私たちが人生で経験する複雑な感情の動きに敏感なミュージシャンたちは、曲という形で自身の経験をリスナーとシェアしてくれるものですよね。
ほとんど同じような体験が歌詞に描かれていて共感しすぎてつらい、なんていうこともよくあることです。
今回は決して叶わない恋や失恋した後の割り切れない思いを描いた曲をピックアップ、最新の人気曲から往年の名曲まで時代やジャンルを問わずまとめてみました。
悲しい気持ちをストレートに歌った曲が多く登場しますから、ぜひあなたの思いと重ね合わせて曲を聴いてみてくださいね。
【2025】届かぬ想い、すれ違う心…洋楽の叶わない恋の歌まとめ(1〜10)
Love YourselfJustin Bieber

2015年に大ヒットしたジャスティン・ビーバーの『Love Yourself』。
言葉がわからなくてもメロディで「失恋ソングなんだろうなぁ」って分かりますよね。
叶わない恋をうまい具合にメロディで表現できていると思います。
ジャスティン・ビーバーは歌唱力が高いタイプのシンガーではないため、こういった静かなメロディの方が彼の個性を引き出せていますね。
曲のイントロから最後まで、世界観がつらぬかれている作品です。
Ocean EyesBillie Eilish

ビリー・アイリッシュのヒットソング『Ocean Eyes』。
サビに入ると、よくあるエモーショナルな曲かと思ったら、意外にもR&Bのフェイクが登場します。
エフェクトのかけかたといい、楽曲の構成といい彼女の個性を最大限までいかされた曲ですね。
失恋の雰囲気がメロディにうまく表現されています。
ダーティなエレクトロポップから、この曲のようなエモーショナルな失恋ソングまで歌いこなせるのは、さすがビリー・アイリッシュといったところですね。
If I Can’t Have YouShawn Mendes

今やティーンに絶大な人気のある彼のラブソング。
ファッションモデルでもあることからその活動は注目の的です!
そんな彼が唄うこの曲は、かなわぬ恋の歌ですが力強いメロディが、かっこいいですね。
同じカナダ出身であるジャスティン・ビーバーと比較されることもありますが、その魅力はこれからどんどんと発揮されて息事でしょう。
Lose You to Love MeSelena Gomez

セレーナ・ゴメスの失恋ソング『Lose You to Love Me』。
自分から別れを告げる女性の心情を描いた作品です。
序盤は静かな立ち上がりですが、じわじわとボルテージが上がってくるタイプの曲です。
グルーヴ感がほとんどない曲なので、ボルテージが上がっても落ち着いた印象は続きます。
2番のサビからダイナミックなコーラスが入るのですが、それでも聴いていてしんどいということはないでしょう。
寝る前に聴くと心地良さそうなメロディです。
Drivers LicenseOlivia Rodrigo

2003年生まれ、現在最も注目されている若きシンガーソングライターの一人であるオリビア・ロドリゴさんが2021年1月にリリースした『drivers license』は、失恋の痛みを切なくも力強く歌い上げた名曲です。
デビュー曲ながらも、感情の渦をナビゲートするオリビアさんの声と、静かなピアノの旋律が心に響く楽曲となっています。
特に、失恋を経験したことのある方や、自分の感情を音楽で表現することに共感を覚える人にオススメです。
オリビアさんの真摯な歌詞と感動的なメロディは、多くの人の心に届くことでしょう。
Wish You The BestLewis Capaldi

1996年生まれ、スコットランド出身のルイス・キャパルディさんは、深みのある歌声と切ないメロディで聞く者の心をつかむシンガーソングライターです。
2023年に発表した楽曲『Wish You The Best』は、別れた恋人に対する複雑な感情を繊細に描き出しており、彼らが新しい幸せを見つけたことへの純粋な願いと、それが自分の心とは裏腹であることの苦しみが混在しています。
特に、彼がまだ過去の感情に囚われていることを告白する部分は心を打ちます。
失恋を経験した人であれば共感しすぎてつらくなってしまうかもしれませんが、キャパルディさんのエモーショナルな歌声はきっとあなたの心を癒してくれるはずですよ。
I Remember Everything (feat. Kacey Musgraves)Zach Bryan

オクラホマ州出身のシンガーソングライター、ザック・ブライアンさんはカントリー、アメリカーナ、フォークを軸にした心に響く楽曲の数々で知られています。
彼の最新作で、2023年8月25日にリリースされたアルバム『Zach Bryan』からの一曲、『I Remember Everything』は特に注目に値します。
この楽曲では、ケイシー・マスグレイブスさんがフィーチャリングで参加し、二人のハーモニーが冴えわたります。
リリース直後にアメリカのビルボードホット100で1位に輝くなど、抜群の人気を誇ります。
歌詞の中では、過去の愛を振り返りながら、失われた時間や想い出、そしてそれらが心に残す深い痕跡について、詩的かつ繊細に描かれています。
Zach Bryanさんの豊かな感情表現とケイシー・マスグレイブスさんの透明感のある声が融合し、リスナーを失恋の痛みとそれに伴う複雑な感情の中へと誘います。
終わった恋を振り返ることで心の整理をつけたい人、または共感を求めている人に、ぜひ聴いてほしい楽曲です。