人気の洋楽バンドランキング【2025】
ブームはくり返します。
大昔に流行ったものが、現代でまた「新しいもの」として取り入れられるのは当たり前のことです。
しかし止まっているわけではありません。
その時々、その時代を生きるアーティストだけが持っている思いと、積み上がってきた音楽の歴史が合わさることで、本当の意味での「新しいもの」が生み出されるのです。
今回は、人気洋楽バンドをランキング形式でご紹介します。
人気の洋楽バンドランキング【2025】(1〜10)
High HopesPanic! At The Disco1位

「自分ならできる!」と背中を押してくれる、底抜けに明るい応援歌!
アメリカのロックバンド、パニック・アット・ザ・ディスコが手がけた楽曲です。
力強いホーンセクションと、ボーカルのブレンドン・ユーリーさんの伸びやかな歌声は、聴くだけで力が湧いてきますよね。
本作は彼の幼少期の夢がテーマで、たとえうまくいかなくても高い目標を掲げ続けることの大切さが歌われています。
アルバム『Pray for the Wicked』に収録され、BillboardのHot Rock Songsチャートで65週も1位を記録する大ヒットとなりました。
ホンダのCMソングにも起用されたので、聴き覚えのある人も多いかもしれません。
夢や目標に向かって頑張っているときに聴けば、「不可能なんてない!」と前向きな気持ちになれるはずです。
Don’t Look Back In AngerOasis2位

90年代イギリスが生んだ最強のロック・バンド、オアシスの代表的な楽曲の1つであり、文句の付けようがないほどの名曲ですね。
本作は、ソングライティングを手がけるギタリストのノエル・ギャラガーさんがリード・ボーカルを担当し、「過去を怒りで振り返るな」という力強いメッセージを歌い上げています。
1996年2月発売のアルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』からのシングルで、近年はマンチェスターでの悲しい出来事の後、人々が団結する時に歌われる国民的なアンセムとなった感があります。
過去に区切りをつけて前に進みたい時、心に寄り添ってくれる一曲と言えましょう。
It’s My LifeBon Jovi3位

強いメッセージ性と疾走感溢れるロックサウンドで、自分らしい生き方を貫くことの大切さを訴えかけるアメリカのロックバンド・ボン・ジョヴィの代表作です。
自己主張や人生の舵を取る決意を歌い上げた本作は、2000年5月にリリースされたアルバム『Crush』の収録曲で、若い世代から支持を集めました。
前向きなエネルギーに満ちた歌詞とキャッチーなメロディラインが印象的で、まるでハイウェイを疾走するかのような爽快なサウンドが心を揺さぶります。
ダンスシーンの盛り上がりに欠かせない一曲として、運動会や体育祭のBGMに最適です。
堂々と立ち上がり、自分の道を進むための勇気と活力を与えてくれる名曲で、2021年7月にはミュージックビデオの再生回数が10億回を突破しました。
Smells Like Teen SpiritNirvana4位

混沌とした若者の疎外感と怒りを、激しいダイナミクスで表現したアメリカのバンド、ニルヴァーナの代表曲。
静かなイントロから一転、轟音のギターリフと叫びのようなボーカルが響き渡り、社会への無関心さと反抗心を巧みに描き出しています。
1991年9月のリリース以降、世界各国で大ヒットを記録し、グランジムーブメントの火付け役となった本作は、アルバム『Nevermind』の象徴的な1曲として、X世代の共感を集めました。
荒々しい曲調と深い絶望感を内包した歌詞は、体制への違和感や自己嫌悪に苛まれる人々の心に強く響きます。
内なる闇と向き合いたい時、あるいは心の奥底にある怒りを解き放ちたい時にぴったりの楽曲です。
Sweet Child O’ MineGuns N’ Roses5位

力強いギターリフから始まり、美しいメロディと心に響く歌声が印象的なラブソングは、1987年発売のアルバム『Appetite for Destruction』からのシングルカットとして1988年6月にリリースされた作品です。
アメリカのハードロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズにとって初の全米1位を獲得した本作は、映画『Thor: Love and Thunder』などでも使用され、世代を超えて多くの人々に愛されています。
2025年5月の来日公演でも披露され、会場を熱狂の渦に巻き込んだ楽曲です。
合唱曲として再解釈すれば、ハードロックの荒々しさとバラードの優しさが調和した新しい魅力を引き出せるはず。
クラス全員で歌い上げることで、心に響く感動的なステージになるでしょう。
Viva La VidaColdplay6位

壮大なストリングスで描かれる、権力を失った王の悲哀が胸を打つ、イギリスのロックバンド、コールドプレイの楽曲です。
本作は2008年5月にアルバム『Viva la Vida or Death and All His Friends』から公開され、第51回グラミー賞で最優秀楽曲賞を獲得したことでも記憶している方が多いはず。
AppleのiPodのCMで耳にしたことがあるかもしれません。
ファンからは「壮大なのに切ない」「人生の応援歌のよう」と絶大な人気を得ています。
「かつては世界を支配したのに、今は孤独に眠る」という主人公の虚しさは、大きな成功の後に訪れる空虚な気持ちと重なります。
頂点を極めたからこそ知る人生の儚さを思うと、今ある幸せを大切にしたくなりますね。
I Don’t Want to Miss a ThingAerosmith7位

ブルースを基盤としたハードロックで世界的な人気を誇り、「アメリカズ・グレイテスト・ロックンロール・バンド」とも称されるエアロスミスの一曲です。
1998年公開の映画『アルマゲドン』の主題歌として制作され、バンド史上初となる全米シングルチャートで4週連続1位を獲得したナンバーです。
壮大なオーケストラと魂を揺さぶるボーカルが織りなすサウンドは、まさに圧巻ですよね。
眠ることさえ惜しいほど、愛する人との一瞬一瞬を大切にしたいと歌うひたむきな愛情が、聴く者の涙腺を刺激します。
大切な人の存在を改めて感じたい時、心ゆくまで感動に浸りたい夜にぴったりのロックバラードです。