運動会のリレーで速く走るコツ。バトンパスからフォームまで紹介!
リレーといえば運動会の種目の中でも最も盛り上がると言っても過言ではないほどの目玉競技の一つですよね!
足の速さに自信がある方が出場されることが多いとは思いますが、個人の足の速さだけでは勝てないのがリレーのおもしろくて難しいところといえるでしょう。
リレーの速さは個人の走る速さに加え、バトンパスのスムーズさが重要になります。
そこでこの記事では、基本的な短距離走のフォームはもちろん、リレーの要となるバトンパスについても振れながら、リレーで速く走るコツを紹介していきますね。
バトンパスを上達するには練習が欠かせませんが、意識すればすぐに実践できるコツも紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
もくじ
フォーム

冒頭でもお伝えしたように、リレーを速く走るには個人の足の速さとバトンパスのスムーズさが重要です。
まずは個人個人が速く走るために大切なフォームについて紹介していきますね。
リレーにおいては短距離走のフォームが有効で、ポイントを数点知っているだけでも効果が現れますのでぜひ実践してみてください。
しっかりと腕をふる

1つ目に紹介したいのは、指先が顎のあたりまで来るようにしっかりと腕を振るということです。
走るコツとして必ず言われる腕振りですが、その振り方にもポイントがあります。
それは肘を直角に曲げて肩甲骨から動かすこと。
肩甲骨から動かす意識を持つと腕を大きく動かせる上、肘を90度に曲げることで振った腕が体から離れすぎることを防げます。
その結果、腕をしっかり振りながら、上半身がブレずに無駄のない腕振りができるんです。
背すじを伸ばす

次に紹介したいのが、走るときの姿勢についてです。
背すじを伸ばして頭から足までが一直線になるようなイメージを持つことが大切です。
こうすることで地面へと無駄なく力を伝えられるようになり、速く走ることにつながります。
目線を下げない

3つ目に紹介するのはあらゆるスポーツをするときにコツとして語られることが多い目線。
下を向かずに前をしっかり向いて走ることが重要で、コースの内側を走るときには視界の端っこでラインを捉えながら走るようにしましょう。
また、走者ごとに走るレーンが決まっている場合は、自分が走るレーンの5Mから10m先を見るようにしましょう。
このように意識することで、目線を上げることと目線をブレさせないことにつながり、その結果、先述の真っすぐな姿勢を保ちやすくなる効果があります。
バトンを持たない手はパー

走るフォームについて最後にお伝えしたいのが、バトンを持っていない方の手の形についてです。
結論からお伝えすると、短距離走では手の形はパーにするのが最適。
グーの形に握ってしまうと肩にまで力が入ってしまい、スムーズな腕振りができなくなってしまうんですね。
フォームについての1つ目のポイントでお伝えしたように、腕振りは非常に重要な役割がありますので、手の形まで意識してしっかり腕を振れるようにしてみましょう。
走り方

まずは走るフォームについてお伝えしました。
次に紹介するのは走り方のコツです。
ここでは3つのポイントに絞って紹介していきますね。
どちらもすぐに意識できるものですので、身に付けられるように練習してみてくださいね。
つま先から着地して走る

走り方のコツとして初めにお伝えしたいのは、走るときの着地の仕方です。
着地とは、引き上げた足を地面に着くときにどこから着くかということで、走るときにはつま先から地面に着くようにするのがセオリーです。
反対に、かかとから地面に着地してしまうと進行方向とは逆側に力がかかってしまいブレーキがかかります。
さらに地面と足の裏が接地している時間も長くなり、その分ロスが大きくなってしまうのです。
つま先から着地することで、ブレーキをかけることなく地面を蹴ったときの反発力を活かして走れるので、ぜひチャレンジしてみてください。
スタートから加速のしかた

走り方のコツの2つ目は、スタートから加速時の姿勢についてです。
記事の序盤では「背すじを伸ばすのが基本姿勢」と紹介しましたが、スタートから加速時は少し異なります。
スタート時には、膝を曲げて前傾姿勢になることで前に体重を移動し、自然と体が前に出る感覚をつかみましょう。
そうしてスムーズにスタートが切れるようになれば、そのまま地面と体が45度になるように体を前に倒すことを意識して加速していきましょう。
こうすることで足の力だけでなく、体が前に倒れる力も加速に使えるのです。