アフリカの楽器というと、あなたはどれくらいご存じでしょうか?
民族楽器としてポピュラーなアサラトやカリンバをはじめ、手で直接叩くパーカッションとして人気のジャンベもアフリカ発祥なんですよね。
しかし、アフリカにはもっともっとたくさんの民族楽器が根付いています。
この記事では先に挙げたような比較的知られている楽器はもちろん、日本ではあまり見かけない楽器まで、アフリカ発祥の民族楽器を一挙に紹介していきますね。
エキゾチックな雰囲気の音楽が好きな方はもちろん、ご自身で民族楽器を演奏してみたい方もぜひご覧ください。
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アフリカ発祥の民族楽器まとめ
ジャンベ

ジャンベはギニアやマリ、セネガル、コートジボワール、ガーナなど、西アフリカの国々で演奏されている伝統的な打楽器です。
深い胴の片方だけに打面を設けた片面太鼓で、打面には動物の皮が張られています。
約500年以上前に誕生し、もともとは収穫などの儀式や遠い村落の間の通信手段として使用されていました。
演奏方法によって低音・中音・高音の3色の音色を分けられ、それらを組み合わせることで多様なビートを構成できます。
有名なジャンベを使うアーティストさんにママディ・ケイタさんなどがいらっしゃいます。
カリンバ

カリンバはハンドオルゴールや親指ピアノとも呼ばれ、箱の上に並ぶ鉄や竹の棒を親指の爪ではじき演奏する楽器です。
アフリカ・ジンバブエに住むショナ族の民族楽器です。
ショナ族では代々、祭礼や儀式の時に先祖の霊やスピリットを交信するために演奏されてきた神聖な役割を持ってきました。
オルゴールの起源とも言われています。
2020年以降、人気ゲーム「任天堂switch あつまれ どうぶつの森」に登場し知名度は一気に上がりました。
YouTubeにてチャンネル登録者10万人以上を持ち活躍するカリンバ奏者のMisaさんが活躍されるなど、現代のネット社会でも人気の楽器です。
ダラブッカ

ダラブッカは中東やヨーロッパを中心にシルクロードを通して伝わっている楽器です。
酒杯形の太鼓で、片腕で抱え手でたたき音を出します。
イスや床に座り足の上に置いて演奏するのが基本ですが、両足で胴を挟むスタイルや、ストラップを用いて肩にかけ立って演奏する方法もあります。
演奏の際は左右の手で鼓面をたたき、複数の音色を打ち分けます。
音色は打楽器の中では音程が比較的高く、乾いた音色が特徴です。
主にアラブ諸国の民族音楽などで使用される楽器ですが、他にもさまざまな国で演奏され、各国で呼び方やデザインなどが異なります。
ンゴニ

ンゴニはマリのワルス地方に伝わる伝統的なギター型の弦楽器です。
木やカラバッシュ、ひょうたんをくりぬいたボディーに乾燥したヤギの皮など動物皮が張られています。
ギターよりも小さく、サイズはウクレレくらいの大きさです。
弦の数は少なく、音色はウクレレのような軽やかで素朴な音色が特徴です。
バンジョーのルーツとなった弦楽器といわれており、コラと同じく、西アフリカの世襲制の職業音楽家「グリオ」が演奏する楽器としても有名です。
アサラト

アラサトは、手に持つ演奏する西アフリカで生まれた民族打楽器です。
直径5センチ程度の木の実が二つ、20~25センチ程度のひもで結びつけられています。
木の実の中には植物の種子やビーズが入っていて、手に持って振ることでマラカスのような音、と木の実同士のぶつかるコツコツという音を合わせて演奏します。
一方の木の実を人差し指と中指の間にひもを通すように持ち、手のひらを垂直にして前後に振ります。
アサラトの技術を競う世界大会「Asalato Free Style Battle」では、日本人のパンマンさんやワタリさんが優勝するなど日本でも人気の楽器です。
カシシ

カシシは、アフリカで演奏されるマラカスのように手に持ち振ることで演奏する打楽器です。
つりがね型のカゴ状の本体に大粒のビーズやマメが入っていて、固い底に中のビーズやマメを打ちつけて音を出します。
底はひょうたんでできています。
この硬い底のおかげで、振る時の楽器の方向を変えることで、「シャカシャカ」だけじゃなく「カッ」など音色を変えることもできます。
この特徴は他のシェイカー型楽器にはめずらしい特徴です。
また、両手に2つ持ち演奏することもあります。