耳をすませばの歌。主題歌・挿入歌
今回はジブリ映画「耳をすませば」の主題歌、挿入歌を特集させていただきます。
「耳をすませば」と言えば「カントリー・ロード」ですよね。
ふとした拍子に口ずさみたくなるあのメロディー。
特に作品を観たことのある人なら思い出深い曲ではないでしょうか。
主人公の雫と天沢聖司の甘酸っぱい関係性。
こうして紹介文を書いているだけで、私はまた観たくなってきました。
この記事にまとめられた曲を聴けば、きっとあなたもそうなるでしょう。
耳をすませばの歌。主題歌・挿入歌(11〜20)
満天の夜空野見裕二

オルゴールのかすれたような音色が美しい、「満点の夜空」というタイトルの音楽です。
こちらはさまざまな種類の笛がいくつも重ねられたアンサンブルで、星のキラキラした感じや美しさが感じ取れます。
アコースティック楽器、特に弦楽器が多く使われたこの映画の劇中歌の中でも笛にフィーチャーした伸びのある美しいアレンジの名曲です。
地球屋野見裕二

骨董店やバイオリンの工房がある天沢聖司の住む家、「地球屋」そのヨーロピアンでアンティーク感ただよう作りの丘の上の建物は「耳をすませば」の世界の中でもとりわけ印象的だったのではないでしょうか。
猫を追いかけてあの洋館にたどり着いた時のワクワク感をもり立てる反響の長い音色、そして張りのある弦楽器の音が心地よい1曲です。
エンゲルス・ツィマー(天使の部屋)野見裕二

こちらは「エンゲルス・ツィマー(天使の部屋)」という楽曲です。
「エンゲルス・ツィマー」は劇中で天沢聖司が猫の置物である、バロン伯爵について説明していた時に出てきた言葉ですね。
人形職人が制作中に針などでつけた傷口がきれいに反射し、美しい光を放っている状態のことを指すのだそうです。
光のきらめきをオルゴールの音色で美しく表現した一曲です。
古い木版画野見裕二
この曲が使われているシーンを覚えていますでしょうか。
15秒しかない楽曲ですが、本の中の挿絵として使われていた「古い木版画」が紹介されるシーンです。
牢獄の中でバイオリンを作る人が描かれているのですが、そんな絵を表現するかのように重厚な低音、そして音が完全に無音になるまでの余韻まで、全てを存分に楽しんでほしい1曲です。
地球屋野見裕二
物語の舞台となる小さな古道具屋「地球屋」での挿入歌。
ガットギターとハープ、もしくは多弦ギターでしょうか、温かい音ときらびやかな音色のバランスが絶妙です。
レトロな内装、アンティークな雰囲気のスペースでの音楽。
木漏れ日から差し込む光をイメージさせ、作品自体と同様に不思議と古さを感じないサウンド。
晴れたお昼間のBGMにどうぞ。
夜明け野見裕二
「耳をすませば」の音楽を担当している野見祐二による曲。
これ以降、スタジオジブリ作品への参加が続きます。
この曲が流れるのはのラストシーン。
カントリーロードのエンディング・バージョンのイントロが、この「夜明け」のアウトロとつながっています。
曲順をシャッフルしないでサントラを通して聴いてみてください。
映画作品の世界がより体内に浸透していくでしょう。
耳をすませばの歌。主題歌・挿入歌(21〜30)
打ち明け話野見裕二
美しも不思議な雰囲気もするこの曲は「打ち明け話」というタイトルの曲で、その案サンバルは非常に楽しく、高い音が強調され高揚感のあるアレンジとなっています。
雫や友達のなんともない学園生活の中に突如として現れる魔法のような出来事までファンタジー映画ではなくとも、十分なファンタジーのある今作の序盤を盛り上げる1曲です。