【洋楽】カッコいいスリーピースバンド。おすすめのトリオまとめ【2025】
スリーピースのバンドって、ステージに立った見た目がすでにカッコいいですよね。
基本的なギター、ベース、ドラムという編成であれば、真ん中のドラマーがはっきり見えるというのもポイントが高いです。
パンキッシュでストレートなサウンドを鳴らすバンドもいれば、高い演奏技術でトリオとは思えない分厚く複雑なアンサンブルで魅せるバンドもいますし、人気のスリーピース・バンドほど、それぞれのミュージシャンとしての才能や個性を生かした形でトリオ編成の魅力を引き出しているものです。
そこで今回の記事では、洋楽史に残るカッコいいスリーピースのロック・バンドをご紹介。
伝説的なバンドから近年の若手まで、幅広いラインアップでお届けします!
【洋楽】カッコいいスリーピースバンド。おすすめのトリオまとめ【2025】(1〜10)
Smells Like Teen SpiritNirvana

グランジロックを語るうえで欠かせない存在の3ピースロックバンド・Nirvana。
リードギターとボーカルを務めたカート・コバーンさんのカリスマ性は時代をこえて語りつがれていますね。
ノイジーかつパワフルなギターリフの楽曲が多く、若者の感情をストレートに現した歌唱で注目を集めました。
アイロニーを含むメッセージ性の強い歌詞にもロックの魂が感じられるでしょう。
代表曲『Smells Like Teen Spirit』はオルタナティブ・ロックの定番であり、数多くのアーティストに影響を与えつづけています。
1987年~1994年という短い活動期間のなかで伝説となった世界的なロックバンドです。
Every Breath You TakeThe Police

ロックとレゲエを融合させたサウンドってどんなものでしょうか。
その答えはザ・ポリスを聴けばわかるはずです。
シンガーソングライターとしての認知度も高いスティングさんがベースボーカルを務めるザ・ポリスは1977年に結成されたイギリスのロックバンドです。
彼らはホワイト・レゲエと呼ばれる、ロックとレゲエを融合させたスタイルを世に知らしめました。
代表曲のひとつ『Roxanne』を聴いてみるとギターのトーン、跳ねたドラムのビート、そしてスティングさんの歌い方からレゲエの要素を感じられます。
スリーピースバンドとなると、使用できる楽器が限られるため、表現の幅も大所帯のバンドに比べれば狭くなります。
ですが、ザ・ポリスのバンドサウンドはそれを逆手にとっているところがあります。
楽器のそれぞれが役目を果たし、存在感のある演奏をしているため、音数の多いバンドよりも非常に聴きやすく、耳に残りやすい楽曲が多いことがわかるでしょう。
彼らを世に知らしめた楽曲『Every Breath You Take』にもその特徴がよく現れています。
Basket CaseGreen Day

グリーンデイは「海外のスリーピースバンド」というと必ず名前が挙がるバンドであり、ポップパンクシーンを語る上で欠かせない最重要バンドの一つでもあります。
日本国内のメロコアシーンでスリーピースバンドへの憧れがあることは、グリーンデイの影響があると言っても過言ではないでしょう。
1994年にリリースした代表作『Dookie』は世界中で大ヒットし、聴いたことがある方も多いと思います。
彼らの楽曲はストレートで親しみやすく、ときに攻撃的でときに心に寄り添ってくれる歌詞が魅力。
パンクスらしい人間性にあふれた作風が特徴です。
Voodoo Child (Slight Return)The Jimi Hendrix Experience

一人の天才的なギタリストを目立たせるために必要なのは、確実なリズム隊です。
没後も一ギターヒーローとして必ず名前が上がるジミ・ヘンドリックスさん。
サイケデリックロックを語る上で、絶対に欠かせない存在ですよね。
派手で、ねちっこく、色気のある演奏や、ワイルドなステージパフォーマンスが魅力的なプレーヤーです。
そんな彼は、伝説的ロックバンド、アニマルズのチャス・チャンドラーさんから才能を認められ、1966年にイギリスへと渡りました。
それからメンバーを募り、オーディションを経て、最強のサイケデリックロックバンドとなる、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成します。
ベースにはノエル・レディングさん、ドラムにはミッチ・ミッチェルさんが加わり、スリーピースバンドとしてロック史に伝説を残しました。
骨太なリズム隊があってこそ、ド派手なギタープレイが生きますね。
Sunshine Of Your LoveCream

ハードロックの原点とも言えるスリーピースロックバンド、クリーム。
ギターには、エリック・クラプトンさん、ベースには、マンフレッド・マンのジャック・ブルースさん、そしてドラムにはセッションミュージシャンとして引っ張りだこだったジンジャー・ベイカーさんという超豪華なメンバーたち。
ドラマーのジンジャー・ベイカーさんが声をかけたことによって結成され、1966年にデビューしました。
それぞれが本当に優れたプレーヤーたちだったため、このバンドを表現するなら、才能のぶつかり合いという言葉がぴったりでした。
各楽器の演奏の主張が強くても成立するのはスリーピースという形ならではですね。
In the cityThe Jam

ロンドンで結成され、1970年代後半に活躍したザ・ジャム。
ポール・ウェラーさんの激しいボーカルとギター、ブルース・フォクストンさんの引き締まったベース、リック・バックラーさんの疾走感あふれるドラムで、当時流行しはじめたパンクムーブメントの波に乗り人気を博しました。
さらに、モッズと呼ばれる労働者階級の若者たちのファッションやライフスタイルを体現したことでも有名です。
1枚目のアルバムに収録されている『In the city』でも、そんな彼らの勢いのあるバンドサウンドが楽しめますよ!
YYZRush

1968年にカナダのトロントで結成された3ピースバンド。
結成からデビュー当初はLed Zeppelinの影響を強く感じさせるハードロックバンドでしたが、やがてそこから複雑な変拍子の楽曲への導入などプログレッシブロックに傾倒した音楽性に変容していきます。
そこから後の時代には、耳なじみのいいポップな印象の楽曲の中にスリリングで複雑な演奏を絡めていくという彼ら独自のスタイルを完成させましたが、1998年、ファンやシーンから惜しまれつつも解散してしまいました。
今回、本稿でご紹介している動画の『YYZ』歌のないインスト曲ですが、Bass,Vocal,Keyboardを担当するゲディ・リーさんの独特のハイトーンボイスもとても魅力的なので、ご興味のある方は彼らの他の楽曲も検索して聴いてみてください。