2009年

シルバーウイークと呼ばれる秋の大型連休が初めて発生したのは2009年です。

1985年に祝日法が改正され、前後を祝日に挟まれた平日は休日になることになりました。

そして2009年の9月は法改正後、初めて敬老の日と秋分の日の間に平日が1日挟まれ、かつ直前の土日とつながったため5連休となったのです。

敬老の日と秋分の日が間に1日の平日を挟んで並んだとき、その間の平日が休日となる制度が組み合わさることで、最大5連休とななりました。

それ以降も数年おきにシルバーウイークが登場しますが、毎年あるわけではなく、暦の巡りによって発生する珍しい連休です。

9月

シルバーウイークは、9月の第3月曜日の敬老の日と秋分の日などがうまく並ぶことで、数日間の連休になることを指します。

5月のゴールデンウイークとは異なり、毎年必ず連休になるとは限りませんが、2009年や2015年などでは大型連休となり話題になりました。

2000年代

シルバーウイークという言葉は、2009年9月に秋の大型連休が生まれたことをきっかけに広く使われるようになりました。

初めての秋の大型恋空はメディアなどでも盛んに報じられ、シルバーウイークという言葉が一般に広まりました。

それ以前にも別の意味合いで言葉自体はありましたが、9月の連休を指すようになったのは2000年代になってからなのです。

1950年代

シルバーウイークという言葉は1950年代の日本映画業界で、映画の宣伝のために秋の連休期間の盛り上がりを狙って作られました。

しかし、当時は一般には定着せず、2000年代に入ってから国民の祝日が並ぶことで再び注目されるようになりました。

そのため、言葉の誕生自体は意外にも古く、今よりずっと前に考案されていたのです。

映画業界の宣伝

シルバーウイークは、1950年代に映画業界が秋の大型連休時期の映画興行を宣伝するために使い始めたのが起源とされています。

ゴールデンウイークと同様に、大型連休を映画鑑賞の機会としてアピールしたかったため、シルバーの名を用いたのです。

現在の秋の連休は祝日の並び次第で毎年異なりますが、名称はこの映画業界の宣伝戦略から定着していきました。

ゴールデンウイーク

春の大型連休をゴールデンウイークと呼ぶのに対し、秋の連休のことをシルバーウイークと呼びます。

これは金を意味するゴールドに対して、銀を意味するシルバーの名前が付けられています。

ブロンズウイークやダイヤモンドウイークといった呼称は実際には存在しません。

天文学的に太陽が秋分点を通過する日を基準に決めている

秋分の日は、太陽が秋分点に位置する日を基準にしています。

そのため、毎年9月22日から24日のいずれかとなり、天文学的な計算で日付が決まります。

この日付は国立天文台によって公告されています。

したがって、単純に毎年9月23日と決まっているわけではなく、科学的な根拠に基づいて毎年日付が変わるのです。