海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち
1980年代のイギリスで誕生したアシッドジャズ。
ジャズとファンク、ソウルなどが絶妙にブレンドされたこの音楽は、クリス・バングスさんやエディ・ピラーさんらによって確立されました。
ダンスフロアを揺らすグルーヴィーなビート、洗練された旋律、そして心地よいクロスオーバーサウンドは、人種や文化の垣根を超えて多くのリスナーを魅了してきました。
インコグニートやジャミロクワイなど、イギリス発の実力派アーティストたちが生み出した珠玉の名曲の数々をご紹介します。
もくじ
- 海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち
- BreakoutSwing Out Sister
- You Will RiseSweetback
- T-JamGeorge Duke
- Rose rougeSt Germain
- Doo Uap, Doo Uap, Doo UapGabin
- LounginGuru
- A Part Of MeMicatone
- Bossa Per DueNicola Conte
- All That You GiveThe Cinematic Orchestra
- Your Love Is MineThe New Mastersounds
- Sports, Not Heavy CrimeXploding Plastix
- Dream Come TrueThe Brand New Heavies
- Sands Of TimeMonday Michiru
- Always ThereIncognito
- Stoned WomanMother Earth
- Long Time GoneGalliano
- L.O.V.E. and You and IJazzanova
- Jazz dance at east villagePaul Murphy
- AnarchyintheUKSnowboy
- Out of hereCorduroy
- Koop Island BluesKoop
- Night FlightSTR4TA
- Something WickedThe Herbaliser
- JussaraZuco 103
- When You Gonna LearnJamiroquai
- There’s Nothing Like ThisOmar
- be someoneChris Bangs
- RighteousThe Quiet Boys
- CantaloopUS3
- Rapid TV Talkin’ Loud Label Feature circa 1990 with Gilles PetersonGilles Peterson
- Apparently Nothin’Young Disciples
- In The Hand Of The inevitableJames Taylor Quartet
- Frederic Lies StillGalliano
海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち(1〜20)
BreakoutSwing Out Sister

洗練されたエレガンスと情熱的なグルーヴが融合する魔法—それがスウィング・アウト・シスターの音楽世界です。
1985年マンチェスター結成のこのグループは、ジャズ、ポップ、ソウルの美しい交差点に佇んでいます。
1987年のデビューアルバム『It’s Better to Travel』はUKチャート1位を獲得し、洗練された楽曲群で一躍注目を集めました。
1988年にグラミー賞「最優秀新人賞」等にノミネートされ、特に日本では強い支持を得ています。
フロントウーマンのコリーン・ドリュリーさんの透明感ある歌声とアンディ・コーネルさんの繊細なアレンジが生む音世界は、心地よいクロスオーバーサウンドを求める方々に最適です。
You Will RiseSweetback

洗練された音の冒険を続けるスウィートバックさん。
イギリス・ロンドンを拠点に1994年に結成された彼らは、世界的バンド「シャーデー」のメンバー3人によるプロジェクトです。
アシッドジャズからトリップホップまで、ジャンルの境界を溶かす「グローバル・ソウル・ミュージック」を追求しています。
デビューアルバム『Sweetback』は1996年に発売され、「Softly, Softly」などが話題となりました。
2004年には8年ぶりのアルバム『Stage 2』を世に送り出しています。
各楽曲にゲストボーカリストを迎える独自のスタイルは、緻密な演奏技術と洗練された音楽センスの証。
ダンスフロアでの高揚感と心地よいリラクゼーションを求める方に最適です。
T-JamGeorge Duke

幅広いジャンルを縦横無尽に行き来したアメリカ出身の音楽マエストロ、ジョージ・デュークさん。
4歳でピアノを始めた彼は、1969年にジャン=リュック・ポンティとのコラボレーションで注目を集め、その後フランク・ザッパとも共演しました。
1970年代に本格的にソロ活動を開始し、1977年のアルバム『Reach for It』が商業的成功を収めています。
2001年と2002年にはダイアン・リーヴスのアルバムでグラミー賞を獲得した彼の功績は、ダフト・パンクやカニエ・ウェストさんなど現代アーティストのサンプリングにも息づいています。
ジャズとファンクの境界を越えた洗練されたグルーヴを求めるリスナーにぴったりです。
Rose rougeSt Germain

フランスが誇る電子音楽の革新者、サン・ジェルマンさん。
1969年生まれのDJであり音楽プロデューサーでもある彼は、ハウスミュージックとジャズを絶妙に融合させた唯一無二のサウンドスケープを創り出しています。
1995年にデビューアルバム『Boulevard』で早くも100万枚超えの大ヒットを記録。
2000年に発表したアルバム『Tourist』は世界400万枚を突破する快挙を達成しました。
2001年にはフランスの音楽賞「ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージック」で3部門を受賞するなど、その芸術性は各国で高く評価されています。
洗練されたビートと生演奏を組み合わせた心地よいグルーヴは、ジャズやハウスミュージックを愛する方だけでなく、異文化の融合に関心がある音楽ファンにもおすすめです。
Doo Uap, Doo Uap, Doo UapGabin

イタリア・ローマが拠点のガビンは、ジャズとエレクトロニカが交差する洗練されたサウンドを奏でる音楽ユニットです。
2001年に結成されたこのデュオは、ベーシストのマッシモとDJのフィリッポによる才能の融合から生まれました。
2002年発売のデビューアルバム『Gabin』で国際的な評価を受け、映画『ファンタスティック・フォー』や人気テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でも楽曲が使用されています。
ジャズの即興性とクラブミュージックのビートが絶妙に絡み合う彼らの音楽は、2017年2月の解散まで約16年間、アシッドジャズシーンを彩りました。
洗練された都会的な雰囲気を好む方や、ジャンルの垣根を超えた音楽探究を楽しむリスナーにおすすめです。