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【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド

皆さんは、インストゥルメンタル主体の楽曲を主にプレイするバンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。

何となく興味はあるけどボーカルがない曲を聴く習慣もないし……といった風に先入観で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。

今回の記事では、そんな方々に向けて海外のおすすめインストバンドを紹介しています。

あえて往年のジャズやプログレッシブロックといったインスト主体のバンドではなく、1990年代以降のポストロックやマスロック、近年のジャズ周辺など新世代のグループなども多数紹介していますから、インストバンドに詳しい方もぜひチェックしてみてくださいね!

もくじ

【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(21〜40)

In The Castle Of My SkinSons of Kemet

革新的なジャズシーンに新たな風を吹き込んだサンズ・オブ・ケメットは、イギリスはロンドンを拠点に、2011年に結成されたインストゥルメンタルバンドです。

ジャズとアフロビート、グライムやダブまでを融合させた実験的なサウンドを確立し、サクソフォン、チューバ、2人のドラマーという異色の編成で多くの聴衆を魅了しました。

2013年のデビューアルバム『Burn』は、MOBOアワードにて最優秀ジャズアクト賞に輝き、Arts Deskの年間最優秀アルバムにも選ばれています。

グルーヴ感溢れるリズムセクションと民族音楽的なメロディーラインが織りなす独特の音世界は、2018年のアルバム『Your Queen Is a Reptile』でマーキュリー賞にもノミネートされ、圧倒的な評価を獲得。

活動期間は10年と短いものの、現代音楽に大きな足跡を残しました。

ジャンルの垣根を超えた斬新な音楽に触れてみたい方におすすめの1組です。

All I Know Is TonightJaga Jazzist

Jaga Jazzist – ‘One-Armed Bandit’ (Live with Britten Sinfonia)
All I Know Is TonightJaga Jazzist

北欧はノルウェーが誇る前衛的なジャズ集団であり、ジャズにエレクトロニカ、ポストロックからプログレッシブロックなどのジャンルからの影響を取り込みながら、常に変化と進化を続ける異能のグループ、ジャガ・ジャジスト。

当時14歳だったというリーダーにしてメインソングライター、ラーシュ・ホーントヴェットさんを中心として1994年に結成された彼らは、ビッグバンドという古き良きジャズバンドとしての顔を持ちながらも冒頭で述べたように先鋭的な音楽性を貪欲に吸収して独自のサウンドを生み出し、純然たるジャズの愛好家というよりは、むしろクラブミュージックやポストロックを愛聴しているリスナーを中心として日本でも高い人気を集めている存在です。

2001年のセカンドアルバム『A Livingroom Hush』は本国ノルウェーで高い評価を受けて商業的にも大きな成功を収め、精力的なライブツアーでヨーロッパ各国で彼らの知名度は高まります。

その後、主にクラブミュージックを中心としたリリースで知られるイギリスの老舗レーベル、ニンジャ・チューンと契約を果たして2005年に名盤『What We Must』をリリース。

5年というインターバルを経て発表された2010年の『One-Armed Bandit』ではあのトータスのジョン・マッケンタイアさんがミキシングで参加、という出会うべくして出会った両者によるコラボレーションが実現した作品であり、先鋭的な内容でありながらも日本で初のオリコンチャート入りを果たしています。

そんな彼らのオリジナルアルバムはもちろん、個人的には有機的なパフォーマンスを楽しめるライブアルバムもぜひチェックしてもらいたいですね!

Time Destroys Everything, But Our Foundation RemainsThis Patch of Sky

This Patch of Sky – Time Destroys Everything, But Our Foundation Remains
Time Destroys Everything, But Our Foundation RemainsThis Patch of Sky

残念ながら2019年で解散、日本では熱心なポストロックリスナー以外には知られていない存在ではありますが、質の高いインストゥルメンタルバンドとしてディス・パッチ・オブ・スカイを紹介します。

2010年に結成されたオレゴン州出身の彼らの音楽性は、哀愁を帯びたアルペジオと空間系のエフェクターを多用したギターサウンド、感極まったように炸裂する轟音が織り成すギターオーケストレーションが壮大かつドラマチック、エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ辺りの轟音系ポストロックがお好きな方であれば間違いなく気に入るものです。

2014年のセカンドアルバム『This Patch of Sky』からはチェリストも参加、美と悲哀とが迫りくる楽曲群のクオリティは相当高いですよ。

アルバムとしては3枚、日本盤もリリースされたEP作品なども含めてそれほどの作品数ではありませんから、気に入った方はすべての作品をチェックしていただいても損はないはずです!

PeponiThe Piano Guys

Peponi (Paradise) | Coldplay’s Anthem Reimagined by The Piano Guys ft. Alex Boyé
PeponiThe Piano Guys

YouTubeを中心に活動しているクリエイター集団、The Piano Guysによる、コールドプレイの楽曲「Paradise」のカバーです。

ピアノとチェロで奏でられるアンサンブルに、ゲストシンガーのAlex Boyeのボーカルがしっかりと華を添えています。

Peponiとはスワヒリ語で楽園という意味です。

PipelineThe Ventures

ベンチャーズ – パイプライン The Ventures – Pipeline
PipelineThe Ventures

多分日本で一番有名な洋楽インストではないでしょうか?

テケテケ音はまさしくエレキという表現がぴったり。

現代音楽に疲れたら一度こういった曲を聴いて浄化してみるのも良いかと思います。

今まで見えなかった新しい発見があるかも知れません。