【ウェーバーのピアノ曲】ドイツオペラの創始者が手掛けた珠玉の名曲
オペラ『魔弾の射手』や『オベロン』の作曲者として知られ「ドイツロマン派の重要作曲家」「ドイツオペラの創始者」などと称される1786年生まれの音楽家、カール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼はオーケストラで初めて指揮棒を用いた人物ともいわれており、オーケストラの配置を現在に近い形に改めたことでも知られています。
本記事では、オペラ作品や管弦楽曲が取り上げられることの多いウェーバーの作品のなかから、ピアノ独奏曲やピアノを含む編成で演奏される作品を厳選してご紹介します!
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【ウェーバーのピアノ曲】ドイツオペラの創始者が手掛けた珠玉の名曲(1〜10)
大ポロネーズ Op.21Carl Maria von Weber

『ドイツオペラの創始者』と称されるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
若くして音楽の才能を発揮し、ドイツロマン派の重要な作曲家として活躍しました。
そんな彼のピアノ作品のなかでも、1808年に作曲された『大ポロネーズ』は華やかで印象的な曲調が魅力の1曲です。
主題の堂々とした旋律に、独創的なハーモニーと技巧的なパッセージが織り交ぜられ、ウェーバーならではの表現力が存分に発揮されています。
力強さと優雅さを兼ね備えたこの曲は、ピアノの魅力を存分に味わえる作品といえるでしょう。
ロマン派音楽に親しみたい方や、演奏技術に磨きをかけたい中上級者の方にもオススメです。
舞踏への勧誘-華麗なロンド Op.65Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
生まれつきの障害はありましたが、幼少期から音楽の才能を示し、父親のもと神童になるべく学びました。
『舞踏への勧誘』は、1819年に作曲されたピアノのためのロンドで、華やかで情熱的ながらも洗練されたスタイルが特徴。
舞踏会での男女の駆け引きが描かれており、ロマンティックな情景を繊細に表現しています。
社交ダンスの楽しさに誘われるような魅力にあふれた本作は、ピアノを学ぶ全ての人にオススメしたい1曲です。
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.11Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要作曲家であり、オペラ『魔弾の射手』で知られるカール・マリア・フォン・ウェーバーの『ピアノ協奏曲 第1番』。
ウェーバー自身によって1811年に初演されたこの曲は、3つの楽章から構成され、モーツァルトやベートーヴェンの影響が感じられつつも、彼独自の革新性が光る作品に仕上がっています。
なかでも珍しい編成の第2楽章は室内楽的な美しさで聴く者を魅了し、技巧的な演奏は聴衆を興奮の渦に巻き込みます。
ピアノ協奏曲の名曲を味わいたい方にぜひオススメしたい1曲です。
【ウェーバーのピアノ曲】ドイツオペラの創始者が手掛けた珠玉の名曲(11〜20)
華麗なるポロネーズ「笑いこける」Op.72Carl Maria von Weber

『華麗なるポロネーズ「笑いこける」Op.72』は、カール・マリア・フォン・ウェーバーが1819年に作曲したピアノ独奏曲で、明るく楽しげな印象を与える作品です。
ウェーバーがオペラ作曲家としても活躍したことから、その華やかでロマンティックな作風が感じられる一方、技巧的にも非常に優れた曲として知られています。
軽快なポロネーズのリズムとウェーバーの独特なハーモニーが組み合わさって生まれる音楽は、演奏する喜びと聴く楽しさを同時に味わえるでしょう。
ピアノの演奏に挑戦してみたい方、特に華やかな曲が好きな方にオススメしたい1曲です。
6つの小品 Op.3 第4曲「アンダンテと変奏曲」Carl Maria von Weber

ドイツロマン派の重要な作曲家として知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
『6つの小品 Op.3』の第4曲『アンダンテと変奏曲』は、穏やかでリリカルなアンダンテ部分から始まり、主題を異なる形で繰り返しながら、技術的な要求度を少しずつ高めていく変奏曲です。
ロマンティックな要素は控えめで、より古典的な形式と技術に重点を置いた作品ですが、ピアノ連弾の魅力を存分に引き出す曲として評価されています。
ピアノを学ぶ方にぜひ挑戦していただきたい1曲です。
ドイツ舞曲Carl Maria von Weber

ドイツオペラの創始者としても知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼は音楽一家に生まれ、幼少期から音楽教育を受け、父親からモーツァルトのような神童になることを期待されていたのだそう。
そんなウェーバーが遺した『1ドイツ舞曲』は、15歳の頃に手掛けた作品で、若き才能の片りんが感じられます。
優雅でリズミカルな12曲のピアノ独奏曲は、さまざまなリズムとメロディで、豊かな感情表現にあふれています。
若き天才の情熱と創造性を体感できる本作は、クラシックピアノを学びたいすべての方にオススメしたい名曲です。
ビアンキのアリア「こちらへおいで、美しいドリーナ」による7つの変奏曲 Op.7Carl Maria von Weber

ロマン派音楽の初期において、オーケストラの指揮や配置を改革し、オペラ作曲家としても知られるカール・マリア・フォン・ウェーバー。
彼が遺したピアノ独奏のための作品『ビアンキのアリア「こちらへおいで、美しいドリーナ」による7つの変奏曲 Op.7』は、イタリアのオペラ作曲家ビアンキのアリアをテーマにした変奏曲で、華麗なテクニックと表現の幅を感じる作品です。
変奏ごとにさまざまなスタイルが登場し、情感豊かなメロディが次々と展開されます。
ウェーバーのロマンティックな音楽性と革新的な作曲技法を堪能できる、ピアノ愛好家にぜひオススメしたい1曲です。