洋楽ロックを聴き始めると、大抵の場合はアメリカやイギリスのバンドから触れることがほとんどですが、少しずつバンドのバックグラウンドが気になって深掘りしていく内に、英語圏だけではないロックの世界に目覚める方も多いです。
本稿では、ロシアのロック・バンドを中心としてメタルやパンクにプログレなどさまざまなジャンルのバンドをご紹介しています!
他の国にはない独自のサウンドやメロディを、この機会にぜひお楽しみくださいね。
なお、昨今の情勢を踏まえて「ウクライナ緊急募金」のページも紹介しています。
下記のリンクからご参照ください。
- ロシアのおすすめアーティスト。海外の人気歌手・シンガーソングライター
- ウクライナのおすすめバンド。海外の人気バンド
- 【かっこいいバンド】日本を代表するロックバンド
- 【2025】ドイツのおすすめアーティストまとめ
- フランスの人気バンド。おすすめのグループ
- ケルト音楽の名曲。おすすめのアイリッシュ音楽
- 洋楽ガールズバンドのススメ~伝説のバンドから若手有望株まで
- フィンランドのおすすめバンド。海外の人気バンド
- 洋楽のパンクバンド。熱き魂を継承する不滅の伝説たち
- 【2025】スウェーデン出身のおすすめの人気バンドまとめ
- 【2025】ドイツのおすすめバンド。海外の人気バンド
- 【2025】兵庫県出身の出身のアーティスト・歌手・バンドまとめ
- 【2025】オーストリアの人気バンドまとめ
- 洋楽のおすすめロックバンド。海外の人気バンド
- 現代のロックシーンに繋がるオルタナティブロックのおすすめ洋楽バンド
- 【洋楽ロックのすすめ】オススメの洋楽バンド、人気バンド
- 【過激音楽】おすすめのエクストリームメタルバンドまとめ
- おすすめのUKロックバンド。海外の人気バンド
- 洋楽の人気ブルースバンドまとめ。ロック好きにもおすすめ!
ロシアのおすすめロックバンド。海外の人気バンド特集(1〜20)
Перемен!КИНО

1980年代にソビエト連邦で活動していたロックバンド・キノー。
「映画」を意味するバンド名でも有名ですね。
『Перемен!』などの曲で知られる彼らは、当時の社会情勢を反映するテーマを話題に楽曲を制作しました。
映画『アッサ』のライブシーンに使用されるなど、メディアへのタイアップでファンを獲得しています。
パッショナブルなロックサウンドの楽曲が多く、ループするギター演奏が印象的です。
「今の社会を変えていきたい」というメッセージの曲が多いので、現代人の心にも響くでしょう。
シンプルなバンド編成のメロディーが特徴なので、1950~1960年代のロックを好む方にもオススメですよ!
Fata dragaCATHARSIS

1990年代以降のロシア音楽界は、ロックやメタルなどの西洋音楽を取りいれたバンドが数多く誕生しました。
そのなかでも特にオススメなのはメタルバンド・カタルシスです。
重厚感のあるサウンドで知られるメタルシーンですが、彼らはクラシカルで美しいメロディーラインの楽曲で知られています。
壮大な歌唱にマッチしたシンフォニックなアレンジも、人びとの心に響くのでしょう。
「ネオクラシカル」とも称される華やかな彼らの音楽に耳を傾けてみてください。
Переспать со свободойVECTOR OF UNDERGROUND

モスクワ出身のメンバーによって結成されたベクトルオブアンダーグラウンド。
2010年代のロシアンメタルシーンで活躍した彼らは、さまざまな音楽を取りいれたユーモラスな楽曲で知られています。
エレクトロニカやヘビメタの要素を含んだメロディアスな演奏が印象的です。
エッジの効いた演奏やシャウトなど、メタラーにはたまらないサウンドに仕上がっていますよ。
日本におけるFear, and Loathing in Las Vegasなどのラウドロックを好む方はぜひ聴いてみてください。
CHAIKAPussy Riot

カラフルな色の目出し帽で顔を隠して演奏する姿が印象的なロシア出身のパンクバンド、プッシー・ライオット。
社会への問いかけを含む楽曲で注目を集めています。
パンキッシュな音楽性で知られる彼女らですが、2016年に制作された『CHAIKA』はヒップホップ調のビートが心地よいディープな楽曲です。
重厚なドラムに刻まれる彼女らの高速ラップが印象的。
情熱的でテクニカルなサウンドに仕上がっているので、EDMやハウス・ミュージックを好む方にもオススメです。
世界中のミュージシャンからも支持されるロシアン・ミュージックをぜひ聴いてみてください。
Baba YagaSlaughter To Prevail

現代デスコア界の中でも、徹底的なブルータリティと人とは思えないほどの凶悪なグロウルで、世界中のエクストリームなヘビーミュージックの愛好家たちの度肝を抜いたのが、ロシア人とイギリス人による多国籍なバンド、スローター・トゥ・プリヴェイルです。
2017年に発表されたデビュー・アルバム『Misery Sermon』は、その内容の凄まじさが話題を呼んで一躍デスコア界の最前線へと躍り出ました。
そして約4年後の2021年、満を持してリリースしたセカンド・アルバム『Kostolom』で完全に彼らは同系統のバンドから頭一つ抜けた存在へと上り詰めましたね。
スリップノットやコーンといったニューメタルからの影響を全面に押し出して、持ち前の超重量級のヘビーサウンドを軸としながらも、変則的なギター・フレーズやリズム、クリーン・パートを取り入れるなど確実な進化を遂げたのです。
もちろん、軟弱なサウンドへとシフトしたというようなことではなく、むしろ邪悪かつ狂気的な雰囲気は増した印象です。
ロシアのバンドならではの、メロディ・ラインが随所に感じ取れるのも興味深いですね。
とにかく個性的で重々しい音を聴きたい、という方であれば間違いなくオススメできるバンドです!