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海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち

1980年代のイギリスで誕生したアシッドジャズ。

ジャズとファンク、ソウルなどが絶妙にブレンドされたこの音楽は、クリス・バングスさんやエディ・ピラーさんらによって確立されました。

ダンスフロアを揺らすグルーヴィーなビート、洗練された旋律、そして心地よいクロスオーバーサウンドは、人種や文化の垣根を超えて多くのリスナーを魅了してきました。

インコグニートやジャミロクワイなど、イギリス発の実力派アーティストたちが生み出した珠玉の名曲の数々をご紹介します。

海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち(1〜10)

All That You GiveThe Cinematic Orchestra

The Cinematic Orchestra – ‘All That You Give (feat. Fontella Bass)’ (Official Audio)
All That You GiveThe Cinematic Orchestra

映画音楽のような壮大なサウンドスケープが印象的なザ・シネマティック・オーケストラ。

1999年にイギリス・ロンドンでジェイソン・スウィンスコウさんを中心に結成された彼らは、ジャズとエレクトロニカを絶妙に融合した独自の音楽性で注目を集めています。

アルバム『Motion』でデビューし、2002年の『Every Day』ではソウルシンガー、フォンテラ・バスさんとのコラボレーションで高い評価を得ました。

2009年にはディズニーネイチャーのドキュメンタリー音楽を手がけ、ジャクソン・ホール・ワイルドライフ・フィルム・フェスティバルで最優秀映画音楽賞に輝いています。

心地よいグルーヴと感情豊かな旋律に身を委ねたい方におすすめです。

A Part Of MeMicatone

電子音とライブ演奏のハーモニーを奏でるベルリン発のバンド、ミカトーン。

1999年に結成され、ヌー・ジャズをベースにエレクトロニカやソウル、トリップホップなど多彩な要素を織り交ぜた独自の音楽性で人気を博しています。

2001年のデビューアルバム『Nine Songs』から革新的なサウンドを展開し、2012年のアルバム『Wish I Was Here』では全編ライブ録音という挑戦的な試みも。

歌姫リサ・バッセンジさんの表情豊かなボーカルとジャンルの壁を超える柔軟な音楽性は、シーンを超えて評価されています。

ジャズの即興性とクラブミュージックのグルーヴを求める音楽ファンにぴったりの一曲です。

Your Love Is MineThe New Mastersounds

The New Mastersounds – Your Love Is Mine [Audio]
Your Love Is MineThe New Mastersounds

深いグルーヴを刻み続けるイギリス・リーズ出身のザ・ニュー・マスターサウンズ。

1999年に結成された4人組は、ヴィンテージファンクとジャズ・フュージョンを融合させた独自のスタイルで知られています。

デビュー作『Keb Darge Presents The New Mastersounds』(2001年)から、彼らのインストゥルメンタルな音の冒険が始まりました。

これまで15枚以上のスタジオアルバムをリリースし、2018年のアルバム『Renewable Energy』では現代的要素も取り入れた進化を遂げています。

メイシオ・パーカーさんやフレッド・ウェズリーさんとのコラボレーションも果たし、2004年のアメリカ進出以降は世界中のファンクファンを魅了してきました。

リズムに身を委ねたいダンサーやソウルフルな音楽を愛する方に強くおすすめします。

海外の名門アシッドジャズバンド。イギリス発祥の名曲たち(11〜20)

Always ThereIncognito

インコグニートは、1981年に結成されたアシッドジャズバンドで、イギリスロンドン発、アシッドジャズのムーブメントを作ったバンドの一つです。

Always There は1991年の楽曲で、全英チャート(music week)6位を記録し、ジャイルスピーターソンさんが1991年に設立したレーベル、Talkin’ Loudからリリースされました。

Stoned WomanMother Earth

マザーアースは、イギリスのアシッドジャズバンドで、ヒッピーとモッズが混じったようなイデタチの4人組です。

Stoned WomanはAcidJazzレーベルよりリリースされた1992年のデビュー作です。

当時無名のジャミロクワイさんとダブルヘッダーでのライブ後にデビューしています。

リードボーカルは、黒人女性シンガーのショーナ・グリーンさんです。

Bossa Per DueNicola Conte

イタリア出身のニコラ・コンテさんは、アシッドジャズとボサノヴァを絶妙に調和させる音楽の魔術師です。

2000年にデビューアルバム『Jet Sounds』でスタイリッシュな才能を披露し、クラブミュージックとジャズの架け橋を築きました。

2004年に名門ブルーノートと契約した彼は、アルバム『Other Directions』で国際的な評価を獲得。

2018年にはMPSレーベルから『Let Your Light Shine On』をリリースし、アフロジャズとソウルの要素を取り入れた革新的サウンドで話題を集めました。

1964年バーリ生まれの彼は、1990年代に「フェズ・コレクティブ」を結成し、イタリアのジャズシーンを活性化。

洗練された音楽性と映画音楽のようなメロディは、ダンスフロアでのグルーヴと深いリスニングの両方を楽しみたい方に最適です。

Sports, Not Heavy CrimeXploding Plastix

北欧の洗練されたサウンドクリエイターとして、エクスプローディング・プラスティックスはノルウェー・オスロを拠点に活動するエレクトロニックデュオです。

彼らは2000年にシングル『Treat Me Mean, I Need the Reputation』でデビューし、独自のビッグビートとアシッドジャズを融合させた音楽性で注目を集めました。

いわゆるダンスミュージックの枠を超え、生楽器とエレクトロニックサウンドを絶妙に調和させています。

2003年にはノルウェーの権威ある音楽賞「Spellemannprisen」のエレクトロニカ部門を受賞。

映画やテレビ番組のサウンドトラックにも起用され、クロノス・カルテットとのコラボレーションなど、ジャンルの垣根を超えた活動を展開しています。

洗練された都会的なサウンドを求める方や、実験的でありながらも親しみやすいエレクトロニック音楽を探している方におすすめです。