【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド
皆さんは、インストゥルメンタル主体の楽曲を主にプレイするバンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
何となく興味はあるけどボーカルがない曲を聴く習慣もないし……といった風に先入観で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんな方々に向けて海外のおすすめインストバンドを紹介しています。
あえて往年のジャズやプログレッシブロックといったインスト主体のバンドではなく、1990年代以降のポストロックやマスロック、近年のジャズ周辺など新世代のグループなども多数紹介していますから、インストバンドに詳しい方もぜひチェックしてみてくださいね!
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【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(21〜40)
A Slow Unfolding Of WingsAnd So I Watch You From Afar

卓越したギタープレイとダイナミックなアンサンブルで知られる北アイルランドのベルファスト発、アンド・ソー・アイ・ウォッチ・ユー・フロム・アファーは、2005年に結成されたインストバンドです。
ポストロックやマスロックを軸としながら、プログレッシブやアートロックの要素も融合させた彼らのサウンドは、激しいギターリフと複雑なリズム構成により、独自の世界観を表現しています。
2009年のセルフタイトルのデビューアルバムにて頭角を現し、『Rock Sound』誌での年間ベストアルバム第6位という快挙を達成しました。
その後もヨーロッパを中心とした精力的なライブ活動を展開し、2015年のアルバム『Heirs』はIMPALAの年間アルバム賞にもノミネート。
複雑な楽曲構成でありながら、エネルギッシュで直感的な表現力を併せ持つ彼らの音楽は、緻密に組み立てられた機械仕掛けのような音楽に心を奪われる方にぴったりです。
acid rainLiquid Tension EXPERIMENT

ドラマーのマイク・ポートノイさん、ギタリストのジョン・ペトルーシさんというプログレッシブメタルの最高峰であるドリーム・シアターのメンバーを中心として結成された、超絶技巧派のプレイヤーたちによるスーパーバンドがリキッド・テンション・エクスペリメントです。
ベーシストにはキング・クリムゾンなどの活動でも知られるトニー・レヴィンさん、後にドリーム・シアターに加入するキーボーディストのジョーダン・ルーデスさんも在籍しているのですから、まさにシーンのトップに立つミュージシャンたちの豪華な共演が楽しめるインストゥルメンタルグループなのですね。
近年、まさかの再結成を果たして2021年には待望の復活作『Liquid Tension Experiment 3』もリリースした彼らの音楽性は、当然ながらヘビーメタルやプログレにフュージョンといったジャンルを基調としながらも、卓越したテクニックに裏打ちされた即興演奏とソングライティングの妙を同時に楽しめる楽曲たちはドリーム・シアターのファン以外でもぜひ聴いてみてほしいところ。
もちろん、名プレイヤーたちによる華麗なプレイをこれでもかと味わいたいという方も必聴です!
Tidal WaveButcher Brown

アメリカ・バージニア州のジャズシーンを代表するハイブリッドジャズバンド、ブッチャー・ブラウン。
2009年にリッチモンドにて結成された5人組は、伝統的なジャズ・ファンクとヒップホップ、ソウル、アフロビートといったジャンルを自在に行き来するスタイルを確立しました。
メンバーそれぞれの並外れた演奏力は、バンドの複雑なアンサンブルを支えており、2020年にはNFLの「マンデー・ナイト・フットボール」にも楽曲が採用されています。
アルバム『Solar Music』では、2024年のNewlin Music Prizeを獲得し、更なる高評価を得ています。
DJハリソンさんのホームスタジオ「Jellowstone Studios」をクリエイティブな活動拠点として、常に新たな境地に挑戦し続ける彼らの音楽は、ジャズ愛好家からヒップホップファンまで幅広い音楽ファンを魅了しています。
KandaikiMammal Hands

イギリスのノリッジを拠点に活動するママル・ハンズは、ベースレスという異色の編成ながら洗練されたサウンドを奏でるピアノトリオです。
2012年に兄弟であるジョーダン・スマートさんとニック・スマートさんを中心に結成され、2014年にはアルバム『Animalia』でデビュー。
アンビエントやジャズ、電子音楽、フォーク、スーフィー音楽など幅広い音楽性を取り入れながら、メンバー全員が平等に作曲に関与する独自のアプローチを確立しています。
2020年に公開されたアルバム『Captured Spirits』は、即興演奏とリズムのループを巧みに組み合わせたトランス的な魅力で、Bonoboなど著名アーティストからも高い評価を得ました。
2024年4月からはGoGo Penguinで知られるドラマー、ロブ・ターナーさんが加入し、バンドに新たな息吹を吹き込んでいます。
繊細かつダイナミックなサウンドに浸りたい方におすすめの存在です。
ABUSEY JUNCTION // WE OUT HEREKokoroko

英国ジャズシーンの新世代を代表するバンドの1つとして注目を集めているKokorokoは、多文化的な音楽性で観客を魅了するユニークな音楽集団です。
2014年にロンドンで結成された彼らは、西アフリカのアフロビートとジャズを融合させたサウンドを武器に、瞬く間に英国を代表するインストゥルメンタルバンドとして名を上げました。
アルバム『Could We Be More』は2022年にUKアルバムチャートで30位を記録、2020年にはUrban Music Awardsで「Best Group」、2021年にはParliamentary Jazz Awardsで「Jazz Ensemble of the Year」を受賞し、さらにBBC Promsにも招かれてロイヤル・アルバート・ホールで演奏するなど、着実に実績を重ねています。
トランペッターのシーラ・モーリス=グレイさんを中心とした柔らかな3人のホーンセクションと、催眠的なリズムが織りなす心地よいグルーヴは、ジャズの固定観念を打ち破る新鮮な魅力を放っています。
RuinsPortico Quartet

ロンドンの路上でバスキングをしていた大学生4人組から、現代ジャズシーンの最前線へと駆け上がったポーティコ・カルテット。
2005年の結成以来、サックス、ベース、ドラムスに加え、スイス発祥の打楽器「ハング」を取り入れた独創的なサウンドで多くの音楽ファンを魅了してきました。
2007年のデビューアルバム『Knee-Deep in the North Sea』はマーキュリー・プライズにノミネートされ、Time Out誌で年間最優秀アルバムに選出される快挙を達成。
ジャズとアンビエント、エレクトロニカを融合させた彼らの音楽は、徐々にエレクトロニクスやサンプリングを取り入れながら進化を続け、2017年のアルバム『Art in the Age of Automation』ではUKジャズチャート1位を獲得しています。
叙情的でありながら実験的な要素も併せ持つ彼らの音楽は、現代ジャズやアンビエントミュージックに関心のある方に強くお勧めできます。