高齢者の方の足腰が元気になる!転倒予防にも効果的なトレーニングを厳選
転倒予防の効果もある足腰トレーニングは、楽しみながら継続できることが大切です。
ひもや新聞紙を足で手繰り寄せるレクは、ゲーム感覚で取り組め、自然と笑顔があふれる時間に。
ペダル漕ぎや楽々ステッパーは椅子に座ったまま自分のペースで取り組めるので、安心して足の力のコントロール身につけていただけます。
今回は、高齢者の方と一緒に楽しめる、足を鍛える簡単なレクリエーションをご紹介します。
日々の隙間時間に取り入れて、足腰を元気にしていきましょう!
転倒予防のための足腰トレーニング(16〜20)
ゴムチューブで足体操

ゴムチューブを使って、効率よく下肢の筋肉を鍛えられる方法を紹介しているのがこちらです。
高齢になると座ったままの運動の方が転倒の危険がなく安全ではありますが、鍛えられる筋肉に限りが出てくるので、それを補う意味でも道具を使うのはいいですね。
しっかりと下肢の筋肉が鍛えられるレクリエーションとしてオススメです。
バランスディスク

不安定なバランスディスクに足をのせて、姿勢の安定を目指していくことで、全身に力が入るという内容です。
バランスが崩れて転倒するといった事態を防ぐために、壁に手を当てて安定させて、人に支えてもらうなどの工夫も重要ですね。
支えてもらった状態から、体のどこに力を入れれば姿勢が安定するのかを徐々につかみ、ひとりで安定した姿勢を保つことを目指していきましょう。
バランスを支えるほどの力がないという人は、イスに座って、バランスディスクを足で押し込むという動きからはじめるのがいいかもしれませんね。
数字で足と脳のトレーニング

歩くことは足の運動になり、脳の活性化にも良いと言われています。
今回はその両方が得られるスグレモノのご紹介です。
60センチ四方の「ステップボード」と呼ばれるダンボールのボードを使って行う体操になっています。
ボードはダンボール面を8等分して、1から8までの数字を書き入れるだけで完成です。
床に置いたボードに足をのせたら、数字の1から順に片足ずつステップを踏んでみましょう。
「奇数から偶数、偶数から奇数」「数字をランダムに」などステップの難易度を上げていくとより効果的ですね。
楽々ステッパー

片方の足を踏み込めば、もう片方が上に押し上げられるという構造で、足を交互に踏み込んでいくような内容ですね。
踏み込む力にしっかりと意識を向けることで、歩行における足の動かし方や力の入れ方が身に付きます。
座った状態で足を動かすだけの簡単な内容なので、本を読みながらなど、別のことをおこないながら足を鍛えられるということもポイントです。
普段の歩行の際はまわりにも注意を払う必要があるため、足に集中できない場面もあるかと思います。
そこで別の行動をおこないつつ、足首を動かすというトレーニングをこなすことで、普段の歩行もスムーズに変わっていくのではないでしょうか。
足踏み健康ライフ

両足がのせられるくらいの広さで、中心に向かって底が丸いシンプルな構造の健康グッズです。
片方を踏み込めばもう片方が持ち上がるといった内容で、不安定だからこそバランスにも意識が向けられるような構造ではないでしょうか。
あえて安定しないような構造のため、安全のために座った状態で使用するのが前提ですね。
不安定な中で、確実なステップを意識していくことで、日常の歩行において不安定な足場に遭遇したときの安定性が向上していくのではないでしょうか。