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ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集

洋楽ロックを聴き始めると、大抵の場合はアメリカやイギリスのバンドから触れることがほとんどですが、少しずつバンドのバックグラウンドが気になって深掘りしていく内に、英語圏だけではないロックの世界に目覚める方も多いです。

本稿では、ロシアのロック・バンドを中心としてメタルやパンクにプログレなどさまざまなジャンルのバンドをご紹介しています!

他の国にはない独自のサウンドやメロディを、この機会にぜひお楽しみくださいね。

なお、昨今の情勢を踏まえて「ウクライナ緊急募金」のページも紹介しています。

下記のリンクからご参照ください。

日本ユニセフ「ウクライナ緊急募金」

ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集(21〜40)

Stenka Na StenkuARKONA

ARKONA – Stenka Na Stenku | Napalm Records
Stenka Na StenkuARKONA

ロシアのフォーク/ペイガン・メタルシーンを代表するアルコナは、2002年にモスクワで結成されたバンドです。

スラヴ神話やロシアの民話から強い影響を受けた彼らの音楽は、伝統的なロシアの楽器を取り入れた独特のスタイルが特徴的ですね。

2005年にリリースされたアルバム『Vo slavu velikim!』では、ロシアのフォーク・マルチインストゥルメンタリストとのコラボレーションも実現。

2009年のアルバム『Goi, Rode, Goi!』には40人以上のミュージシャンが参加し、合唱団や弦楽五重奏団も起用されるなど、野心的な作品となりました。

北米やメキシコを含む国際ツアーも行っているアルコナ。

民族色豊かなメロディと重厚なメタルサウンドの融合に惹かれる方にぜひおすすめです!

StormchildMechanical Poet

Mechanical Poet ▪ 2004 ▪ Stormchild
StormchildMechanical Poet

残念ながら2002年の結成から2009年までの7年ほどの活動で解散してしまったバンドですが、個性的なメタル・サウンドでマニアをうならせる作品をリリースしていたのが、ロシアはモスクワ出身のメカニカル・ポエットです。

中心人物はアバンギャルド系やオルタナ系のバンド出身というギタリストのレックス・プロトニコフさんで、他のメンバーにはエピデミアのボーカリストであったことでも知られるマックス・サモスバットさんがボーカルを担当していた時期もありますね。

そんな王道のヘビーメタルとは違った出自を持つレックスさんはダニー・エルフさんといった映画音楽家から影響を受けているそうで、アルバムのジャケットを見ても分かるように、ロシアならではのファンタジックな世界観を軸として、プログレッシブ・メタル譲りのドラマチックな楽曲展開やシアトリカルなオーケストラの導入といったように、一筋縄ではいかないサウンドが魅力的です。

2004年にリリースされたデビュー・アルバム『Woodland Pratttles』は日本盤として発売されていますから、変わったメタルをお探しの方はぜひチェックしてみてくださいね。

Holding You Deep InsideNarwhal Tusk

シンフォニックでゴシックな雰囲気も漂い、麗しい女性ボーカルが歌う美旋律……といったサウンドに目がないという方は、ぜひロシアはタンガログ出身のナルウアル・タスクをチェックしてください!

ロシアンメタルといえば母国で歌うからこその魅力もあるのですが、彼女たちは英語で歌っているというのが特徴的で、いわゆる欧米以外の辺境メタル初心者の方でもとっつきやすいと言えそうですね。

そんなナルウアル・タスクの現時点における唯一のフル・アルバム『In Despair』は2010年にリリースされた作品で、ゴシックに寄りすぎない叙情性を兼ね備えたメロディは日本人にも好まれやすく、もちろんナイトウィッシュ辺りがお好きな方であれば間違いなく気に入るであろうサウンドを鳴らしております。

В объятиях МарыГРАЙ

ГРАЙ – В объятиях Мары (Official video)
В объятиях МарыГРАЙ

ロシアのフォーク/ペイガンメタルシーンに新風を吹き込んでいるのが、グライさんです。

2007年にタタールスタン共和国で結成され、スラヴの伝統や自然への愛を表現した作品で注目を集めています。

デビュー作『Полынь-трава』から、フルートや民族楽器を取り入れた独特のサウンドを展開。

2014年には『Млада』をリリースし、ヨーロッパツアー「Folk Metal Crusade」で海外ファンの心も掴みました。

2019年には、ギリシャのブラックメタルバンド、ロッティング・クライストのアルバムに楽曲を提供するなど、その実力は国境を越えて認められています。

民族色豊かなメロディと重厚なメタルサウンドの融合に惹かれる方にぜひおすすめですよ。

おわりに

みなさんそれぞれにロシア音楽のイメージあったかと思いますが、実際聴いてみてどうだったでしょうか。

想像通りだったか、それとも意外な印象を受けたか……いやなんにせよ「世界は広い」というのが感じられたんじゃ。

ロシアのロックバンドシーン、おもしろいですね!

まだご紹介できていないバンド、めちゃくちゃあるので随時更新していきます!

またお立ち寄りいただければ幸いです。