【2026】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド
皆さんは、インストゥルメンタル主体の楽曲を主にプレイするバンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
何となく興味はあるけどボーカルがない曲を聴く習慣もないし……といった風に先入観で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんな方々に向けて海外のおすすめインストバンドを紹介しています。
あえて往年のジャズやプログレッシブロックといったインスト主体のバンドではなく、1990年代以降のポストロックやマスロック、近年のジャズ周辺など新世代のグループなども多数紹介していますから、インストバンドに詳しい方もぜひチェックしてみてくださいね!
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【2026】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(21〜30)
WaterslideCHON

惜しくも2022年に活動を休止することを発表した、アメリカはカリフォルニア州出身のプログレッシブロック~マスロックバンド、チョン。
バンド名の由来はいわゆる人体を構成する4大元素の頭文字から取ったもので、当時科学番組を流しながら楽器練習をしていた時に冗談半分で決めたのだとか。
当時はまだ10代前半から中盤だったというのも納得の軽いノリで始まったチョンですが、実際にその音を聴いたら多くの人が驚かれることでしょう。
複雑に構成された楽曲展開の中で、突出したテクニックを持つメンバーによる圧巻のプレイが随所に炸裂する強烈なバンドアンサンブルは衝撃的の一言。
いわゆるポリリズムや変拍子といったリズムパターンもふんだんに取り入れており、難解で取っ付きづらい音なのでは……と敬遠する方々もいらっしゃるかもしれませんが、あくまで聴きやすい楽曲として見事に昇華しているというセンスがまた素晴らしいのですね。
そんな彼らはフジロックなどの大型フェスティバルも含めて数回の来日公演も実現させており、日本でもファンの多いバンドです。
リリースされたアルバムは3枚ということで、どの作品もチェックしていただくことをおすすめしたいのですが、あえて1枚を挙げるとすれば格段に音楽性の幅を広げた2017年のセカンドアルバム『Homey』辺りでしょうか。
サックス奏者兼シンガーソングライターであり、自らの音楽性を「トラップハウスジャズ」と名付けるマセーゴさんをゲストボーカリストとして迎えるなど、チョン独自のセンスが味わえる名盤ですよ!
acid rainLiquid Tension EXPERIMENT

ドラマーのマイク・ポートノイさん、ギタリストのジョン・ペトルーシさんというプログレッシブメタルの最高峰であるドリーム・シアターのメンバーを中心として結成された、超絶技巧派のプレイヤーたちによるスーパーバンドがリキッド・テンション・エクスペリメントです。
ベーシストにはキング・クリムゾンなどの活動でも知られるトニー・レヴィンさん、後にドリーム・シアターに加入するキーボーディストのジョーダン・ルーデスさんも在籍しているのですから、まさにシーンのトップに立つミュージシャンたちの豪華な共演が楽しめるインストゥルメンタルグループなのですね。
近年、まさかの再結成を果たして2021年には待望の復活作『Liquid Tension Experiment 3』もリリースした彼らの音楽性は、当然ながらヘビーメタルやプログレにフュージョンといったジャンルを基調としながらも、卓越したテクニックに裏打ちされた即興演奏とソングライティングの妙を同時に楽しめる楽曲たちはドリーム・シアターのファン以外でもぜひ聴いてみてほしいところ。
もちろん、名プレイヤーたちによる華麗なプレイをこれでもかと味わいたいという方も必聴です!
All I Know Is TonightJaga Jazzist

北欧はノルウェーが誇る前衛的なジャズ集団であり、ジャズにエレクトロニカ、ポストロックからプログレッシブロックなどのジャンルからの影響を取り込みながら、常に変化と進化を続ける異能のグループ、ジャガ・ジャジスト。
当時14歳だったというリーダーにしてメインソングライター、ラーシュ・ホーントヴェットさんを中心として1994年に結成された彼らは、ビッグバンドという古き良きジャズバンドとしての顔を持ちながらも冒頭で述べたように先鋭的な音楽性を貪欲に吸収して独自のサウンドを生み出し、純然たるジャズの愛好家というよりは、むしろクラブミュージックやポストロックを愛聴しているリスナーを中心として日本でも高い人気を集めている存在です。
2001年のセカンドアルバム『A Livingroom Hush』は本国ノルウェーで高い評価を受けて商業的にも大きな成功を収め、精力的なライブツアーでヨーロッパ各国で彼らの知名度は高まります。
その後、主にクラブミュージックを中心としたリリースで知られるイギリスの老舗レーベル、ニンジャ・チューンと契約を果たして2005年に名盤『What We Must』をリリース。
5年というインターバルを経て発表された2010年の『One-Armed Bandit』ではあのトータスのジョン・マッケンタイアさんがミキシングで参加、という出会うべくして出会った両者によるコラボレーションが実現した作品であり、先鋭的な内容でありながらも日本で初のオリコンチャート入りを果たしています。
そんな彼らのオリジナルアルバムはもちろん、個人的には有機的なパフォーマンスを楽しめるライブアルバムもぜひチェックしてもらいたいですね!
Roots Joint // Mellow High Live @ Roots BudapestJazzbois

ジャズとヒップホップの融合と言われたら、英米のシーンを想像する方が多いかもしれませんね。
ハンガリーのブダペストを拠点とするジャズボイスは、即興演奏の熱量とビートメイクの編集感覚を絶妙に融合させたサウンドで世界中を魅了するトリオです。
音楽アカデミー出身のベンツェ・モルナールさんらによる彼らは、2019年にデビューアルバム『Jazzbois Goes Blunt』を発売して一躍注目を集めました。
彼らの特徴は、セッションを素材としてヒップホップ的なグルーヴへ再構築する独自の手法にあり、2024年にはSXSWにも出演するなどライブバンドとしても評価が高いのですね。
2025年にはアルバム『Still Blunted』がハンガリーの音楽賞であるFonogramを受賞するなど躍進を続けています。
おしゃれで踊れるインストを探している、という方にも大推薦のバンドですよ!
Time Destroys Everything, But Our Foundation RemainsThis Patch of Sky

残念ながら2019年で解散、日本では熱心なポストロックリスナー以外には知られていない存在ではありますが、質の高いインストゥルメンタルバンドとしてディス・パッチ・オブ・スカイを紹介します。
2010年に結成されたオレゴン州出身の彼らの音楽性は、哀愁を帯びたアルペジオと空間系のエフェクターを多用したギターサウンド、感極まったように炸裂する轟音が織り成すギターオーケストレーションが壮大かつドラマチック、エクスプロージョン・イン・ザ・スカイ辺りの轟音系ポストロックがお好きな方であれば間違いなく気に入るものです。
2014年のセカンドアルバム『This Patch of Sky』からはチェリストも参加、美と悲哀とが迫りくる楽曲群のクオリティは相当高いですよ。
アルバムとしては3枚、日本盤もリリースされたEP作品なども含めてそれほどの作品数ではありませんから、気に入った方はすべての作品をチェックしていただいても損はないはずです!


