深い洞察力で人間の感情を描き出すヨルシカの楽曲は、まるで一編の小説のように私たちの心に染み込んでいきます。
コンポーザーのn-bunaさんの紡ぐ文学的な歌詞と、ボーカルsuisさんの澄んだ歌声が織りなす世界観は、青春や喪失、恋愛といった普遍的なテーマを優しく包み込みます。
ファンの皆様から寄せられた想いとともに、心揺さぶる珠玉の楽曲をご紹介します。
ヨルシカの人気曲ランキング【2025】(1〜20)
ただ君に晴れヨルシカ1位

どこまでも続く青空を思わせる爽快なメロディが心地よい、ヨルシカの1曲です。
描かれるのは大人になるにつれ感じる喪失感や、もう届かない相手へのもどかしい思い。
この楽曲は2018年5月発売のアルバム『負け犬にアンコールはいらない』に収録され、お笑いコンビのライブBGMにも起用されました。
ストリーミング再生数が3億回を超えるなど、青春のきらめきと切なさが多くの人の心をつかんで離さない、夏の夕暮れにピッタリのナンバーです。
だから僕は音楽を辞めたヨルシカ2位

2019年にリリースされたファーストアルバムの表題曲です。
リズミカルなサウンドアレンジですが、そこに乗る感情には胸打たれ、泣けてしまう……そんな仕上がり。
この曲はタイトル通り、主人公が音楽をやめるまでの気持ちがつづられている作品なのですが、その一連のストーリーはアルバム全曲を聴いてつながる仕掛けです。
なのでアルバム購入を検討することをオススメします。
ヨルシカの文学性と音楽性がぎゅっと濃縮された、圧倒的な楽曲です。
花に亡霊ヨルシカ3位

爽やかさの中にどこか切ない夏の空気を感じさせてくれるのがヨルシカの作品です。
この楽曲は2020年4月にリリースされ、アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』の主題歌としても話題になりました。
過ぎ去った夏の思い出を歌った歌詞と、ボーカルsuisさんの透明感あふれる歌声が、まるで美しい物語のワンシーンのようです。
本作は名盤『盗作』にも収められています。
夏休みの夕暮れや少しセンチメンタルな気分に浸りたい時にピッタリで、聴けばきっと忘れられない夏の思い出になること間違いなしです。
雲と幽霊ヨルシカ4位

大切な人を亡くした悲しみや切なさを、幽霊になった主人公の視点で描いた楽曲です。
遠く離れた恋人を思う心情や、過ごした場所の思い出が細やかに表現されており、聴く人の心に深く響きます。
2017年6月にリリースされたヨルシカの1stミニアルバム『夏草が邪魔をする』に収録されており、バンド名の由来にもなった重要な1曲。
ミュージックビデオでは、幽霊となった少年の旅が透明感のあるアニメーションで描かれています。
大切な人を失った悲しみに寄り添いたいときや、故人との思い出を振り返りたいときにオススメです。
空を見上げながら聴けば、きっと心に染み入るはずですよ。
晴るヨルシカ5位

心の迷いや揺れ動く感情を、雨と晴れの情景で表現した作品です。
ヨルシカの繊細な音楽性が息づくなかで、シンセサイザーとギターが織りなすサウンドが、不安と希望が交錯する心情を鮮やかに描き出します。
本作は、2024年1月にリリースされ、TVアニメ『葬送のフリーレン』の第2クールオープニングテーマに起用されました。
人生の岐路に立ち、先が見えずに悩んでいる方に心からオススメしたい1曲。
優しく響くメロディとともに、新たな一歩を踏み出す勇気をくれることでしょう。