NHK大河ドラマ歴代主題歌。歴史ストーリーを彩る音楽の魅力
壮大な歴史を彩り続けてきたNHK大河ドラマ。
『龍馬伝』や『篤姫』など、みなさんはご覧になったことがあるでしょうか。
大河ドラマのオープニングテーマは、時代を超えて心に刻まれる名曲の宝庫です。
聴けば一瞬でその時代に連れていってくれる、まるでタイムマシンのような存在なんですよね。
今回この記事では、大河ドラマの歴代主題歌をまとめてみました!
私たちを歴史の旅に誘う、心躍る音楽の数々をご紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください!
NHK大河ドラマ歴代主題歌。歴史ストーリーを彩る音楽の魅力(1〜10)
真田丸 メインテーマ服部隆之

数々の映像音楽を手がける服部隆之さんによる、NHK大河ドラマ『真田丸』の主題歌です。
冒頭から始まるバイオリンの音色が、主人公真田信繁の孤高の強さと、どこか泥臭さを感じさせますよね。
また、信繁の生涯を象徴するかのようなスピード感と高揚感がたまりません。
歴史の大きな渦の中で、知恵と勇気で運命に立ち向かう主人公の姿が目に浮かぶようです。
本作は2016年に放送されたアルバム『オリジナル・サウンドトラック II』に収められています。
暁の空稲本響

2023年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』のメインテーマとして書き下ろされた楽曲です。
作曲とピアノを手がけたのは、クラシックを基盤に多彩な分野で活躍する稲本響さん。
「夜は必ず明ける」という希望を届けてくれる、応援歌のような作品です。
家康の年齢に合わせてピアノの音色を使い分けるなど、音楽で物語を表現するこだわりが随所に光っています。
民衆と共に前へ進む姿を表した手拍子も印象的で、聴いていると胸が熱くなるんですよね。
迷いや不安を抱えている時、この曲が心を照らしてくれます。
麒麟がくる メインテーマジョン・グラム

2020年に放送されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』のオープニングを飾った1曲です。
音楽を担当したのはハリウッドでも活躍する作曲家ジョン・グラムさんで、壮大なオーケストラサウンドが物語の幕開けにぴったりでした。
重厚で力強い旋律は戦国の激動を表現。
そしてチェロのソロは、平和の象徴である「麒麟」が訪れる世界への願いや、主人公明智光秀の複雑な内面を表現しているようです。
壮大な歴史ロマンに身も心も預けてみてください。
Amethyst冬野ユミ

数々のドラマ音楽を手がけており、多彩な作風で知られる作曲家、冬野ユミさんによる楽曲です。
NHK大河ドラマ『光る君へ』のメインテーマでした。
ピアノとオーケストラが織りなす壮大で雅やかなサウンドは、まるで平安時代のきらびやかな絵巻物を目の前に広げるよう。
主人公が内に秘めている情熱や激動の運命を音で見事に表現しています。
聴けば、ストーリーに感情移入せずにはいられなくなるはずです。
鎌倉殿の13人 メインテーマエバン・コール

三谷幸喜さんが脚本を手がけた2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。
予測不能な権力闘争を描く物語に、毎週引き込まれた方も多いのではないでしょうか?
オープニングテーマを手がけたのは、作曲家のエバン・コールさんです。
静寂を破るように始まり、和太鼓や尺八の響きを伴って一気に壮大さを増していくドラマチックな展開が印象的。
重厚な男性コーラスが歌い上げるメロディーは、登場人物たちの声なき宿命や激しい情念を表現しているようで心を震わせます。
歴史の渦に飲み込まれていくような世界観にひたりたいなら、ぜひ。
西郷どん 〜メインテーマ〜富貴晴美

2018年に放送されたNHK大河ドラマ『西郷どん』の主題歌として多くの視聴者の心を掴んだのが、この曲です。
作曲を手がけた富貴晴美さんは、実際に鹿児島や奄美を訪れて曲作りをしたそうで、その熱意が音の隅々まで宿っています。
行進曲を思わせる力強いリズムに、奄美の島唄やケルト音楽、さらにはジャズの要素まで取り入れた壮大で多彩なサウンドが魅力的。
本作は2018年2月に発売されたアルバム『大河ドラマ 西郷どん オリジナル・サウンドトラック I』に収録されています。
功名が辻メインテーマ小六禮次郎

2006年に放送されたNHK大河ドラマ『功名が辻』。
戦国時代を夫婦の視点から描いた物語に、毎週夢中になった方も多いのではないでしょうか。
そのオープニングを飾ったのが、作曲家小六禮次郎さんによる、この曲です。
壮麗かつ叙情的なメロディーが、激動の時代を生き抜く主人公たちの強いきずなを物語っています。
世界的指揮者ウラディーミル・アシュケナージさんがタクトを振り、2006年5月発売のアルバム『NHK大河ドラマ「功名が辻」オリジナル・サウンドトラック』に収録されました。
本作を聴くと、歴史の大きなうねりの中で支え合う人間のドラマが目に浮かぶはずです。





