AI・人工知能が作った名曲
人工知能も大きな発展をとげ、今では作曲するにいたりました。
まだまだ人間のようなヒットソングを作れてはいませんが、その作曲能力はAIが作ったとは思えないほどの完成度をほこります。
そこで今回は……、人工知能が作った名曲をピックアップしました!
普通にCMで流れてそうなレベルの楽曲が多く登場するので、自分のツボに入る楽曲が見つかるかもしれませんよ?
アコースティックな楽曲も多いので、クラシックが好きな方も必見です。
それではごゆっくりとお楽しみください!
もくじ
AI・人工知能が作った名曲
I am AIAIVA

ルクセンブルクのスタートアップ企業、AIVA Technologies。
彼らが生み出した人工知能「AIVA」の『I am AI』は、アンビエントな雰囲気がクセになる1曲です。
曲展開はほとんどなく、ゆるやかに形を変える中音域のシンセサイザーと、ベースを担当する低めのシンセサイザーのシーケンスフレーズを中心とした構成になっています。
どこかゲームミュージックのような不思議な和音の響きが、どこか人間離れをしたような雰囲気をかもしだしていてかっこいいですね!
À Ta RechercheAIVA

ベースのキックサウンドで始まる『À Ta Recherche』。
作曲AIのAIWAが電子音楽をテーマに作ったこの曲は、リズムパターンの展開がなかなかおもしろい1曲なんです。
ダフト・パンクなどに代表されるフレンチハウスのような複雑なテイストがするので、AIが作った曲なのに何度か聴いても飽きないのがいいんですよね!
また、曲全体を通して中低域に音が集中しているのも聴きどころ。
この曲のように、音色の使い分けもAIが自由自在にあやつれるような時代が来ると考えるとなんだかゾクゾクしちゃいますね!
Letz make it happenAIVA

AIVA Technologies社のAIが作曲した『Letz make it happen』。
この曲は同社の本拠地である、ルクセンブルクの国家記念日の祝賀会のために作られたものなんですよ。
面白いのは、その記念日のオープニング曲としてこの曲が使われたこと。
正式な国家規模のイベントでAIが作った曲がオープニング使われた事実は、人々のAIに対する価値観の大きな変化を感じますね!
もしかしたら、将来はAIの作った曲や絵などを人間が楽しみながら生活するのが当たり前になっているかもしれません。
Distorted RealityAIVA

内蔵のピアノロールで作曲を行うAI、AIVA。
このAIは曲のジャンル、キー、速さなどを指定して作曲を行わせることができます。
その中でも、ポップスで速さは自動という設定で作られたのが『Distorted Reality』です。
AIVAの曲はAIが作曲をした後に人間が手動でアレンジをほどこしているので、全てがAIによって作られているというわけではありません。
しかし、それを差し引いてもこの曲の完成度の高さは恐ろしい…。
人間が作ったかのような切なくも幻想的なサウンドが、わずか3分半ほどのコンパクトな長さにまとめられているのは驚きですね!
On the EdgeAIVA

最近のAIは、人間が指定したジャンルやテイストに合わせた作曲もできるんですよ。
その中でもロックを指定して作曲させたのが『On the Edge』です。
この曲はAIVA TechnologiesのAIによって作られたもの。
ロックというとハードロックのようなひずんだサウンドが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、この曲はロックバンドのU2のような、オルタナティブロックの雰囲気を感じさせてくれます。
AIが出力する曲は機械学習に使った曲によっても変化するので、もしかしたら90年代のオルタナティブロックを聴かせた影響が出ているのかもしれませんね!
Romanticism in D minorAIVA

鬼才、ピエール・バローさんによって創業されたAIVA Technologies。
同社は、楽譜をMIDIデータとして機械学習させるという科学的なアプローチでさまざまな曲を生み出しています。
『Romanticism in D minor』はタイトルにもある通り、18世紀末から19世紀前半にヨーロッパで起こった精神運動、ロマン主義をテーマにした作品。
中世のノスタルジーな雰囲気を感じさせるディープな曲調がAIVA社の技術力を感じさせてくれます。
打ち込み主体のインダストリアルな曲だけでなく、この曲のように有機的な印象の曲を作れるのには本当に脱帽しちゃいますね!