著名人の多くがファンを公言する、南沙織の人気曲ランキング
「ソニーのシンシア」のキャッチフレーズでデビューを果たして以降、さくらももこさんや吉田拓郎さんといった数多くの著名人がファンを公言しているシンガー、南沙織さん。
デビューした1971年に日本レコード大賞の新人賞を獲得し、さらにNHK紅白歌合戦にも初出場を果たすなど、当時の人気ぶりがどれだけすごかったか想像できますよね。
今回は、そんな南沙織さんの人気曲ランキングをご紹介しますので、往年のファンの方はもちろん、若い世代の方にもチェックしていただければ幸いです。
著名人の多くがファンを公言する、南沙織の人気曲ランキング
17才南沙織1位

1971年に沖縄から彗星のごとく現れた、南沙織さんの鮮烈なデビューシングルです。
当時16歳の彼女が歌う『17才』というタイトルも、すごく印象的ですよね。
好きな人と二人きりの海辺で、ちょっぴり背伸びした恋に胸をときめかせる情景は、誰もが経験したことがあるかもしれません。
洋楽風のおしゃれなサウンドに乗る、甘酸っぱくてどこか切ない気持ち。
南沙織さんの透明感あふれる歌声と見事に重なり、今聴いても思わず胸がきゅんとしてしまいますね。
色づく街南沙織2位

秋の訪れを感じさせる名曲。
南沙織さんの透明感のある歌声が、秋の街並みの美しさを鮮やかに描き出します。
別れの切なさと成長の喜びが交錯する歌詞が、聴く人の心に深く響きます。
本作は1973年8月に発表され、南沙織さんの代表曲の一つとして広く愛されています。
アルバム『20才まえ』に収録され、最高のセールスを記録しました。
失恋を経験した方や、人生の転機を迎えた方にぜひ聴いていただきたい1曲。
街が色づく季節に、ゆったりと聴きながら、自分の歩んできた道を振り返ってみてはいかがでしょうか。
春の予感 -I’ve been mellow-南沙織3位

南沙織さんの名曲『春の予感 -I’ve been mellow-』。
不安定な春の天気のように心がゆらめく、そんな切ないメロディが印象的です。
尾崎亜美さんが手掛けた歌詞は春の訪れとともに芽生える恋心を巧みに表現しています。
1978年1月のリリース以降、さまざまなアルバムに収録され、尾崎亜美さん自身もカバーしています。
2006年公開の映画『虹の女神』や2008年放送のNHK連続テレビ小説『だんだん』とのタイアップも。
若かりし頃のドキドキした恋の思い出がよみがえる方も多いのでは?
しみじみと語り合うのもよいですね。
17歳南沙織4位

南沙織さんのデビューシングルで、1971年6月リリース。
歌の苦手な人がカラオケで歌う曲をセレクトする上で、楽曲のメロディや構成がシンプルであることは必須条件とも言えますが、この条件を満たすのに十分なのがこの曲に限らず昭和歌謡です!
この曲もその例に漏れず、歌メロで使われている音域もそんなに広くなく、曲の構成もA-B-A’的な非常にシンプルなものなので、歌の苦手な方への選曲ネタとして自信を持ってオススメできる1曲です。
Aパートでは軽やかに、曲がマイナー展開するBパートはしっとりと、その表現の歌い分けだけしっかりと心がければ、十分にいい感じで歌えるでしょう。
春の予感~I’ve been mellow~南沙織5位

優しさに満ちた透明感のある歌声が印象的な楽曲です。
大人の恋愛における微妙な心情を繊細に描写しており、ワインを傾けながらゆっくりと語り合う情景が目に浮かびます。
穏やかで落ち着いたメロディーが、聴く人の心を優しく包み込んでくれますよ。
1978年1月に発売されたこの曲は資生堂の春のキャンペーンソングとして起用され、多くの方に愛されました。
1990年代にDDI(現KDDI)のCMでも使用され、2006年公開の映画『虹の女神』のサウンドトラックにも収録されるなど、世代をこえて親しまれています。
座って歌えるメロディーラインで、ゆっくりとしたテンポの穏やかな曲なので、高齢者の方でも楽しくお聴きいただけます。
南沙織さんの優しい歌声に心を癒やされながら、昔を懐かしく思い出すひとときを過ごしていただけますよ。
秋の午後南沙織6位

秋の午後の物寂しい空気にそっと寄り添ってくれる、内省的な作品です。
こちらは1973年9月にリリースされたシングル『色づく街』に収録された一曲。
南沙織さん最高のセールスを記録した名盤『20才まえ』にも収められています。
作詞の有馬三恵子さん、作曲の筒美京平さんという黄金コンビが手掛けた本作は、B面曲とは思えないほどの完成度なんですよね。
南沙織さんの透き通るような歌声が、過ぎ去った日々を静かに振り返る哲学的な歌詞と溶け合い、心に深く染みわたります。
色づく木々を眺めながら、一人静かに物思いにふけりたい時にぴったりの名曲。
懐かしい青春時代を思い出しながら、じっくり味わってみてはいかがでしょうか。