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【ショスタコーヴィチのピアノ曲】交響曲の大家が手掛けた名曲たち

「グスタフ・マーラー以降最大の交響曲作曲家」「20世紀最大の作曲家」などと称されるソビエト連邦時代の作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチさん。

彼の作品では、世相を反映したかのような重苦しい曲調が目立ちますが、ポピュラーやジャズを好んだ影響からか、かわいらしさやユニークさを織り交ぜた作品も数多く存在します。

本記事では、そんなショスタコーヴィチさんが手掛けたピアノ作品のなかから、演奏会でとりあげられる機会の多い人気作品をご紹介します!

【ショスタコーヴィチのピアノ曲】交響曲の大家が手掛けた名曲たち(11〜20)

革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲Dmitri Shostakovich

Shostakovich – “Funeral March in Memory of the Victims of the Revolution” (1918) for piano
革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲Dmitri Shostakovich

20世紀を代表する作曲家のひとり、ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんの初期作品『革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲』。

ロシア革命期に暗殺された2人の大臣への追悼の意を込めて作曲されたこの曲には、彼の典型的な重厚な音楽性が表れています。

深い悲しみと怒りをたたえたメロディからは、激動の時代を生きた作曲家の心情が伝わってきます。

技術的には比較的やさしい曲ですが、その音楽性を理解し表現するには難しい1曲。

ロシア近代史や作曲家の人生に興味がある方にぜひオススメしたい作品です。

おわりに

ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんの独特な世界観、楽しんでいただけましたか?

1906年生まれの現代作曲家ですが、その作品のなかには耳なじみのよいメロディやハーモニーの曲も数多くあります。

ショスタコーヴィチ作品に興味のある方は、まずは親しみやすい作品から取り組んでみてはいかがでしょうか?