モダンなヘヴィ・ロックギターにおすすめディストーション・コンパクトエフェクター BOSS MD-2
「モダンなヘヴィ・ロックに適したサウンドを出したい、しかし高価な機材を購入する資金はない」そんな悩みを抱くギタリスト諸氏におすすめなのが、BOSSが2001年から現在に至るまで販売しているMD-2 Mega Distortionです。
ヘヴィ・ロックに最適なディストーション
MD-2は本体に歪の量を決定するDISTツマミのほかに、さらに歪みをプラスするGAIN BOOSTツマミを備えています。
この2段階の歪みに加えて、本機には低音を強烈にブーストしてくれるBOTTOMツマミが搭載されているので、ズンズンと身体に響くようなヘヴィなディストーションサウンドを鳴らしたい方に最適です。
このように、単体でヘヴィなディストーション・サウンドを再現できるMD-2は、1万円以下で入手できます。
一台でヘヴィ・ロックに最適なサウンドを得たい方は、MD-2を手に取ってみて損はないでしょう。
各ツマミの役割
MD-2のコントロールツマミは、LEVEL、TONE/BOTTOM、DIST、GAIN BOOSTで構成されています。
一番右に位置するGAIN BOOSTとその左にあるDISTの持つ機能は、前述のとおりです。
DISTツマミの左に位置するTONE/BOTTOMツマミは二軸式になっていて、下段は先に述べた低音域のブーストを担うBOTTOM、上段は音の硬さを決定するTONEになっています。
一番左にあるLEVELは、エフェクトをオンにした時にアンプに出力する音量を決定するツマミです。
これらのツマミをコントロールすれば、かなり多彩なサウンドを作り出せます。
特にTONE/BOTTOMツマミは効き具合が良いので、バンドサウンドにマッチした音作りを容易に行なえますよ。
MD-2を使った音作り
各コントロールツマミの役割をご紹介したところで、MD-2の音作りの仕方をご説明しましょう。
ここまでに述べたとおり、本機には歪みをコントロールするツマミが2つ付いています。
ツマミが多いのは良いことですが、初めて触る際はまずどちらのツマミを回せば良いのか、わかりにくいかもしれませんね。
そこでおすすめなのが、DISTツマミを抑え気味にして、GAIN BOOSTで歪の量をコントロールするセッティング方法です。
この方法ならノイズが出にくいですし、MD-2が持つ野太いディストーション・サウンドを最大限に生かせます。
上記の方法で歪の量を調整したら、TONE/BOOSTツマミで味付けをしましょう。
このとき、BOOSTツマミを上げてやるとサウンドがかなりヘヴィになりますが、上げ過ぎると音がこもって抜けなくなるので注意が必要です。
サウンドがこもって通らないと感じる場合は、BOOSTを抑えてTONEを上げてみてください。
かなり音抜けが良くなりますよ。
ほかのエフェクターと組み合わせよう
単体で十分魅力的なディストーション・サウンドを作りだしてくれるMD-2ですが、ほかのエフェクターと組み合わせれば、その魅力をよりパワーアップさせることができます。
たとえば、ソロに最適なサウンドが得たい場合は、SD-1などのほかのディストーションペダルをブースターとして前段に繋いでやると良いでしょう。
SD-1が中域が持ち上げてくれるので、音がしっかり抜けてくれますよ。
イコライザーをMD-2の後段に繋ぐセッティングもおすすめです。
この方法でも音抜けをよくできますし、より細かなサウンドメイクが可能になります。
なお、MD-2を使っていてノイズが気になる場合もあるかもしれません。
そんな場合は、ノイズサプレッサーを後段に繋いでやると良いでしょう。
以上、MD-2の魅力について解説しましたが、いかがだったでしょうか。
前述のとおり、MD-2は安価なエフェクターですし、ほかの機材との組み合わせで本格的なライブにも十分対応できます。
気になる方は一度手にとって、そのサウンドを体感してみてください。
あると便利なBOSSアプリ
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演奏する曲ごとにセッティングを登録したり、お気に入りのアーティストのセッティングを登録したり、使い方は様々。