高齢者の方の足腰が元気になる!転倒予防にも効果的なトレーニングを厳選
転倒予防の効果もある足腰トレーニングは、楽しみながら継続できることが大切です。
ひもや新聞紙を足で手繰り寄せるレクは、ゲーム感覚で取り組め、自然と笑顔があふれる時間に。
ペダル漕ぎや楽々ステッパーは椅子に座ったまま自分のペースで取り組めるので、安心して足の力のコントロール身につけていただけます。
今回は、高齢者の方と一緒に楽しめる、足を鍛える簡単なレクリエーションをご紹介します。
日々の隙間時間に取り入れて、足腰を元気にしていきましょう!
転倒予防のための足腰トレーニング(11〜15)
つま先かかと上げ運動

転倒予防につながる、つま先とかかとの上げ運動をご紹介します。
つま先とかかとの筋力を鍛えることで、段差でつまずくことを防げたり、歩行の際に足をけり出す作用を高められるそうです。
また、血行がよくなったりむくみの改善にもつながりますよ。
椅子にすわって、かかとを床につけたまま足のつま先を持ち上げたり、かかとを持ち上げていきましょう。
1つの動きを10回ずつおこなっていきます。
椅子に座ってできるので、立つことが難しい高齢者の方にも取り組みやすい運動です。
チューブトレーニング

チューブトレーニングするために使うゴムバンド・バンドチューブも見逃せません。
こちらは一見大きいだけのゴムのバンドです。
しかし、さまざまな使い方ができるんですよ。
例えば座った状態で両足を通して、左右に開くように動かす。
ひざ上まで通して、太ももをあげるように動かすなどです。
イスさえあればどこででも取り組めるのがうれしいポイントですね!
安価なものは千円未満で購入できるので、まずは試してみたいという方にもオススメです。
バウンドクッションで有酸素エクササイズ

歩行をスムーズに進めるためには、足を持ち上げる力と踏み込む力の両方を鍛えていくことが重要ですよね。
そんな足のトレーニングの中でも、踏み込む力に意識が向けられるような内容です。
反発する構造のクッションを、両足で強く押しこむという流れを繰り返して、踏み込む力を鍛えていきます。
両足が乗せられる大きさもポイントで、両足の力のバランスといった部分も意識しましょう。
踏み込む瞬間に注目すれば瞬間的な足の力が、押し込んだクッションをゆっくりと戻していく形にすれば、力の持続力といった部分が鍛えられるのではないでしょうか。
ペダル漕ぎ

自転車のペダルをこぐような感覚で、踏み込みの力とともに、足首やひざの動きに意識が向けられるような内容です。
回転を意識しつつ、足を交互に動かしていけば、スムーズな関節の動きにもつながり、歩行の手助けにもなるかと思います。
関節の動きに意識を向けたい場合は負荷を軽めに、踏み込む力に意識を向けたいという場合は負荷を重くするのがオススメです。
座った状態で使えるところも重要なポイントで、別のことをしつつ足を鍛えられるという気軽さ、ふたつのことを同時におこなうという、集中力も鍛えられる内容ですね。
クロストレーナー

歩行やランニングに重要な、足を前に踏み出すという動きに意識を向けさせてくれるようなトレーニングマシンです。
片足ずつの回転の動きが大きな特徴で、踏み込む力とひざや足首の関節の動きが鍛えられるような印象です。
ハンドルを使って足の動きが補助されるということで、足の力を徐々に鍛えていけるところがポイントですね。
負荷を調整して前へと踏み出す力をしっかりと鍛えつつ、歩行の際に必要な足の動きや回転という部分に意識を向けていきましょう。