数あるラブソングの中には、失恋を描いた切ない楽曲がたくさんあります。
中には、自分のことを歌っていると感じるような曲に出会うこともあって、そうした曲はいつまでたっても心に印象深く残っているものです。
この記事では、とくに70代の男性の方にオススメの失恋ソングを紹介していきます。
70代の方がご自身で聴く曲をお探しの際はもちろん、70代の方に人気の曲をしりたいという若い世代の方にもお役立ていただければうれしいです。
70代の男性にオススメの失恋ソング。思い出の切ない名曲まとめ(1〜10)
ルビーの指環寺尾聰

寺尾聰さんの『ルビーの指環』は、1981年にリリースされた彼の代表曲の一つで、失恋を経験した大人の男性の切ない心情を見事に描き出した名バラードです。
歌詞の中では指輪を印象的に描き、かつての恋人への未練とその思い出を胸に、寂しさを紛らわすように街をさまよう男性の姿が描かれています。
この曲は発売当初こそ売れ行きが伸びなかったものの、徐々に人気が広がり大ヒットを記録。
『ザ・ベストテン』では12週連続1位という記録を打ち立て、第23回日本レコード大賞も受賞しました。
CMソングや高校野球の入場行進曲としても使われるなど、幅広い層から愛され続けている不朽の名曲です。
人生の喪失や別れを経験したすべての方に、ぜひ聴いていただきたい心に響く1曲です。
さよならをするためにビリーバンバン

心に染みる温かなメロディと切ない歌詞が印象的な、フォークユニットのビリー・バンバンの楽曲です。
過ぎ去った恋との別れと、新たな愛への一歩を歌った本作は、多くの人の心に響く普遍的なテーマを持っています。
1972年2月にリリースされ、テレビドラマの主題歌としても使用された本作は、大ヒットを記録。
その後も長く愛され続け、1993年には新バージョンが焼酎のCMソングにも採用されました。
恋愛や別れの経験を持つ高齢者の方々の心に寄り添い、共感を呼ぶ歌詞は、きっと思い出話のきっかけにもなるでしょう。
悲しい色やね上田正樹

雨の近づく海辺で交わされる切ない別れの予感。
上田正樹さんの代表曲は、関西弁の女性視点で描かれた失恋ソングです。
泣かないようにと自分に言い聞かせる女性の心情が胸に響きます。
1982年10月にリリースされた本作は、当初は売れ行きがよくありませんでしたが、有線放送でのリクエストが増え、翌年にはオリコンチャートで5位にランクイン。
年間26位を記録する大ヒットとなりました。
R&Bやソウルに根ざした上田さんの歌声と、関西弁の歌詞が織りなす独特の魅力が、多くの方の心を捉えたのでしょう。
大切な人との別れを経験された高齢者の方に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
さよならをもう一度尾崎紀世彦

切ない別れの瞬間を描いた、尾崎紀世彦さんの名曲です。
いつかまた逢えると希望を持ちつつも、今は別れを選ぶ2人の複雑な思いが優しく力強いメロディに乗せて表現されています。
1971年7月にリリースされ、オリコンシングルチャートで2位を記録した本作。
1999年の映画『のど自慢』で使用されるなど、長く愛され続けています。
大切な人との別れを経験された方にぜひ聴いていただきたい1曲です。
思い出に浸りながら、これからの人生に希望を見いだすきっかけになるかもしれません。
ラヴ・イズ・オーヴァー欧陽菲菲

欧陽菲菲さんが歌うこの切ない失恋ソングは、恋人との別れを告げる女性の心情を描いています。
相手を思う気持ちが強く感じられる歌詞には、自分の感情を抑え、相手の幸福を願う無償の愛が込められていますね。
1979年にB面曲としてリリースされた本作は、当初目立ったヒットを記録しませんでしたが、欧陽菲菲さんが日本で歌い続けるうちに口コミで評判が広まり、1980年7月にA面曲として再リリースされました。
別れの痛みを経験したことのある方なら、きっと共感できる曲。
心に残る思い出を大切にしながら、前を向いて歩んでいく勇気をくれる、そんな1曲です。
22才の別れ風

風のおふたりが歌う本作は、5年間の恋愛をへて別れを決意した22歳の女性の心情を繊細に描いた楽曲です。
優しさと切なさが入り混じった歌詞は、聴く人の胸に深く響きます。
1975年にリリースされたこの曲は、オリコンチャートで4週連続1位を記録する大ヒットとなりました。
別れを経験された高齢者の方々にとって、若かりし日々の思い出を懐かしむきっかけになるかもしれません。
また、大切な人との別れを乗り越えようとしている方の心に寄り添い、勇気を与えてくれる一曲です。
君と歩いた青春風

風の『君と歩いた青春』は、70年代に青春時代を過ごした方々の心に深く刻まれた名曲です。
伊勢正三さんの書いた叙情的な歌詞は、友情、恋愛、別れといった普遍的なテーマを描きながら、リスナーの記憶に眠る忘れがたい思い出を呼び覚まします。
メロディの美しさと伊勢さんの歌声が織りなすハーモニーは、若き日の切ない感情を呼び起こし、心の琴線に触れずにはいられません。
1976年のリリース以降、太田裕美さんをはじめ数多くのアーティストにカバーされ、時代を超えて愛され続けるこの曲は、人生の節目に立ち止まり、かつての仲間や恋人との思い出に浸りたくなったときに、ぜひ聴いていただきたい1曲です。