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90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲

力強いボーカルと革新的なサウンドで、音楽シーンに新たな風を巻き起こした90年代のガールズバンド。

フォー・ノン・ブロンドやノー・ダウトのデビュー曲には、社会への鋭い問題提起が込められています。

また、ザ・クランベリーズの透明感のある歌声や、ガービッジの実験的なサウンドなど、世界各地から個性豊かなグループが誕生。

時代を超えて色褪せることのない魅力を放ち続けています。

90年代の洋楽ガールズバンドのデビュー曲(1〜20)

Just A GirlNo Doubt

少女らしさの仮面をかぶりながら社会への反抗心を爆発させた曲は、カリフォルニア発ノー・ダウトの真骨頂です。

1995年9月、アルバム『Tragic Kingdom』の先行シングルとして世に出たこの曲は、女性としての制約に対するグウェン・ステファニーさんの率直な怒りが詰まっています。

父親に夜間の運転を禁止されたことをきっかけに生まれた歌詞は、多くの女性の共感を呼びました。

スカパンクとポップを融合させた本作は、ビルボードで23位、オーストラリアで3位を記録。

映画『クルーレス』や『キャプテン・マーベル』にも起用され、少女のパワーが欲しい瞬間に背中を押してくれる一曲です。

StutterElastica

鋭いギターリフが特徴的なイギリスのブリットポップバンド、エラスティカが1993年にデビューした作品は、飲酒による男性の勃起不全を軽快に歌い上げた意欲作です。

率直でユーモラスな視点が光る本作は、限定1,500枚のプレスが発売初日に完売する人気ぶり。

その後、バンドは音楽誌「Melody Maker」で「Best New Band」に選出され、一躍注目を集めました。

短い時間に凝縮された疾走感あるリズムは、忙しい日常に刺激を求める方や、90年代ブリットポップの原点に触れたい音楽ファンにぴったり。

フロントウーマンのジャスティン・フリッシュマンの個性的な歌声とともに、鮮烈な90年代の風を感じられる1曲です。

No Way, No WayVanilla

イギリスのポップシーンに突如現れた4人組ガールズグループ、バニラ。

1997年12月にEMIレコードからデビューした彼女たちの記念すべき第一弾シングルは、あの『ザ・マペッツ』でもおなじみのメロディーを取り入れたキャッチーな一曲でした。

イタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニさんの1968年の楽曲をベースにした本作は、ユーロポップとエレクトロニックサウンドを融合させた親しみやすい楽曲に仕上がっています。

UKチャートで14位という好成績を記録し、コンピレーションアルバム『Now That’s What I Call Music! 39』にも収録された思い出の一曲。

90年代後半のポップカルチャーを振り返りたい方や、懐かしのノベルティソングを楽しみたい方におすすめです。

Retard GirlHole

荒々しく生々しい怒りのパンクロック。

1990年4月、ロサンゼルス出身のオルタナティヴ・ロックバンド、ホールが放った初音源は、コートニー・ラヴさんの魂の叫びそのものでした。

学校でのいじめ体験を糧に紡がれた作品は、耳を刺すギターノイズとラヴさんの感情的なボーカルが渾然一体となり、聴く者の胸に突き刺さります。

「Sympathy for the Record Industry」からのシングルリリース後、バンドは1991年9月にアルバム『Pretty on the Inside』で本格デビュー。

本作は後の『Live Through This』『Celebrity Skin』へと続く輝かしい道の第一歩となりました。

社会の片隅で孤独を感じるすべての人に、共感と勇気を与えてくれる一曲です。

Only Happy When It RainsGarbage

皮肉と革新が混ざり合った90年代の傑作。

ガービッジが1995年8月にリリースした自身のデビューアルバム『Garbage』から切り出されたシングルは、雨が降る時だけ幸せになれるという自嘲的な歌詞が特徴です。

当時流行していた憂鬱なオルタナティブロックをパロディにしながらも、エレクトロニカとロックを融合させた独自のサウンドで音楽シーンに新風を巻き起こしました。

ウィスコンシン州で結成された彼らの本作は、MVがMTVの「Buzz Bin」に選ばれたことで知名度が上昇。

20週間もチャートインする人気を博しました。

雨の日に一人で過ごしたい時や、90年代の輝かしいオルタナティブシーンを懐かしむ気分の時にぴったりな一曲です。