【ショスタコーヴィチのピアノ曲】交響曲の大家が手掛けた名曲たち
「グスタフ・マーラー以降最大の交響曲作曲家」「20世紀最大の作曲家」などと称されるソビエト連邦時代の作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチさん。
彼の作品では、世相を反映したかのような重苦しい曲調が目立ちますが、ポピュラーやジャズを好んだ影響からか、かわいらしさやユニークさを織り交ぜた作品も数多く存在します。
本記事では、そんなショスタコーヴィチさんが手掛けたピアノ作品のなかから、演奏会でとりあげられる機会の多い人気作品をご紹介します!
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もくじ
- 【ショスタコーヴィチのピアノ曲】交響曲の大家が手掛けた名曲たち
- 人形の踊りDmitri Shostakovich
- こどもの音楽帳 Op.69 第1曲「マーチ」Dmitri Shostakovich
- ワルツ 第2番(セカンドワルツ)Dmitri Shostakovich
- ピアノソナタ 第1番 Op.12Dmitri Shostakovich
- 3つの幻想的舞曲 Op.5Dmitri Shostakovich
- 24の前奏曲 Op.34 第24番 ニ短調Dmitri Shostakovich
- ピアノ協奏曲 第2番 ヘ長調 Op.102Dmitri Shostakovich
- アクロバットDmitri Shostakovich
- 24の前奏曲とフーガ Op.87 第15番 変ニ長調Dmitri Shostakovich
- ピアノソナタ 第2番 Op.61Dmitri Shostakovich
- 2台のピアノのための組曲 嬰ヘ短調 Op.6Dmitri Shostakovich
- ピアノ三重奏曲 第2番ホ短調 Op.67Dmitri Shostakovich
- ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57Dmitri Shostakovich
- ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op.35Dmitri Shostakovich
- 革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲Dmitri Shostakovich
【ショスタコーヴィチのピアノ曲】交響曲の大家が手掛けた名曲たち
ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57Dmitri Shostakovich

ロシアの偉大な作曲家ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが手掛けた『ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57』は、1940年に発表された名曲です。
5つの楽章からなるこの作品には、彼らしい深い感情表現と技術的な巧みさが詰め込まれています。
プレリュード、フーガ、スケルツォなどを通して、静かながら感動的な音楽、明るく躍動的な音楽など、多彩な表情が楽しめます。
ショスタコーヴィチさん自身がピアノを担当し、ベートーヴェン弦楽四重奏団と共演したことでも有名なこの五重奏曲。
純粋な音楽性を堪能したい方にぜひオススメの1曲です!
ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 Op.35Dmitri Shostakovich

20世紀を代表する交響曲作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんが手掛けた『ピアノ協奏曲 第1番』。
トランペットが大活躍するユニークな編成で、ユーモアあふれる1曲です。
バロック音楽風の部分とモダンな要素が同居し、まるで映画音楽のようなシーンの連続。
ピアノとトランペットの掛け合いは、まるでコメディ映画のようです!
クラシック初心者から上級者まで、ぜひ一度は聴いていただきたい、新鮮な驚きに満ちた作品です。
革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲Dmitri Shostakovich

20世紀を代表する作曲家のひとり、ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんの初期作品『革命の犠牲者を追悼する葬送行進曲』。
ロシア革命期に暗殺された2人の大臣への追悼の意を込めて作曲されたこの曲には、彼の典型的な重厚な音楽性が表れています。
深い悲しみと怒りをたたえたメロディからは、激動の時代を生きた作曲家の心情が伝わってきます。
技術的には比較的やさしい曲ですが、その音楽性を理解し表現するには難しい1曲。
ロシア近代史や作曲家の人生に興味がある方にぜひオススメしたい作品です。
おわりに
ドミートリイ・ショスタコーヴィチさんの独特な世界観、楽しんでいただけましたか?
1906年生まれの現代作曲家ですが、その作品のなかには耳なじみのよいメロディやハーモニーの曲も数多くあります。
ショスタコーヴィチ作品に興味のある方は、まずは親しみやすい作品から取り組んでみてはいかがでしょうか?