90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲
バンドの初期の音源はやはりエネルギッシュで魅力的ですよね。
特にデビュー曲ともなると……。
テクニックや慣れは浅く感じる場合も熱量が桁違いです。
キャリアも長くなってくると音楽性にも変化が出てきます。
まさにそれが醍醐味でしょう。
今回は90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲についてリサーチしました。
ぜひご覧ください。
90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲(1〜10)
No Way, No WayVanilla

イギリスのポップシーンに突如現れた4人組ガールズグループ、バニラ。
1997年12月にEMIレコードからデビューした彼女たちの記念すべき第一弾シングルは、あの『ザ・マペッツ』でもおなじみのメロディーを取り入れたキャッチーな一曲でした。
イタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニさんの1968年の楽曲をベースにした本作は、ユーロポップとエレクトロニックサウンドを融合させた親しみやすい楽曲に仕上がっています。
UKチャートで14位という好成績を記録し、コンピレーションアルバム『Now That’s What I Call Music! 39』にも収録された思い出の一曲。
90年代後半のポップカルチャーを振り返りたい方や、懐かしのノベルティソングを楽しみたい方におすすめです。
I Know Where It’s AtAll Saints

オール・セインツはイギリス出身の女性ボーカルグループ。
大ヒット曲を連発しました。
このデビューシングルはイギリスのチャートで4位を記録。
イントロではスティーリー・ダンの「The Fez」をうまくサンプリングしています。
StutterElastica

鋭いギターリフが特徴的なイギリスのブリットポップバンド、エラスティカが1993年にデビューした作品は、飲酒による男性の勃起不全を軽快に歌い上げた意欲作です。
率直でユーモラスな視点が光る本作は、限定1,500枚のプレスが発売初日に完売する人気ぶり。
その後、バンドは音楽誌「Melody Maker」で「Best New Band」に選出され、一躍注目を集めました。
短い時間に凝縮された疾走感あるリズムは、忙しい日常に刺激を求める方や、90年代ブリットポップの原点に触れたい音楽ファンにぴったり。
フロントウーマンのジャスティン・フリッシュマンの個性的な歌声とともに、鮮烈な90年代の風を感じられる1曲です。
90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲(11〜20)
Retard GirlHole

荒々しく生々しい怒りのパンクロック。
1990年4月、ロサンゼルス出身のオルタナティヴ・ロックバンド、ホールが放った初音源は、コートニー・ラヴさんの魂の叫びそのものでした。
学校でのいじめ体験を糧に紡がれた作品は、耳を刺すギターノイズとラヴさんの感情的なボーカルが渾然一体となり、聴く者の胸に突き刺さります。
「Sympathy for the Record Industry」からのシングルリリース後、バンドは1991年9月にアルバム『Pretty on the Inside』で本格デビュー。
本作は後の『Live Through This』『Celebrity Skin』へと続く輝かしい道の第一歩となりました。
社会の片隅で孤独を感じるすべての人に、共感と勇気を与えてくれる一曲です。
Hey Mr. D.J.Zhane

テンプル大学の同窓生2人が結成したヒップホップデュオがジャネイ。
デビュー曲となった「Hey Mr. D.J.」はいきなりビルボードチャートの6位となりダンスチャートでは1位。
オーストラリアやカナダでもヒットしました。
No, No, NoDestiny’s Child

今やモノマネでおなじみのビヨンセもいたスーパー・グループ、デスティニーズ・チャイルド。
この「PART1」「PART2」にわかれたデビュー曲はビルボードで最高3位にチャートインし、グループが注目されるキッカケとなりました。
C’est la VieB*Witched

ビー・ウィッチドはアイルランド出身のガールズグループ。
このデビュー曲はキャッチーなポップチューンで、いきなり全英1位を獲得。
以後に発売したシングル3枚も連続で1位となり、一躍スターダムにのし上がりました。
いったん解散したものの、2012年に再結成。
活動を続けています。