中田喜直の人気曲ランキング【2025】
『ちいさい秋みつけた』や『めだかの学校』といった、今日では誰もが一度は幼少期に歌ったことがあるであろう童謡の作者として知られている職業作曲家、中田喜直さん。
生涯に残した楽曲は3000曲に迫るとも言われ、童謡のみならず校歌、社歌、自治体のための歌なども手掛けました。
また、1953年からはフェリス女学院短期大学音楽科の講師として活動するなど、教育者の一面でも知られています。
今回は、そんな中田喜直さんの人気曲ランキングをご紹介しますので、ぜひ幼少期に戻った気持ちで聴いてみてはいかがでしょうか。
中田喜直の人気曲ランキング【2025】(16〜20)
おおきなたいこ作詞:小林純一/作曲:中田喜直16位

太鼓を叩くリズミカルな振り付けで楽しめる手遊び歌です。
小林純一さんと中田喜直さんが1955年1月にNHKラジオの幼児向け番組『リズム遊び』のために作り上げた本作は、大きな太鼓と小さな太鼓の音を表現した親しみやすいメロディが魅力です。
はいだしょうこさんや『いないいないばあっ!』のキャラクターたちによるカバーバージョンもあり、世代を超えて愛されています。
大きな太鼓と小さな太鼓の音を交互に表現する構成は、手遊びを通じて自然と音楽に親しめる工夫がいっぱい。
太鼓を叩くような動作をしながら歌えば、楽しい時間を過ごせること間違いなしですよ。
あひるの行列中田喜直17位

お母さんあひるに続いて子供たちがよちよち歩いたりすいすい泳いでついていったりする様子が描かれた、童謡『あひるの行列』。
2021年度保育士試験の課題曲です。
軽やかな付点リズムが、おしりをフリフリさせながら一生懸命歩くあひるたちの姿を連想させますよね。
このかわいらしい様子を表現するために注目したいのは、やはりメロディのリズム!
甘くならないようはっきりと演奏し、声も弾ませて元気よく弾き語りしましょう。
途中で出てくる1オクターブ上の装飾音付きの音符は、曲のアクセントになっているため、キラッと目立つ音で弾いてみてくださいね。
おかあさん中田喜直18位

数々の童謡唱歌を手掛けた作曲家、中田喜直さん作曲の『おかあさん』。
2018年度保育士試験の課題曲です。
洗濯や家事をするお母さんに子供が「おかあさん、いいにおいがするね」と話しかける、そんなほっこりする場面が描かれた詩にやさしいメロディがつけられた、温かみあふれる作品です。
ゆったりとした曲で音数も少ないため、弾き語りしやすい曲でもあります。
まずは、右手のメロディに合わせて歌う練習をし、慣れてきたら小節の1拍目の左手をプラス、余裕が出てきたら伴奏の音数を増やすというように、段階的に練習してみてくださいね。
こどものピアノ曲 エチュードアレグロ中田喜直19位

優美で爽やかなハ長調の練習曲は、16分音符の連続と多彩なフレーズが織りなす魅力的な1曲です。
スピード感のある演奏とグリッサンドの輝かしい響きが、発表会で聴衆を魅了することでしょう。
本作は、1956年に出版された全17曲からなる名作アルバム『こどものピアノ曲』の最終曲として発表されました。
音の粒立ちを大切にしながら、テンポの変化や強弱をつけることで、技術的な要素と音楽性を両立した演奏が可能です。
指の独立性を養いたい方や、華やかな発表会曲をお探しの方にぴったりの1曲となっています。
めだかの学校中田喜直20位

このよく知られている童謡は1950年に茶木滋さんによって歌詞がつくられ、翌年1951年に他にもたくさんの童謡を作曲したことで知られる中田喜直さんが曲をつけたものが発表されました。
当時は新しすぎてなじまない、といった批評もあったようですが、2007年に「日本の歌百選」に選ばれました。
すっかり日本に根付いたこちらの曲は、学校がテーマになっているだけに、リコーダーで演奏すると雰囲気もピッタリで曲の魅力が増すような気がします。