RAG MusicHoiku
素敵な保育
search

【4歳児】春におすすめの絵本|世界や友達との関わり

4歳児クラスの子供たちは、日々葛藤しています。

周りのこと、友達のこと、自分の気持ちのこと。

揺れ動く時期だからこそ、絵本を通して新しい世界を見せてあげましょう。

今回は、4歳児さんと春に読みたい絵本を集めました。

春らしいモチーフの作品の他に、他者と自分との関わりを振り返ったり見つめ直したりする題材の作品も紹介しています。

子供たちのやわらかい頭と心で、絵本の世界を十分に味わってもらいましょう。

いじわるな心、ケンカしたくなる心が芽生えても大丈夫。

絵本と一緒に寄り添ってあげてくださいね。

【4歳児】春におすすめの絵本|世界や友達との関わり(1〜20)

はるがきた文:ジーン・ジオン/絵:マーガレット・ブロイ・グレアム

『はるがきた』というタイトルですが、春が来ない街が舞台のこの絵本。

大人たちは、春の訪れを待ちわびています。

しかし街の中は灰色のまま。

そんなとき、とある男の子が言います。

僕たちで春を作ろう!

その言葉に大人たちも子供たちも、みんなで協力して街に春を呼び込むんです。

もちろん本当に春になるわけではありません。

花や鳥を、街のいろいろなところに描き込んで華やかにしていくんです。

自分たちで春にしちゃおうなんて、子供の発想ってとてもステキですよね!

よろしくともだち文:内田麟太郎/絵:降矢ナナ

オオカミとキツネのやり取りが魅力の『おれたち、ともだち!』シリーズ。

こちらの『よろしく ともだち』は、その11作目です。

楽しそうに遊んでいるオオカミとキツネ。

そばには、それを見つめる子ダヌキが……。

本当は仲間に入りたい子ダヌキですが、オオカミが怖くて近づけないようです。

オオカミはそれ知ってショックを受けます。

仲間に入りたいけど入れない子ダヌキに、子供たちは共感するかもしれません。

春は新しいお友達が増える季節。

新しい仲間をどう入れてあげたらいいか、考えるきっかけにもなる1冊ではないでしょうか。

おねぼうさんはだあれ?文:片山令子/絵:あずみ虫

春らしい1冊をご紹介します。

この『おねぼうさんはだあれ?』は、ミミちゃんといううさぎの女の子が登場します。

ミミちゃんは早起きさんで、春になったのに起きてこないお友達を起こしに回ります。

しかし、みんななかなか起きてくれないんですよね。

さて、ミミちゃんは一体どうするのでしょうか。

起こしに行くだけではなく、花束を置いて行ってくれるミミちゃんにやさしさを感じ、また春の訪れを感じますね。

起こしてくれるミミちゃんの姿に、お母さんや先生の姿が重なるかもしれませんね。

てあらイーモうがイーモわたなべあや

子供たちに大人気のおやさい生活絵本シリーズから、タイトルからもうおもしろい『てあらイーモ うがイーモ』のご紹介です。

手洗いうがいはとっても大切な生活習慣ですよね。

子供たちは早く遊びたい気持ちや、洗うのがめんどくさいなど、手洗いうがいがおろそかになることも。

そんな時はぜひこちらの絵本を読んでから、手洗いうがいをしてみてはいかがでしょうか?

子供たちが口ずさみたくなる、リズミカルな言葉がたくさん詰まっています。

手洗いをしながらみんなで口ずさめば、楽しく進められそうですね。

ねずみさんのながいパン多田ヒロシ

『ねずみさんのながいパン』はシリーズ化もされている、子供たちにとっても人気の1冊です。

表紙に描かれている小さなねずみさんは、自分の何倍も大きなパンを持っています。

こんなに長いパンを持って、一体どこへ向かっているのでしょうか。

道中いろいろな動物たちの家族の食事風景も描かれていて、子供たちも「ライオンさんは何をたべているの?」「パンはだれが食べるのかな?」など、絵本の世界がどんどん広がります。

何度も読みたくなるこちらの絵本、ぜひ読んでみてくださいね。

ほわほわさくら文:東直子/絵:木村達郎

絵本『ほわほわさくら』のご紹介です。

こちらはさくらの花びらが舞い散る様子を、すてきな言葉で表現されています。

さくらの花びらがふってくる様子は、子供たちにはこのように聞こえたり、見えているのかもしれませんね。

絵本に広がるさくらのピンク色も、これから来る春へのわくわく感を表しているように感じます。

声に出して読みたくなるすてきな絵本を、ぜひ読んでみてくださいね。

読んだ後は桜に会いに、みんなでお出かけをしましょう!