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【英国音楽】ブリットポップの名盤。おススメの1枚

1990年代にイギリスのマンチェスターやロンドンで発生した音楽のムーブメント、ブリットポップ。

ジャンルの名前ではなく、グラム・ロックやパンク・ロックを主体としているバンドを指す言葉で、現在でも根強いムーブメントとして人気を集めていますね。

今回はそんなブリットポップの名盤をセレクトしました。

アルバムの特徴やバンドの経歴を中心に紹介しているので、イギリスのロックシーンを味わい方は必見の内容です。

それではごゆっくりとお楽しみにください。

【英国音楽】ブリットポップの名盤。おススメの1枚

Everything Must Go

Everything Must GoManic Street Preachers

Manic Street Preachers – Everything Must Go (Official Video)
Everything Must GoManic Street Preachers

ヒット曲を連発しているさなか、突然バンドの大黒柱であるギタリストが失踪し行方不明に…というドラマのような事件が実際に起こった悲劇のバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ。

結局そのギタリストは発見されることなく、一時バンドは解散の危機に陥りましたが、残った3人のメンバーで活動を継続することを決意しました。

1996年にリリースしたアルバム『Everything Must Go』では、活動をともにしてきた仲間の失踪というつらい出来事を乗りこえて進んでいくという彼らの強い意志が感じられます。

ポップなメロディーと壮大なロックサウンドが融合した、1990年代の音楽史に残る名盤です。

The Bends

The BendsRadiohead

ボーカル兼ギターのトム・ヨークさんを中心に結成されたブリットポップの異端児、レディオヘッド。

ブリットポップムーブメントが終わったあとも、独自の進化をとげて現在も生き残り続けている数少ないバンドです。

名プロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチさんとはじめてタッグを組んで作り上げた1995年のアルバム『ザ・ベンズ』では、シューゲイザーのような暗い世界観と力強いギターロックサウンドが見事に融合しています。

このアルバムのあと、1997年にふたたびナイジェル・ゴッドリッチさんのプロデュースのもと、製作した3枚目のスタジオアルバム『OK コンピューター』は、ブリットポップだけでなくロック史に残る金字塔として今でも聴き継がれています。

Elastica

ConnectionElastica

ブリット・ポップを語る上で避けては通れない偉大なバンド、エラスティカ。

ロンドン出身でオルタナティブ・ロック、インディー・ロック、パンク・ロック、ポスト・ロックなどを得意としています。

1992年のデビュー当時から絶大な人気を集めていたのですが、バンド名と同名のタイトルである、こちらの『Elastica』をリリースしてからより大きな人気を集めるようになりました。

アイドルのような人気を持ちながら、本格的なロック・サウンドを聴かせてくれる彼らの高い実力がうかがえるアルバムです。

K

TattvaKula Shaker

モデルとしても活動していた容姿端麗なボーカル兼ギターのクリスピアン・ミルズさんを中心に結成されたバンド、クーラ・シェイカー。

このバンドの音楽性のテーマはずばり『インド』です。

1960年代のサイケロックをそのまま再現したようなグルーブ感のあふれるサウンドと、仏教徒でもあるクリスピアンさんのインド愛にあふれた独特の世界観が彼らの大きな魅力です。

クリスピアンさんが上流階級出身であるが故にやっかみからか、マスコミからのバッシングも多く、2枚のアルバムを発表後に解散。

2006年に再結成を果たし、フジロックにも出演するなどまだまだ根強い人気を誇っています。

In It for the Money

Richard IIISupergrass

ブリットポップと一言でいっても、ハードロックに近いだったり、シューゲイザーに近いだったりサウンドはさまざま。

その中でも、とにかくわかりやすくてダイナミックなサウンドが聴きたい!

という人には、スーパーグラスがオススメです。

濃いもみあげが印象的なボーカル兼ギターのギャズ・クームスさんを中心に結成されたスーパーグラスは、パンクに近いのキャッチーでポップなサウンドが持ち味。

1997年リリースの2枚目のスタジオアルバム『In It for the Money』でも、疾走感のあふれる爽快なロックサウンドが楽しめますよ。