1年間の締めくくりである3月。
5歳児さんは卒園していく時期ですね。
これまでの園生活を振り返りながら、大切な友達と思い出を作っていっているのではないでしょうか。
そんな3月に、絵本を通して友達との関わりを見つめ直したり、行事について考えたりしてみませんか?
ケンカしたり泣いたり笑ったりと、充実した日々を過ごしている5歳児さんにぴったりな絵本を集めました。
感じ方は子供一人ひとりにゆだねて、みんなで絵本の世界を堪能しましょう。
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【3月】5歳児さんと楽しみたい!3月にオススメの絵本(1〜10)
いまのきもちはどんないろ?えがしらみちこ
『子供の気持ちを引き出す本』として保育士や、学校教諭、スクールカウンセラーなど子供たちと接する現場の方から高く評価されているこちらの絵本。
子供たちにとって目に見えない気持ちや心の中の状態を、自分で理解したり言葉で表現したりするのは難しいことです。
そんな子供たちの心に優しく問いかけながら寄り添い、自分自身の気持ちに気づくきっかけをくれる1冊。
柔らかな水彩の色合いと優しいタッチの絵にも心が癒されます。
これからたくさんの人に出会い、たくさんの思いに触れながら成長していく子供たちと一緒にぜひ読んでみてくださいね。
ふたりはともだちアーノルド・ローベル
アーノルド・ローベルさんが描く、「がまくんとかえるくん」シリーズの第一作目『ふたりはともだち』。
この絵本には5つのお話が入っているのですが、その中に「はるがきた」というお話があります。
春が来たと喜ぶかえるくんは、がまがえるくんのおうちを訪ねます。
しかし、がまがえるくんはまだ眠たいようでなかなか起きてくれません。
かえるくんは、がまがえるくんと一緒に遊びたくて、がまがえるくんを起こす方法を考えます。
2人のやり取りがくすっと笑えて楽しくて、自然と物語にひき込まれますよ。
春を感じられる3月に、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
とのさま1ねんせい文・絵:長野ヒデ子・本田カヨ子
『とのさまサンタ』で有名になったとのさまが、今度は1年生に!自由奔放なともさまはいったいどのような1年生になるのでしょうか。
5歳児さんも3月になると、卒園式があったり入学式の準備をしたりとソワソワ落ち着かない時期。
小学校が楽しみな子、不安な気持ちがある子などさまざまでしょう。
明るくてユーモラスなともさまは、そんな子供たちの気持ちを明るくしてくれるだけではなく入学するのが楽しみになるような勇気をわけてくれるはずです。
ともだち文:くすのきしげのり/絵:よしむらめぐ
はじめて出会った相手と友達になるのはとても勇気がいりますよね。
『ともだち』では、主人公の女の子が引っ越しをして、隣の家の男の子と出会うストーリー。
あいさつをしても返事をしない、それに不思議なしぐさをしている……変な子なの?と感じる主人公ですが、男の子は耳が聞こえないのでした。
男の子がやっていたしぐさが手話だと気づき、女の子は手話を通して男の子と仲良くなっていきます。
友達との関わり方や相手を尊重する姿勢を見つめ直したくなる1冊です。
一ねんせいになったら文:まどみちお/絵:かべやふよう
『一ねんせいになったら』は、歌として馴染みが深い方も多いのではないでしょうか。
その歌詞に絵をつけたのがこの絵本。
1番から3番まで歌詞があるので、曲を知っている方でも知らない歌詞があるかもしれませんね。
1年生になることへの期待やワクワク感を表現しています。
どんなことがやりたいか、友達はどんな子なのか。
子供たちが想像を膨らませるのにぴったりな1冊ですね。
大人もどこか懐かしさを感じることでしょう。
卒園シーズンの読み聞かせにぜひ。
ちびくろ・さんぼ文:ヘレン・バンナーマン/絵:フランク・ドビアス
親世代では親しんだ方も多い『ちびくろ・さんぼ』が復刊しました。
内容が差別的だと判断されていたこの本。
でも改めてストーリーを追ってみると、当時の子供たちがなぜこの本に惹かれていたのか理由がわかります。
子供たちの想像力、イメージを広げる力に寄り添ってくれる作品です。
トラがぐるぐる回ってバターになってしまうシーンは有名で語り継がれていますが、今の子供たちが読むとまた違った印象を持つかもしれません。
読み聞かせのあと、子供たちと語り合いたい1冊です。
ともだちってだれのこと?文:岩瀬成子/絵:中沢美帆
友達との関わりは、子供たちにとって重要な問題ですよね。
とくに5歳児さんは、特別な仲良しがいたり仲たがいをしたりと友達との関係も複雑になります。
『ともだちってだれのこと?』は、そんな子供たちの繊細な心に寄り添ってくれる絵本です。
ある日、ネズミは友達のテンの元へ遊びに行きます。
そこにはともだちのいえにあそびにいく旨の手紙が。
ネズミは自分の家だと思うのですが、どうやら違うようです。
胸がぎゅっとなるような展開ですが、改めて友達について考えるきっかけになるでしょう。






