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【0歳児】春に読みたい絵本|子供たちと絵本を楽しもう

0歳児さんにとって春は新しい経験が盛りだくさん。

ママと離れて泣いている子、頑張って遊んでいる子などさまざまな姿が見られますよね。

そんな慌ただしい春の季節に、絵本を通して豊かな時間を過ごしませんか。

今回紹介するのは春にぴったりな、低月齢の子供たちでも楽しめる絵本です。

音の響きや絵を、思う存分味わえるでしょう。

先生にとっても絵本が保育のお守りになるといいですね。

子供たちの反応を楽しみながら、読み聞かせの時間を作ってみてくださいね。

【0歳児】春に読みたい絵本|子供たちと絵本を楽しもう(1〜10)

きゅっきゅっきゅっ林明子

林明子さんの絵本はあたたかい絵柄がとても魅力的です。

シリーズで何作も出版されていますが、こちらの絵本はいろいろな動物がこぼしたスープを子供が拭いてあげるという設定になっています。

小さい子供なら食べこぼしはよくあることですが、いつもは自分がしてもらっていることを動物たちにしてあげるという設定も子供にとっては印象的なのではないでしょうか。

そしてこれをきっかけに自分がこぼしたものを拭けるようになるかもしれません。

きゅっきゅっきゅっという擬音語も耳に心地よい1冊です。

かおかおどんなかお柳原良平

サントリー、トリスのおじさんの絵でよく知られている柳原良平さんの作った絵本がこちらです。

本当にシンプルな点と線で描かれたような顔が次々と出てきますが、それなのにその顔と表情からはいろいろなものが読み取れます。

そして表情と配色のバランスもとてもすばらしいのです。

表情だけでなく、配色からもイメージが読み取れるように工夫されています。

子供たちの情操教育にとても役立ちそうなこちらの本、ぜひ手に取ってみてくださいね。

わんわんわんわん高畠純

親子で絵本作家という高畠家ですが、そのお父様のほうの高畠純さんの作品がこちら。

彼の絵本は幅広く出版されていて、ほとんどの子供が一度は通る道なのではないでしょうか。

こちらの本は子供の大好きな動物の絵と鳴き声が各ページに紹介されていますが、内容はそれだけ。

それなのに引き込まれるってとてもセンスがある絵本ですよね。

文字の配置や太さも絵と呼応するように工夫されていて、単純なのにとても楽しい絵本です。

ぜひ手に取ってみてくださいね。

【0歳児】春に読みたい絵本|子供たちと絵本を楽しもう(11〜20)

めくってばあ!いりやまさとし

いろいろな仕掛けをめくりながら読む絵本がこちらです。

めくるフェルトの手触りや厚み、触感も楽しめます。

いないいないばあを喜ぶ感覚で、めくって見つけたものに喜びを感じそうな絵本です。

そしてこの絵本で遊んでいるうちに、ここをめくるとこんなものがいるんだな、という知識も増えていきそうです。

この絵本のほか、ぴよちゃんシリーズは本に触感のあるものが張り付けてあるので、五感に訴える絵本としてとてもオススメです。

ぶーぶーぶー文:こかぜさち/絵:わかさかかつじ

車に興味を持つ子供たちも多いのではないでしょうか。

そんな子供たちが大喜びしそうな絵本がこちらです。

色とりどりの車が、いろいろな音を出しながら走っています。

小さい子供にとって、擬音語の耳触りっていいんですよね。

そこに大きな自動車がやってきます。

慌てて怖がっている様子の車たち。

でも大きい自動車はやさしくて、みんなを乗せてくれます。

実際道でキャリアカーを見たら、子供たちはとても喜ぶのではないでしょうか。

まるさんかくぞう文:及川賢治/絵:竹内繭子

いろいろなものを3つ積み重ねようというコンセプトがあるこちらの絵本は、シンプルでカラフル、力強い絵が印象深いです。

しかし、大人の目から見てシュールなのは、図形と動物や物など、サイズ感や概念の違うものがが当然のように積み上げられていること。

それにちょっとしたおもしろさを感じてしまいます。

こういうおもしろさは頭が柔らかい子供だからこそ自然に受け入れられるものなのではないでしょうか。

絵としてみても楽しめる絵本です。

あかちゃんのうた文:松谷みよ子/絵:いわさきちひろ

松谷みよ子さんのすてきな文章と、いわさきちひろさんのやさしくはかなげな絵がたまらないこちらの絵本は、赤ちゃんが出てくるオリジナルの詩や、昔から日本で歌われていた童謡などがいくつもおさめられています。

松谷さんの狙いは、この本の内容を自分の言葉で赤ちゃんに話しかけてほしいということのようです。

子供の名前におきかえて読んでいる保護者の方もいらっしゃるようで、その優しい記憶は子供の中に深く残るに違いありません。