【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲
1980年代はきらびやかで華やかなイメージも強く、それは当時のヒットチャートを見ても同様ですよね。
ここ日本においても、洋楽が最も輝いていた時代と言われ、当時のヒット曲を集めたコンピレーション盤は2020年代の今でも安定した人気を誇っています。
本稿では、そんな輝かしき80年代洋楽の男性アーティストのデビュー曲に注目してみました。
80年代にデビューしたシンガーを中心として、バンドとしてのキャリアを経て80年代にソロ・デビューを果たした歌手も含めたラインアップでお届けします。
80年代を彩った大ヒット曲から知られざる名曲までを、ぜひお楽しみください!
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【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲(1〜10)
Solsbury HillPeter Gabriel

1967年に10代という若さで後に世界的なプログレッシブロック・バンドとなるジェネシスを結成、独創的なスタイルを持つ初代フロントマンとしてバンドの人気をけん引したピーター・ガブリエルさん。
1975年にバンドを脱退後は音楽活動を休止するも、1977年にソロ・アーティストとして新たなスタートを切ったガブリエルさんのソロ・アーティストとしての全盛期は80年代以降、ということで今回のテーマ記事で取り上げていますが、厳密には70年代後半にソロデビューを果たしています。
そんなガブリエルさんのソロ・デビュー曲は1977年にリリースした『Solsbury Hill』という楽曲で、後のワールド・ミュージックとポップスの融合といったガブリエルさんのスタイルはこの時点ではそこまで見られず、軽やかなアコギのバッキングとパーカッションのリズムに乗って、フルートの牧歌的な音色が印象的なポップなナンバーです。
注目すべきは当時のガブリエルさんの心境が描かれた歌詞でしょう。
ぜひ、和訳を読みながら確認してみてくださいね。
Goody Two ShoesAdam Ant

1980年代のイギリスで巻き起こった「ニューロマンティック」は、日本のアーティストやいわゆるヴィジュアル系のバンドたちにも多大なる影響を及ぼしたムーブメントです。
今回紹介しているアダム・アントさんは、そんなニューロマンティックの代表格とされるアダム&ジ・アンツのフロントマン。
アダムさんは1982年にソロ・アーティストとしてもデビューしており、ソロ・デビュー曲となった『Goody Two Shoes』は全英チャート1位のみならず、アメリカでもヒットを飛ばしたキラーチューンです。
軽快なギターのバッキングと華麗なホーン・セクション、跳ねるようなビートとポップなメロディは今聴いてもグッドですね。
小沢健二さんが自身の楽曲で大胆に引用しておりますから、興味のある方はチェックしてみてください。
Iron Out the Rough SpotsPaul Young

ポール・ヤングさんは、1980年代に欧州を中心に人気を博したイギリス出身のシンガーソングライターです。
ソウルフルな歌声が特徴的で、80年代におけるブルー・アイド・ソウルの代表的なシンガーの1人として日本でも人気がありましたね。
ヤングさんの代表的なヒット曲と言えば、ホール&オーツのカバー曲『Everytime You Go Away』ですが、今回はデビュー曲の特集ということで紹介しているのは1982年にリリースされた『Iron Out the Rough Spots』です。
全英チャート1位を獲得して大ヒットとなったデビュー・アルバム『No Parlez』にも収録されていますが、シングルとしてリリースされた時点ではチャートにランクインもせず、あまり注目されなかったのですね。
実はこの曲、1966年にソウル・ミュージシャンのドン・コヴェイさんがリリースした曲のカバーなのです。
1970年には、R&B系シンガーソングライターのノラン・ポーターさんがカバーしたバージョンも存在しています。
それぞれを比べながら聴いてみるのもおもしろいですよ!
【80年代洋楽】男性アーティストのデビュー曲(11〜20)
Sunglasses at NightCorey Hart

イントロの特徴的なシンセのフレーズを耳にして、思わず懐かしいと目を細めてしまう方も多くいるでしょう!
1962年生まれでカナダ出身のコリー・ハートさんは、同郷のブライアン・アダムスと並んで80年代に人気を博したシンガーです。
1983年にリリースされたデビュー曲『Sunglasses at Night』は、全米チャート7位を記録したヒット曲。
冒頭で述べたイントロのフレーズを軸として、甘いルックスそのままの艶っぽいハートさんによる伸びやかな歌声とサビで広がりを見せるメロディ、ハードなギターがどこまでも80年代といった雰囲気で最高ですね。
直訳して夜のサングラス、というタイトルもばっちり決まってます。
この楽曲を聴きながら、1人で夜の高速道路を疾走する……なんていうバブルなドライブを楽しむのもオススメですよ!
I Want Your SexGeorge Michael

なかなかストレートに刺激的なタイトルですが、ジョージ・マイケルさんの楽曲だと言われれば思わず納得してしまいますね!
ワム!のメンバーとして人気を博し、ソロ・デビュー以降も世界的なヒット曲を放ったイギリスが世界に誇るシンガーソングライターにしてポップ・スター、ジョージ・マイケルさんが1987年にリリースした軽快なダンス・ポップの名曲です。
同年に発売されて爆発的なヒットとなったソロ・デビューアルバム『Faith』の第1弾シングルとして発表され、ワム!の解散後からは初となったソロ・シングルでもあります。
興味深いのが、この楽曲は「Rhytms」と名付けられた3つのパートで構成されており、シングルとして聴ける楽曲は「Rhythm One: Lust」とされるパートなのですね。
アルバムに収録されているのは2つのパートをつなげたバージョンで、すべてのパートを統合したバージョンは12インチシングルなどで聴けますよ。
New SongHoward Jones

1980年代は機材が飛躍的に進化して、シンセサイザーを使ったポップスの名曲も多く生まれた時代ですよね。
そんな時代の申し子と言えるのが、イギリス出身のハワード・ジョーンズさんです。
シンセポップ、エレクトロポップといったジャンルにおける人気アーティストであり、80年代にヒットを飛ばしたアーティストとして記憶しているリアルタイム世代の方も多くいらっしゃることでしょう。
そんなジョーンズさんが1983年にリリースしたデビュー曲『New Song』は、軽快なシンセ・サウンドに乗せた爽やかなメロディが抜群にキャッチーな名曲です!
間奏でジョーンズさん自身が弾きまくる、華麗なキーボードのプレイにも注目ですね。
日本においてもアイドル的な人気を誇っていた、というのも納得のアーティスト及びデビュー曲です!
Don’t Mean NothingRichard Marx

デビュー曲にして、いきなり全米チャート3位を記録した1987年のヒット曲です!
アメリカ出身のシンガーソングライターにして音楽プロデューサーのリチャード・マークスさんは、19歳という若さであのライオネル・リッチーさんに認められて、アルバムに参加したという経歴を持つ才人。
1990年代以降は裏方として活躍していますが、1988年の初来日公演は日本武道館であったり、80年代におけるリチャードさんの活躍は目を見張るものがありましたね。
記念すべきデビュー曲となった『Don’t Mean Nothing』は、西海岸的な爽やかなサウンドと弾けるようなポップネスが際立つキラーチューンですが、歌詞を読むと本国のショービジネス業界がシニカルな視点で描かれています。
ぜひ、和訳を読んでみることをオススメしますよ。