【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド
皆さんは、インストゥルメンタル主体の楽曲を主にプレイするバンドに対して、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
何となく興味はあるけどボーカルがない曲を聴く習慣もないし……といった風に先入観で苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、そんな方々に向けて海外のおすすめインストバンドを紹介しています。
あえて往年のジャズやプログレッシブロックといったインスト主体のバンドではなく、1990年代以降のポストロックやマスロック、近年のジャズ周辺など新世代のグループなども多数紹介していますから、インストバンドに詳しい方もぜひチェックしてみてくださいね!
【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(51〜60)
Organic NucleationDark Matter Secret

ロシアを拠点に活動するインストゥルメンタル・プログレッシブデスメタルバンド、ダーク マター シークレット。
彼らの音楽は、テクニカルデスメタルとプログレッシブメタルの要素を融合した独特のサウンドが特徴で、中でもフレットレスベースの音色が印象的です。
2015年にシングル『Xenoform』でデビューし、2017年6月にリリースしたファーストアルバム『Perfect World Creation』は、Nashville, Tennesseeのレーベル The Artisan Eraからリリースされ、バンドの代表作となりました。
彼らの楽曲は速さよりも技術性やクオリティを追求しており、プログレッシブとテクニカルデスメタルの美しい融合を楽しめます。
Nude Beach. Pin Hole CameraPele

インディーロックシーンに新たな風を吹き込んだアメリカのインストバンド、ペレ。
マスロックやポストロックといったジャンルで注目を集め、独特の構成とメロディが特徴的です。
2000年にリリースされたアルバム『The Nudes』は、彼らの音楽性を象徴する一枚。
シンプルながらも感染力のあるサウンドと、即興とロックが融合した演奏は圧巻の一言。
メンバーのクリス・ローズノーさん、ジョン・ミューラーさん、マット・テネッセンさんの息の合ったプレイは必聴です。
90年代後半から00年代前半のポストロック、マスロックといったジャンルに興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Cissy StrutThe Meters

ブッカーTと近いサウンドを生み出した、インストR&Bバンドが、ミーターズです。
彼らの音楽は、「ニューオリンズ・ファンク」と呼ばれました。
「Cissy Strut」は、彼らのデビューアルバムの1曲目となった、ニューオリンズ・ファンクにとって特別なナンバーです。
A Tender History In RustDo Make Say Think

ドゥー・メイク・セイ・シンクは、カナダ・トロントを拠点に活動するポストロックバンドです。
1995年に結成され、1997年にセルフタイトルのデビューアルバムを自主リリース。
その後、Constellation Recordsと契約し、計7枚のアルバムを発表しています。
彼らの音楽は、ジャズ風のドラミング、歪んだギター、風変わりな管楽器、そして目立つベースギターを特徴としており、サイケデリック、ジャズ、パンク、プログレッシブ、エレクトロニカの要素を高度なオリジナリティで融合させています。
2017年リリースの7thアルバム『Stubborn Persistent Illusions』は、2018年のジュノー賞で最優秀インストゥルメンタルアルバム賞と最優秀アートワーク賞を受賞。
20年以上の歴史を持ち、世界中にファンを持つ彼らの音楽は、インストバンドの可能性を広げる実験的な作品として高く評価されています。
ポストロックやインストバンドに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!
【2025】洋楽のおすすめインストバンド。海外の人気バンド(61〜70)
IVBadbadnotgood

何だか冗談のようなバンド名ですが、カナダはトロント出身のバッドバッドノットグッドは世界的な知名度を誇る先鋭的なインストゥルメンタルバンドです。
これまでにタイラー・ザ・クリエイターさんおやケンドリック・ラマーさんといった超大物とのコラボレーションも経験しており、グラミー賞受賞といった栄誉にも輝いたグループなのですね。
そんな彼らは地元の有名大学であるハンバーカレッジのジャズ・プログラムで出会った3人によって結成されたのですが、おもしろいことにジャズミュージックではなくMFドゥームさんや先述したタイラー・ザ・クリエイターさんが所属するオッド・フューチャーといったヒップホップアクトへの愛情で結ばれたのだとか。
そんな経歴はもちろん音楽性にも反映されており、2010年の結成時はヒップホップをメインとした楽曲のインストゥルメンタルカバーを発表、注目を集めます。
その後は多くのアーティストと共演、楽曲のプロデュースなどを手掛けながらバンドとしての個性的な作品を多くリリースして評判を呼び、2016年のアルバム『IV』は世界的に高い評価を得た作品となりました。
ヒップホップとジャズを軸としながらも、多くのゲストミュージシャンたちとともに作り上げられる彼らの作品群はどれも一筋縄ではいかないものばかりです。
同時に、ライブパフォーマンスは高尚なものではなくエネルギッシュで時にロック的なダイナミズムすら感じさせる、というのが個人的には格好良いと感じますね。
おわりに
インストゥルメンタルの楽曲を聴いていると、バンドアンサンブルの素晴らしさはもちろん、時には歌入りの楽曲以上に豊潤なメロディが感じ取れたりするのもおもしろいですよね。
今回の記事では近年のグループを中心としたラインアップでお届けしましたが、古くからのジャズやプログレッシブロックなどインストバンドの世界は実に奥深いです。
興味のある方は、ぜひ深掘りしていくことをおすすめしますよ!