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素敵なインストゥルメンタル

【2026】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド

皆さんは、インストゥルメンタル主体の楽曲を主にプレイするバンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

何となく興味はあるけどボーカルがない曲を聴く習慣もないし……といった風に先入観で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんな方々に向けて海外のおすすめインストバンドを紹介しています。

あえて往年のジャズやプログレッシブロックといったインスト主体のバンドではなく、1990年代以降のポストロックやマスロック、近年のジャズ周辺など新世代のグループなども多数紹介していますから、インストバンドに詳しい方もぜひチェックしてみてくださいね!

【2026】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(1〜10)

August 10Khruangbin

タイや東南アジア、中近東といった国の音楽に魅了され、独自のエキゾチックなインストゥルメンタル主体のファンク~ソウルサウンドを鳴らして多くの音楽マニアをうならせるテキサス出身の魅惑的なトリオ、クルアンビン。

日本人にとってはなんとも不思議な語感を持つバンド名は、タイ語で「空飛ぶエンジン/飛行機」を意味する言葉だそうで、美貌のベーシストにして紅一点のメンバーであるローラ・リーさんが命名したもの。

あのエレクトロニックミュージック界の大御所、ボノボことサイモン・グリーンさんに見いだされた3人は人気のコンピレーションシリーズ「Late Night Tales」を手掛けるNight Time Storiesというインディーズレーベルと契約を果たし、同コンピレーションに収録された楽曲『Calf Born in Winter』も大いに注目を集めました。

2015年にはタイの音楽に影響を受けたデビューアルバム『The Universe Smiles Upon You』をリリース、2018年にはスペインや中近東の音楽にインスパイアされたというセカンドアルバム『Con Todo El Mundo』を発表して絶賛を浴びています。

日本でクルアンビンの名前が知られるようになったのもこの時期で、2019年の3月には待望の初来日を果たしてチケットは即完売、同年の夏にはフジロックにも出演するなど一気に知名度も急上昇しましたね。

そんなクルアンビンは2020年にほとんどの楽曲にボーカルを取り入れた意欲作『Mordechai』をリリースするなど音楽性の幅を広げており、さらなる進化を遂げています。

聴いているだけでここではないどこかに連れて行ってくれるような、魅惑的なクルアンビン独自の音世界はぜひ一度は体験していただきたいです!

DangerousSurprise Chef

メルボルン出身のサプライズ・シェフは、インスト界で異彩を放つ5人組です。

2017年末に結成された彼らは、情景を描く演奏スタイルを確立し、2020年のアルバム『All News Is Good News』で注目を集めました。

70年代の映画音楽やヒップホップの影響を受けたサウンドは「ムーディーなインスト・ジャズファンク」と称され、聴く者を架空の物語へと誘う独特の空気感を持っています。

2023年にはアルバム『Education & Recreation』がARIA賞のジャズ部門候補に挙がるなど実力は折り紙付きですね。

2025年5月にはアルバム『Superb』を公開するなど精力的に活動しており、ソウルやファンクを愛する方にも大推薦のバンドですよ!

A Dance with DeathWe Lost The Sea

We Lost the Sea – A Dance with Death (official video)
A Dance with DeathWe Lost The Sea

悲劇を経て独自の音世界を構築した存在として、シドニー出身のWe Lost The Seaを紹介します。

2007年に結成された彼らは、2013年にボーカルのクリス・トーピーさんが逝去されたのを機にインストゥルメンタルへ転身した経緯を持つのですね。

2015年のアルバム『Departure Songs』収録の『A Gallant Gentleman』はNetflixドラマ『After Life』で使用され話題となり、2019年のアルバム『Triumph & Disaster』は豪チャート41位を記録。

2025年7月発売のアルバム『A Single Flower』でも叙情的な轟音サウンドは健在で、モグワイなどが好きな方なら間違いなく琴線に触れるはずです!

DjedTortoise

1990年代に発展したロックのその先、いわゆるポストロックと呼ばれるグループの中でも最も重要な存在として2020年代の現在も多くのアーティストたちに影響を与え続けているのが、シカゴ出身のトータスです。

ハードコアやジャズなどさまざまなバックグラウンドを持つ多才なミュージシャンたちによる卓越した演奏技術とバンドアンサンブルはもちろん、1990年代当時にハードディスクによるレコ―ディングを用いてパソコン上で録音した音源を編集していくという革新的な手法などが注目を集め、彼らが拠点とするシカゴのアーティストやバンドが「シカゴ音響派」と呼ばれるなど、シーンの顔役としても知られていますね。

そんなトータスの音楽を一口で表現することは非常に困難であり、ジャズにプログレにパンク、ヒップホップにいたるまであらゆる分野を行き来しつつ、作品によってはテープ録音などのアナログ的な手法に回帰するなど、独自のサウンドを模索し続けている彼らは、言葉通り常にプログレッシブな、革新的なスタイルのグループであると言えましょう。

ポストロックという概念を知らしめた1996年の傑作『Millions Now Living Will Never Die』やさらに進化した1998年の『TNT』といった代表的なアルバムから入るのはもちろんよいですが、聴きやすさという意味で生のバンドアンサンブルに比重を置いた2001年の『Standards』や、メロディアスな作風の2004年リリース作『It’s All Around You』辺りからチェックしてみるのも悪くない選択ですよ!

Victory DanceEzra Collective

Ezra Collective – Victory Dance (Official Video)
Victory DanceEzra Collective

2020年代の今、イギリスの新世代ジャズシーンにおいて最も注目集めているグループの1つが、ロンドンを拠点とする5人組のエズラ・コレクティヴです。

ドラムとベースを担うコレオソ兄弟を中心として2012年に結成された彼らは「トゥモローズ・ウォリアーズ」と呼ばれる音楽家育成機関の中で出会ったメンバーで構成されており、英国ジャズシーンの鍵を握るアーティストとしても知られている鍵盤奏者のジョー・アーモン・ジョーンズが在籍していることでも知られているバンドなのですね。

2019年には待望のデビューアルバム『You Can’t Steal My Joy』をリリース、ジャズやジャズファンク、アフロビートにレゲエやラテン音楽、果てはヒップホップに至るまでさまざまなジャンルをシームレスにつなぐバンドアンサンブルで魅せる楽曲群の素晴らしさで高い評価を得ています。

2022年の11月にはセカンドアルバム『Where I’m Meant To Be』を発表、ジャズに詳しい方であればアルバムのジャケットがセロニアス・モンクさんの名盤『アンダーグラウンド』をモチーフとしたものだと気付いて思わずにやりとしてしまうことでしょう。

そんな遊び心もクールな最新作は、前作と同じく古今東西の音楽を見事なアンサンブルとソングライティングで昇華したハイブリッドなサウンドとなっており、ザンビア共和国のラッパーであるサンパ・ザ・グレイトさんがフィーチャーされた1曲目『Life Goes On』の格好良さだけでもうノックアウト必至です!

情報量も多く豊潤な音楽性ながら、決して難解ではなく音楽の純粋な楽しさを味わえるグループ、エズラ・コレクティヴにぜひ注目してみてください。