【難易度低め】ラフマニノフのピアノ曲|挑戦しやすい作品を厳選!
ロシアの伝説的な作曲家兼ピアニストとして、大きな痕跡を残したセルゲイ・ラフマニノフ。
2mを超える巨体から奏でられるダイナミックな演奏はもちろん、ピアノ協奏曲をはじめとする壮大なスケールの作品たちは、時代を超えて多くの人々の心をとらえています。
そんなラフマニノフのピアノ曲は、基本難易度が高く、ピアノ初級者、中級者の方は手が出しにくいかもしれません。
しかし、本記事ではそんなラフマニノフの作品の中でも比較的難易度が低く、ピアノ初級者、中級者の方も挑戦しやすい作品をピックアップしてご紹介します!
タッチによる音色の変化や深い表現を求めると決して簡単とは言えないかもしれませんが、まずは1曲をとおして弾けるようになることでわかることや、弾けることの楽しさを感じられるかと思います。
ラフマニノフの作品に興味をお持ちの方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
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もくじ
- 【難易度低め】ラフマニノフのピアノ曲|挑戦しやすい作品を厳選!
- 10の前奏曲 Op.23 第4曲 ニ長調Sergei Rakhmaninov
- 6つの楽興の時 Op.16 第5番 変ニ長調Sergei Rakhmaninov
- 10の前奏曲 Op.23 第5曲 ト短調Sergei Rakhmaninov
- 幻想的小品集 Op.3 第2曲 前奏曲「鐘」Sergei Rachmaninov
- 10の前奏曲 Op.23 第10曲 変ト長調Sergei Rakhmaninov
- パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov
- 13の前奏曲 Op.32 第12番 嬰ト短調Sergei Rakhmaninov
- 幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)Sergei Rachmaninov
- 13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov
- ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov
- 6つの楽興の時 Op.16 第3番 ロ短調Sergei Rachmaninov
- サロン小品集 Op.10 第2曲 ワルツSergei Rachmaninov
- サロン小品集 Op.10 第3曲 舟歌Sergei Rachmaninov
- ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章Sergei Rachmaninov
- 絵画的練習曲「音の絵」Op.39 第2番 イ短調Sergei Rakhmaninov
- 10の前奏曲 Op.23 第1曲 嬰ヘ短調Sergei Rakhmaninov
- 絵画的練習曲「音の絵」Op.33 第1番 ヘ短調Sergei Rachmaninov
- 交響曲 第2番 ホ短調 Op.27 第3楽章Sergei Rachmaninov
- ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第2楽章Sergei Rachmaninov
- 13の前奏曲 Op.32 第11番 ロ長調Sergei Rachmaninov
- 幻想的小品集 Op.3 第4曲 道化師Sergei Rachmaninov
- サロン小品集 Op.10 第4曲 メロディSergei Rachmaninov
【難易度低め】ラフマニノフのピアノ曲|挑戦しやすい作品を厳選!(1〜20)
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏Sergei Rachmaninov

『パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43』は、ピアノ協奏曲の形で作曲された作品です。
超絶技巧を有することで「伝説のバイオリニスト」と称されているニコロ・パガニーニが作曲した『24のカプリース』の第24番の主題をもとに、24の変奏が繰り広げられます。
中でも第18変奏は、優美で魅力的な旋律と和声で多くの人を魅了している人気の高い1曲!
和音の中のメロディラインを意識的に響かせながら、穏やかにかつロマンティックに演奏しましょう。
13の前奏曲 Op.32 第12番 嬰ト短調Sergei Rakhmaninov

嬰ト短調で奏でられるこの前奏曲は、ラフマニノフの豊かな感情表現が存分に発揮された傑作です。
1910年に作曲された本作は、流れるようなメロディと深い和音が織りなす幻想的な世界観が魅力的。
まるで広大なロシアの風景を描くかのような、孤独と内省的な雰囲気が漂います。
ロマン派音楽の奥深さを感じられ、その美しさは聴く人の心に深く響きますね。
速いパッセージとともに繊細なタッチと感情表現が要求されるので、少し難易度は高いかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください!
幻想的小品集 Op.3 第1曲 悲歌(エレジー)Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが1892年に完成させた『幻想的小品集 Op.3』の1曲目に収録された『悲歌(エレジー)』。
曲集の中で最も「幻想的」という表現にふさわしい曲想で、緩やかなテンポで演奏されることが多い作品とされています。
そのため、テクニック面ではそれほど難易度は高くありませんが、音を並べるだけでは変化の乏しいつまらない演奏になってしまいます。
長く伸ばす音がどの音に向かっているのか、どの声部を響かせてどのように音量のバランスをとるのかなど、細かい部分に意識を向けられると、よりすてきな演奏に仕上がるでしょう。
13の前奏曲 Op.32 第5番 ト長調Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフが1910年に完成させた13曲からなる『13の前奏曲 Op.32』。
演奏活動で多忙を極める中、落ち着いたタイミングで短い期間で作曲された作品とされています。
『第5番 ト長調』は、長調でありながらどこか不安定さも感じさせる左手の伴奏の上に、穏やかなメロディが重なった繊細な1曲です。
長いトリルや細かく動くパッセージの音の粒をそろえ、にごりのないよう、音質にこだわって練習しましょう。
ヴォカリーズ Op.34-14Sergei Rachmaninov

もとはピアノ伴奏付きの歌詞のない歌曲として作曲された『ヴォカリーズ Op.34-14』。
セルゲイ・ラフマニノフ自身によって管弦楽版をはじめとするさまざまなアレンジで出版されており、ピアノ独奏曲としても非常に人気の高い作品として知られています。
多くの人の心をとらえる美しい旋律は、ピアノの音色との相性も抜群!
テクニックより表現力を求められる曲ですので、淡々と流れる和音の伴奏の上に、憂いを帯びたメロディを重ね、情感豊かに演奏しましょう。