タイトルがズバリ花火の楽曲や、花火がテーマの楽曲、歌詞に花火が登場する楽曲など、花火にまつわる曲ばかりを集めて、ランキング形式で紹介します。
日本の夏の風物詩を、人気アーティストが、どのように描くのかを聴き比べてみたら楽しいかもしれません。
人気の花火ソングランキング【2025】(1〜10)
打ち上げ花火フジファブリック1位

誰もが認めるような、普遍性のあるいい曲も多いフジファブリックですが、時にぶっ飛んだナンバーで驚がくさせてくれるのも魅力です。
この曲は完全に後者、もしこの曲でフジファブリックを知ったなら誤解を招きかねない危険な曲であり、しかしフジファブリックの裏面の魅力をめいっぱい詰め込んだ曲とも言えるでしょう。
意味や整合性でこの曲を捉えようとすると、おそらく理解出来ないでしょう。
妖しげな歌詞、怪しいフレーズ、唐突に現れるキメ、それらを「感じる」ことで本質が見えてくるのではないでしょうか。
ある種、肝試しのような曲です。
若者のすべてフジファブリック2位

故・志村正彦さんが存命時のフジファブリックが生んだ珠玉の名曲。
歌詞の文学性も高く評価される志村さん、この曲の歌詞も志村さんらしいヒューマニズムにあふれ、ストーリーはドラマティックに展開していきます。
淡々としたミドルテンポの曲調がベースとなる曲ですが、サビ前の印象的なフレーズやスライドギターによる間奏が次の展開を予感させます。
『若者のすべて』そう言い切るタイトルをつけることは、表現は自由であっても簡単なことではないはず。
しかし、この曲は『若者のすべて』というタイトルにふさわしいマスターピースです。
花火Jam93位

別れた恋人と見上げていた花火を思い出す、夏の切なさがぎゅっと詰まった失恋ナンバーです。
静岡県を拠点に活動している音楽ユニットJam9による楽曲で、2012年に配信シングルとしてリリースされました。
曲調自体はノリやすい、キャッチーな仕上がりなんですが、とにかく歌詞が心に来ます。
夏が来るたびに昔付き合っていた人のことを思ってしまう方、いらっしゃるのでは?
この曲があなたの隣にそっと寄り添ってくれるかもしれません。
あの夏の花火DREAMS COME TRUE4位

ドリカムことDREAMS COME TRUEが1992年にリリースして大ヒットとなったアルバム『The Swinging Star』に収録されたナンバーです。
動画のSENKOU-HANABI-VERSIONは、ピアノアレンジバージョンとしてベストアルバムに収録されました。
夏の夜に恋人と一緒に見た花火、そういう体験は多くの方が共有できるものと思いますが、何年か後に同じ恋人とまた同じように花火を見上げる体験をできる方は多くはないでしょう。
あなたも私も今は違う人と花火を見ている、だけど思い出す一緒に見た花火の記憶。
そこに多くの方が共感してしまう曲ではないでしょうか。
HANABIMr.Children5位

J-POP界のモンスターグループ、Mr.Childrenの33枚目となるシングル。
大ヒットとなった『コード・ブルー』シリーズの主題歌でもあり、楽曲とドラマがつながる方も多いと思います。
多くのヒット曲を放つMr.Childrenですが、屈指の人気を誇る曲の一つで、サビのフレーズがとても印象に残りますね。
『HANABI』というタイトルの曲ですが、歌詞の中に花火は一度しか出て来ず、しかも比喩としての表現です。
タイトルの意味を考えながら聴くと、また違った視点から曲の魅力が伝わる気がします。