ハンガリー音楽の革新者~バルトーク・ベーラのピアノ曲まとめ
ハンガリーが生んだ20世紀前半における著名な作曲家にしてピアニスト、民族音楽研究科の顔も持つバルトーク・ベーラ。
幼いころからピアニストとして早熟な才能を発揮したバルトークは、20代以降に民族音楽の研究を始めたことで作曲家としての個性を確立していった存在です。
そういった経歴を持つバルトークはピアノ曲も多く残しており、ピアノ教育にも熱心だったそうですね。
こちらの記事では、そんなバルトークのピアノ曲をまとめています。
彼ならではのピアノ曲の名曲たちを、この機会にぜひお楽しみくださいね。
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ハンガリー音楽の革新者~バルトーク・ベーラのピアノ曲まとめ(11〜20)
組曲 Op.14 BB 70 Sz 62Bartók Béla

『組曲 Op.14』はハンガリーの偉大な作曲家、バルトーク・ベーラによって1916年に作曲されたピアノ組曲で、ルーマニアやアラブ音楽の影響を織り交ぜた全4楽章。
打楽器的な特性を生かしたリズミカルな第1楽章、珍しい12音技法を用いた第2楽章など、バルトークならではの意欲作です。
高度な演奏技術を要する曲ではありますが、民族色豊かな響きとユニークな楽想を味わえる、クラシック音楽ファン必聴の1曲といえるでしょう。
豚飼いの踊りBartók Béla

アルバム『こどものために』からハンガリーの民俗舞曲をモチーフにしたこの楽曲は、男の子が弾くと格好よさが際立つ1曲です。
軽快でリズミカルな打鍵と跳ねるような旋律の組み合わせは、演奏する度に観客の心をぐっとつかみます。
本作は1908年当時にリリースされた教育用ピアノ曲でありながら、舞台映えする華やかさと躍動感を併せ持っています。
ハンガリーの農村で実際に踊られていた舞曲を基にしているため、リズムと表現力が大切。
ピアノの魅力に目覚めたばかりの男の子が、演奏を通じて音楽性を育むのにぴったりな作品といえるでしょう。
おわりに
ピアノ教師の母親から指導を受け、ピアニストが音楽家としてのスタートと言えるバルトークですから、彼が残したピアノ曲の数々は本人の特性が出ているものが多くて興味深いですよね。
ベートーヴェンやショパン等々といった作曲家とはまた違った味わいというか……ピアノを弾かれている方であれば挑戦してもらいたい曲ばかりですから、ぜひチェックしてみてください!





