イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作
「グライム」と呼ばれる音楽は、UKガラージや2ステップといったハウス・ミュージックにラップ、レゲエといった要素を加えて発展していったものがルーツと言われており、2000年代のイギリスにおいて人気となった音楽ジャンルです。
ヒップホップのサブジャンルというのは誤りで、両者には類似点もあれば違いもあり、たとえばグライムのアーティストはラッパーではなく「グライムMC」と呼ばれます。
そんなグライムに興味のあるという方に向けて、まずは聴いてほしい重要なアルバムを今回は紹介します!
近年の重要作も押さえつつ、初心者の方にもオススメな記事となっていますから、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作(1〜10)
I Luv UDizzee Rascal

グライムミュージックを語るうえで欠かせないのが、ディジー・ラスカルさんの存在です。
彼は16歳の時から作曲活動を始め、これまでに数多くのグライムミュージックの名曲を世に送り出してきました。
そんなディジー・ラスカルさんのデビューシングルにして代表曲が、『I Luv U』です。
こちらはパンクの要素を多く取り入れた作品。
終始鳴り響く重低音は、クセになること間違いなしです!
興味のある方は、この曲を含め数多くの名曲が収録されたアルバム『Boy in da Corner』をチェックしてみてください。
Duppy (Doin’ It Again)Skepta

イギリスで活躍するナイジェリア人ラッパーのスケプタさん。
彼の手掛ける楽曲は、ダークさとスタイリッシュさを兼ね備えた世界観が魅力です。
そんな彼の作品を一気に堪能するには、アルバム『Greatest Hits』がオススメです。
グレイテストヒッツという言葉が示す通り、彼のよりすぐりの曲が収録されています。
激しい曲から、リラックスできるような曲まで、幅広いテイストの曲がそろっていますよ。
ジャケットも素晴らしいので、ぜひCDを手に取ってほしいと思います。
Wot Do You Call It?Wiley

グライムミュージックを聴き始めようと思っている方に、まずはチェックしてほしいアーティストがいます。
それがワイリーさん。
彼はグライムミュージックの発展に大きく貢献したことから、グライムミュージックのゴッドファーザーとも呼ばれているんです。
そんな彼の魅力がたっぷり詰まったアルバムが、2004年にリリースされた『Treddin’ on Thin Ice』です。
テンポの速い曲が多いので、作業用のBGMにもオススメです。
Skengman(feat Stormzy)Ghetts

ゲッツさんも、グライムミュージックシーンを代表するアーティストの一人です。
彼は、これまで数多くのヒット曲を手掛けてきました。
中でもファンから絶賛されているのは、2021年にリリースされたアルバム『Conflict of Interest』。
このタイトルは日本語にすると、利益相反という意味。
これには、利益に見合わないほどの労力をかけて、アルバムを作ったというメッセージが込められているのではないでしょうか。
XtraRuff Sqwad

グライムミュージックの生みの親と言われているのが、グライムミュージックグループ、ラススパーダです。
メンバーは中学生時代にグループを結成し、グライムミュージックを生み出したといわれています。
そんな彼らの代名詞が、アルバム『Guns and Roses Volume. 2』です。
こちらは、史上最高のグライムミュージックアルバムとも呼ばれているんですよ。
初心者の方も、このアルバムを聴けば、このジャンルの音楽の魅力がわかるのではないでしょうか。
Oopsy DaisyChip

チップさんは、数々の音楽賞で受賞歴を持つ大物ラッパーです。
そんな彼の地位を不動のものとしたのが、デビューアルバム『I Am Chipmunk』。
このアルバムは、リリースされるとたちまち、チャートで1位となりました。
このアルバムを購入する際は、実は2種類あることに注意が必要です。
というのも2010年にチップさんは、4曲を追加したプラチナエディションというバージョンをリリースしているんです。
もちろん、そちらのバージョンの方がオススメですよ。
Stigmata (Ft. Thes)Tre Mission

トレミッションさんは、カナダに拠点を置く、グライムMCです。
そのためイギリスとは違った雰囲気のビートを使用していることが多いんです。
そんな作風が注目され、今ではイギリスの大物グライムMCとコラボ作品を次々とリリースしているんですよ。
とくにオススメしたいのが『Stigmata』という曲です。
聴いたことのないような、神聖な雰囲気のビートと、激しいフロウが合わさって、唯一無二の魅力を放っています。
この曲が気になる方は、同名のアルバムをぜひチェックしてみてくださいね。