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心を豊かにする孟子の名言!人生の指針となる言葉集

心を豊かにする孟子の名言!人生の指針となる言葉集
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紀元前4世紀の中国で活躍した思想家である孟子は、その深い洞察力と人間性への理解から、多くの名言を残しています。

「人の本質は善である」という性善説を唱え、人としての正しい生き方を説いた孟子の言葉には、現代を生きる私たちの心にも響くものがあるのではないでしょうか。

悩みや迷いを抱えたとき、また自分の進むべき道を見失いそうになったときに、この記事を思い出してください。

きっと心の支えとなってくれる言葉との出会いがありますよ。

心を豊かにする孟子の名言!人生の指針となる言葉集

尽く書を信ずれば、則ち書なきに如かず。孟子

尽く書を信ずれば、則ち書なきに如かず。孟子

書経に書かれていること全てを信じてしまうなら書経なんか無いほうが良い、という意味の名言「尽く書を信ずれば、則ち書なきに如かず」。

知り得た情報の全てを信用してしまうリスクについて語られた名言です。

特に現代のSNS社会においては、専門家が書いても一般人が書いても同じフォントで画面に表示されるため、何もかもが本当の情報であるかのような錯覚に陥りやすいのではないでしょうか。

玉石混交の情報の中から、自分の責任と判断で正しいものを選ぶ必要性を訴えた名言です。

憂患に生き、安楽に死す。孟子

【故事・ことわざ 憂患に生き安楽に死す】
憂患に生き、安楽に死す。孟子

生きるには心配や悩みが必要で、安穏な生活に浸っていたら破滅してしまう、という意味の名言「憂患に生き、安楽に死す」。

人は悩みや不安にぶつかるからこそ謙虚で慎重な考え方を学びますが、平穏に生きているとその学びを得るタイミングを失ってしまう、という事を教えてくれています。

一見逆なのではと感じてしまう言葉の中に、納得できる教えが含まれていますよね。

悩みや不安が芽生えた時、自分が成長するチャンスだと感じさせてくれる名言なのではないでしょうか。

人の学ばずして能くする所のものは、それ良能なり。慮らずして知る所のものは、それ良知なり。孟子

人の学ばずして能くする所のものは、それ良能なり。慮らずして知る所のものは、それ良知なり。孟子

教えられなくても善を行う力が良能で、考えなくても善を理解する力が良知だという意味の名言、「人の学ばずして能くする所のものは、それ良能なり 慮らずして知る所のものは、それ良知なり」。

良知良能とは、人が元々備えている道徳性を指した言葉です。

性善説を説いた孟子らしい言葉ですよね。

もちろん、生まれながらに持っている才能も活かさなければ無駄になってしまうこともあるため、常に努力を惜しまない心構えが大切です。

人の徳慧術知あるは、恒に疢疾に存す。孟子

人の徳慧術知あるは、恒に疢疾に存す。孟子

生きていくための知恵は逆境の中でこそ身につく、という意味の名言「人の徳慧術知あるは、恒に疢疾に存す」。

徳慧術知とは素晴らしい知恵や優れた知謀を指す言葉で、逆境こそが人間を成長させてくれると語った言葉です。

確かに、何も問題が起こることなく歩き続けてしまったら新たな発見はありませんし、いずれ大きな障害にぶつかった時に乗り越えるための気合いも良案も浮かばないかもしれませんよね。

ピンチはチャンスだという事を教えてくれる名言と言えるのではないでしょうか。

君子は終身の憂いあるも、一朝の患いなきなり。孟子

君子は終身の憂いあるも、一朝の患いなきなり。孟子

人格者は生涯の悩みはあっても、外部からの災いに一喜一憂しない、という意味の名言「君子は終身の憂いあるも、一朝の患いなきなり」。

「生涯の悩み」とは自分と歴史上の偉人を比べた時に未熟だと感じる心のことで、それに比べれば日々発生する小さな悩みなど取るに足らない、という意味になります。

確かに、大きな悩みの前では小さな悩みなど気にならないですよね。

同じように、大きな夢や目標があるならば小さいことに一喜一憂せず突き進め、と背中を押してくれる名言なのではないでしょうか。