【最後の花火】夏の終わりに聴きたいエモい曲【2025】
夏って気温が高いこともあって開放的な気分になる季節ですし、楽しいイベントごとも多い時期ですよね。
ですが、その反動もあって、夏の終わりってなんだかセンチメンタルな気持ちになったりしませんか?
この記事では、そんなちょっと感傷的な気持ちになりがちな、夏の終わりに聴きたいエモい曲を集めました。
この夏を振り返る曲、過去のひと夏の恋に思いを巡らせる曲、さらにはこの夏最後の花火を歌った曲もたくさんピックアップしました。
あなたの夏の思い出にリンクするような1曲を見つけてくださいね。
【最後の花火】夏の終わりに聴きたいエモい曲【2025】(1〜10)
線香花火井上苑子

シンガーソングライターとして若者を中心に人気を博している井上苑子さんが、まだ高校在学中に発表した楽曲がこちらの『線香花火』です。
SUPER BEAVERの柳沢亮太さんがプロデュースを手掛けた本作は、爽快なポップ・ロックサウンドが瑞々しい青春のきらめきを感じさせますよね。
とはいえ、そこに重なる井上苑子さんの透明感あふれる歌声が、楽しかった時間の後にふと訪れる寂しさや、消えゆくものへの愛おしさといった感傷的なムードを演出しています。
夏の終わりの、少しだけ涼しくなった夜風に吹かれながら聴くと、甘酸っぱい記憶が胸に込み上げてくるのではないでしょうか。
過ぎ去った季節を名残惜しむ心に、そっと寄り添ってくれるようなナンバーです。
SHINSEKAIよりano × 幾田りら

現代の音楽シーンを代表する才能、anoさんと幾田りらさんがタッグを組んだこちらの楽曲は、アニメ『デデデデ』の世界観を色濃く反映したナンバーとなっています。
驚くべきことに原作者の浅野いにおさん自らが作詞作曲を手がけており、anoさんのどこか危うさを感じさせる歌声と、幾田りらさんの澄み切った美声が織りなすハーモニーは、心をえぐるような切なさと未来への微かな希望を感じさせますよね。
夏の終わりに言及した歌詞もあり、非日常が始まる瞬間の混沌とした空気感を音にしたようなサウンドは、夏の終わり特有の感傷的な気分にも不思議とマッチしそうです。
過ぎ去った季節を思いながら、これから始まる新しい世界に思いを馳せる……そんな夜にじっくりと聴いて頂きたいですね。
夏暁WANIMA

エネルギッシュなライブで人気のWANIMAが、Netflixアニメ『GAMERA -Rebirth-』の主題歌として発表したのがこちらの『夏暁』です。
WANIMAらしい疾走感あふれるロックサウンドは健在なのですが、どこか夏の夜明け前のような切なさと、これから始まる一日への希望が混ざり合ったメロディが胸に響きますよね。
作品の世界観に寄り添いながら書かれたという、苦悩や葛藤を乗り越えて進む強さを感じさせるメッセージは、過ぎゆく夏への感傷的な気持ちを、新しい季節への活力に変えてくれるようです。
KENTAさんのエモーショナルな歌声も相まって、夏の終わりに聴けば、そっと背中を押してくれるようなナンバーだと言えそうです。
灰色と青 (+菅田将暉)米津玄師

米津玄師さんと菅田将暉さんという、現代を象徴する才能がタッグを組んだこちらの楽曲も、夏の終わりに聴きたい名曲ですよね。
直接的に夏をテーマにしているわけではないのですが、夏の終わりに在りし日の風景を思い出すことで始まるこの楽曲が持つどこかノスタルジックな雰囲気は、過ぎ去った日々を思うメランコリックな気分にぴたりと寄り添ってくれます。
かつて同じ夢を見た友人とのすれ違いを歌っているようで、二人のエモーショナルな歌声が相まって、どうしようもない切なさと郷愁を誘うナンバーだと言えそうです。
感傷的な夏の終わりの夜のBGMとして流したら、もう最高の気分を味わえることは間違いないですね。
サマータイムシンデレラ緑黄色社会

緑黄色社会が月9ドラマの主題歌として書き下ろした、きらびやかでどこか切ない名曲です。
イントロを聴くだけで目の前に海辺の風景が広がるようなサウンドと、夏の恋を「時間制限のある魔法」になぞらえたテーマ設定は、あまりにも感動的ですよね。
輝かしい夏のひとときが永遠ではないと告げているようなタイトルも含めて、その儚さがリスナーの感傷的な気分にばっちりハマりそうです。
制作にあたってメンバーが江ノ島を訪れたという背景を知ることで、楽曲の持つ切ない魅力がさらに際立ちます。
過ぎゆく夏を惜しむ夜に、この曲をBGMに思い出に浸るのも最高の気分を味わえることは間違いないですね。
君とParadisoセブンス・ベガ

東京発のシティロックシーンで注目を集めるセブンス・ベガが放つ、初の本格的なサマーアンセムです。
ボーカルのシブヤ カンナさんが敬愛する80~90年代の音楽が持っていた、海と恋のロマンを現代的なサウンドで見事に昇華させていますよね。
軽快なバンドアンサンブルに乗るメロディは爽やかでありながら、どこか物悲しい影を落としており、夏のきらめきとその終わりを同時に描いているかのようです。
過ぎ去った季節に思いを馳せる主人公の姿が目に浮かぶようなセンチメンタルな音像は、夏の終わりに聴くBGMとして最高の気分を味わえることは間違いないですね。
晩夏の証moon drop

「愛だの恋だのラブソングだけを歌い続けるバンド」として、一貫したテーマでリスナーの心を掴み続けるmoon drop。
彼らが2023年に発表したこの楽曲は、夏の終わり特有の感傷的な空気を鮮やかに閉じ込めた至極のバラードです。
ほぼ全楽曲を手掛ける浜口飛雄也さんの切なくも優しい歌声が、壮大なサウンドスケープと溶け合い、まるで最後の花火が消えた後の静けさのように胸に響きます。
ひと夏の出会いと別れを乗り越え、少しだけ大人になる物語がドラマティックに展開されていき、過ぎ去った季節の淡い記憶と重なり合うようですよね。
忘れられない夏の思い出がある方には、たまらない一曲ではないでしょうか。