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MORって何?聴きやすく心地よい音楽ジャンルの魅力

音楽シーンで注目を集めているMOR(ミドル・オブ・ザ・ロード)は、親しみやすいメロディと洗練された音楽性を兼ね備えた魅力的なジャンルです。

大衆性と芸術性のバランスが絶妙で、幅広い層から支持を集めています。

最近では、MORの要素を取り入れた新しいアーティストも続々と登場し、現代的な解釈で音楽の可能性を広げています。

この記事では、MORの魅力や特徴、代表的な楽曲の音楽性について詳しく解説していきます!

MORって何?聴きやすく心地よい音楽ジャンルの魅力(1〜10)

Love is a many splendored thingMantovani

映画『慕情』の主題歌として1955年に制作され、アカデミー賞を受賞した名旋律を、マントヴァーニさん率いるオーケストラが演奏した1曲。

アルバム『Film Encores』にも収録され、ベスト盤でも定番として親しまれています。

本作では彼らの真骨頂である「カスケーディング・ストリングス」という手法が活かされており、豊かなストリングスが滝のように流れるように重なり合い、まるで大聖堂に響くような残響を生み出しているんです。

メロディはとてもロマンティックで流麗、映画の愛のテーマがオーケストラによって優雅に再構築されています。

ゆったりとしたテンポで展開される穏やかなサウンドは、リラックスしたいときや心を落ち着けたいときにぴったりですよ。

Theme From A Summer PlacePercy Faith

1950年代から60年代にかけて、ストリングスを効果的に用いた豊かなサウンドで大衆を魅了したパーシー・フェイスさん。

イージー・リスニングというジャンルを確立した先駆者として知られています。

1959年9月に録音されたこの映画のラヴテーマは、ゆったりとしたテンポで奏でられる夢見るようなメロディが印象的ですね。

ホーンとストリングスが織りなす洗練されたオーケストラサウンドは、夏の恋と青春の甘く儚い思い出を象徴しています。

1960年にはビルボードで9週連続1位を記録し、翌年にはグラミー賞を受賞しました。

心地よい音楽に包まれながら、穏やかなひとときを過ごしてみませんか?

YESTERDAYPaul Mauriat

クラシックとポップスの架け橋となり、世界中で愛されたフランスの指揮者・編曲家ポール・モーリアさん。

ビートルズの不朽の名曲を繊細なオーケストラアレンジで再構築した本作は、哀愁漂うメロディーラインを豊かなストリングスと優しいピアノの響きで包み込んでいます。

過ぎ去った日々への郷愁を美しい音色で表現したこの楽曲は、1972年のアルバム『ビートルズの世界/ポール・モーリア』に収録されており、日本でも高い人気を誇る作品です。

ゆったりとくつろぎたい休日の午後や、読書のお供にぴったりな1曲ですね。

耳に馴染む優しいサウンドが、心を穏やかにしてくれます。

MORって何?聴きやすく心地よい音楽ジャンルの魅力(11〜20)

Night SideHenry Mancini

1962年公開の映画『Hatari!』のサウンドトラックに収録されたこの楽曲は、ヘンリー・マンチーニさんが手がけたインストゥルメンタル作品です。

アフリカを舞台にした冒険映画のスコアでありながら、ジャズとラウンジミュージックが融合した都会的なムードが漂います。

金管楽器と木管楽器のアンサンブル、控えめなパーカッション、そしてメロウな旋律が織りなすサウンドは、まるで夜のカクテルバーにいるかのような心地よさ。

アフリカのサバンナの夜というロケーションと、洗練されたジャズサウンドという対照的な要素が見事に調和しており、リラックスした大人の時間を演出してくれます。

夜のドライブや、静かに過ごしたい週末の夜にぴったりの1曲ですよ。

Fly Me To The MoonMantovani

ステレオ録音の黎明期から、洗練されたオーケストラサウンドで世界中の音楽ファンを魅了してきたマントヴァーニさん。

彼が1964年にアルバム『The Incomparable Mantovani』で披露したこの演奏は、バート・ハワードさんが作曲したジャズスタンダードを、歌声を用いずオーケストラで再構築した作品です。

「カスケーディング・ストリングス」と呼ばれる、滝のように流れ落ちる弦楽アンサンブルが特徴的で、原曲が持つロマンティックな世界観を優雅に表現しています。

編曲家ロナルド・ビンジさんとの協働で生み出されたこのサウンドは、当時のオーディオ機器のデモ用としても活用されました。

リラックスしたい夜や、心地よいBGMがほしいときにおすすめの一曲です。

Warwick AvenueDaffy

60’sテイストがかったフレーズや切なくノスタルジックなサウンドも印象的ですが、パ ワフルともソウルフルとも違ったかすかに震えながらも芯の通った甘苦いニュアンス のある歌声と独特な存在感を放つ魅力的なシンガーです。

HeavenBryan Adams

Bryan Adams – Heaven (Official Music Video)
HeavenBryan Adams

80年代アメリカン・ロックのメイン・ストリームの軸となったアーティストといっても過言ではない。

一度聴けば耳から離れないこのメロディーは、この曲の最大の魅力になっています。

キザな甘い歌詞をハスキーな声で切なく歌う典型的なラブバラードですが、音の装飾(派手な音)をすることと音に色をつける共感覚の能力とは違います。

この楽曲だけドラム・ タッチに違和感がありますが、80年代のオーソドックスなロックサウンドの基準値を大きく底上げした絶妙のバランス感覚と高い技術を有するミックス・エンジニアのボブ・クリア マウンテンさんの右に出る者はいないことは紛れもない事実です。