【2025】AI・人工知能が作った曲まとめ
「この曲、本当にAIが作ったの?」そう驚くような完成度の高い楽曲が、今や次々と生まれています。
人工知能による音楽制作は急速に進化を遂げ、すでに実用レベルに達した技術として世界中のクリエイターが活用中。
洋楽・邦楽を問わず、AIが作った曲は私たちの日常にも浸透し始めています。
でも実際に聴いてみないと、その実力はわかりませんよね?
本稿では、AIで作った音楽の中から特に話題を集めている作品をピックアップしてご紹介します。
これが音楽の未来なのか、それとも……ぜひあなたの耳で判断してください!
【2025】AI・人工知能が作った曲まとめ(1〜10)
I Don’t CareNEW!Cain Walker

「周りの声なんて関係ない」という強い意志を真正面から歌い上げた、AI生成カントリー・アーティストによる楽曲です。
2025年11月にリリースされた本作は、他人の評価や批判に振り回されず、自分らしく生きることを貫く姿勢をストレートに表現しています。
クランチ気味に歪んだエレキギターのリフと力強いドラムが推進力を生み出し、サビではスタジアムロックを思わせるスケール感のあるコーラスワークが印象的。
AIボーカルでありながら、ハスキーで男らしい低音域の声質は、人間のシンガーと聴き分けがつかないほどの完成度を誇ります。
同プロジェクトからは『Don’t Tread On Me』がBillboard Country Digital Song Salesチャートで3位を記録するなど、すでに実績を積み重ねています。
困難な状況でも自分を信じて前に進みたいとき、背中を押してくれる一曲です。
When the Rain Hangs LowNEW!Obsidian Swing

降りしきる雨と垂れこめる空気の重さが、心に積もった鬱屈をそのまま映し出すような一曲です。
ベラルーシ・ミンスク拠点のAIを用いたプロジェクト、Obsidian Swingによる楽曲で、2025年10月にリリースされました。
オルタナティヴ・メタルを軸にシンフォニックな質感とダークなムードを融合させたサウンドが持ち味で、本作でもその世界観が色濃く表れています。
歌詞では、言葉にできない空虚さや繰り返してしまう自己破壊的なサイクルが、曇った窓ガラスや動かない足といった日常の断片を通して描かれます。
静かなヴァースから一気に感情が爆発するサビへの展開は、まさに心の内側で渦巻く葛藤そのもの。
ひとりの夜に何かを抱えている方、言葉にならないモヤモヤを音楽で昇華したい方にぜひ聴いてほしい作品です。
Sway Sway SwayNEW!Shonen Beats

シティポップ由来のおしゃれな雰囲気とサウンドが心地良いこちらの楽曲はSunoを駆使したAI生成によるもので、メロウなビートとソフトな女性ボーカルが心地よく絡み合います。
タイトルが示す「揺れる」というモチーフは、日常の中で生まれる微妙な感情の動きを表現しているようです。
高揚感と不安が同時に存在する、どこか宙ぶらりんな心模様が、浮遊感のあるコード進行に乗せて描かれています。
約2分40秒というコンパクトな尺ながら、80年代的な都会の空気感と現代的なダンスビートが見事に共存。
夜のドライブや、ふとした瞬間に気持ちを整理したいときにぴったりの一曲ですね。
【2025】AI・人工知能が作った曲まとめ(11〜20)
恋のコンパイルNEW!404♡NotFounds

「存在しないAIアイドル」というコンセプトが強烈な印象を残す一曲です。
404♡NotFoundsは、楽曲から映像までほぼすべてを生成AIで制作するプロジェクトで、2025年8月に公開された本作はその代表曲のひとつ。
歌詞にはコンパイルやレンダリング、セキュリティといったIT用語がちりばめられ、恋に落ちる過程をプログラムの実行になぞらえています。
夏の情景と技術用語が溶け合う独特の世界観は、聴くほどにクセになるでしょう。
エレクトロ色の強いダンスポップなサウンドも心地よく、キャッチーなメロディに自然と体が動きます。
MVではKlingやVeo3など複数のAI動画生成ツールが駆使されており、映像面でも見ごたえ十分。
IT業界で働く方やプログラミングに興味がある方なら、歌詞の比喩にニヤリとできるはず。
新しい音楽体験を求めている方にオススメです。
Guardians Of TimeNEW!Frostbite Orckings

北欧神話とヴァイキングの世界観を、メロディック・デスメタルのサウンドで駆け抜けるオーク族のバンド、Frostbite Orckings。
2023年3月に公開されたデビューシングルは、AIが作り出したとは思えないほど勇壮で耳に残る一曲です。
歌詞では、ハンマーを天へ掲げ、カラスを従えながら約束の地を目指す戦士たちの姿が描かれています。
神を信じる者の前に突如現れたオークへの畏怖と混乱、そして時空を超えて戦い続ける守護者としての誇り。
ダークファンタジーの重厚な物語が、キャッチーなサビと共に響き渡ります。
本作は同年12月リリースのアルバム『The Orcish Eclipse』にも収録。
Amon AmarthやHammerFallが好きな方、壮大なメタルサウンドに浸りたい方におすすめです。
Tell The Devil I’m BusyNEW!JD Steel

悪魔のささやきに対して「いま忙しい」と突き放す——そんな痛快なテーマを掲げたAIアーティスト、JD Steelの楽曲をご紹介します。
ダーク・アウトロー・カントリーとラップという現在AI生成のトレンドともいえるジャンルで注目されており、誘惑や自己破壊的な衝動を「悪魔」として擬人化し、それに振り回されていた過去から決別しようとする主人公の決意が描かれています。
ギターリフの荒々しさとトラップ以降のビート感が絶妙に交わり、サビのフックがじわじわとクセになる仕上がりです。
過去の自分と向き合いたいとき、あるいは弱さを振り切って前に進みたいときにぴったり。
反骨精神とスピリチュアルな世界観が好きな方にもおすすめです。
No Matter WhatNEW!Phantom Verse

愛を裏切られてもなお、その人を想い続けてしまう。
そんな苦しい執着を描いたオルタナティブロックです。
Phantom Verseは、AIが生成したサウンドと人間のソングライターによる歌詞を組み合わせたプロジェクト。
本作は2025年8月にシングルとしてリリースされ、同年10月発売のアルバム『What We Swore』にも収録されています。
浮気を知りながらも、相手が助けを求めれば駆けつけてしまうだろうという、矛盾した感情がリアルに綴られた歌詞世界が胸に刺さります。
厚みのあるギターリフと感情を揺さぶるメロディラインは、AIが作ったとは思えないほどエモーショナル。
別れた恋人への未練を断ち切れない方、複雑な恋愛感情を抱えている方にはきっと響くはずです。





