriesJohn Adams

ミニマルミュージックを代表する作曲家の1人、ジョン・アダムズさん。
ややこしいことにミニマルミュージックにはジョン・アダムズという名前を持つ作曲家が3人も居るのですが、一般的にジョン・アダムズといえば、こちらの『Fearful Symmetries』をリリースしているジョン・クーリッジ・アダムズさんを指します。
この曲はミニマルミュージックの王道と呼べる作品で、冒険に出かける前のワクワクした雰囲気を感じさせる名曲です。
Diffractions 1Mark Fell

ミニマルミュージックは同じ旋律を繰り返すため癒やし系のサウンドにかたよる傾向にあります。
そういった曲も十分に魅力的なのですが、ミニマルミュージックを深く掘り下げた方にとっては刺激が足りないこともあると思います。
そんな方にオススメしたい作品が、こちらの『Diffractions 1』。
和風なテイストに仕上げられた作品でミニマルミュージックの特徴である繰り返しが使われているのですが、複雑な曲調にまとめられているため、毎回変化を感じるんですよね。
個性的なミニマルミュージックが好きな方は必聴です。





