イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作
「グライム」と呼ばれる音楽は、UKガラージや2ステップといったハウス・ミュージックにラップ、レゲエといった要素を加えて発展していったものがルーツと言われており、2000年代のイギリスにおいて人気となった音楽ジャンルです。
ヒップホップのサブジャンルというのは誤りで、両者には類似点もあれば違いもあり、たとえばグライムのアーティストはラッパーではなく「グライムMC」と呼ばれます。
そんなグライムに興味のあるという方に向けて、まずは聴いてほしい重要なアルバムを今回は紹介します!
近年の重要作も押さえつつ、初心者の方にもオススメな記事となっていますから、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。
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イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作(1〜10)
Stigmata (Ft. Thes)Tre Mission

トレミッションさんは、カナダに拠点を置く、グライムMCです。
そのためイギリスとは違った雰囲気のビートを使用していることが多いんです。
そんな作風が注目され、今ではイギリスの大物グライムMCとコラボ作品を次々とリリースしているんですよ。
とくにオススメしたいのが『Stigmata』という曲です。
聴いたことのないような、神聖な雰囲気のビートと、激しいフロウが合わさって、唯一無二の魅力を放っています。
この曲が気になる方は、同名のアルバムをぜひチェックしてみてくださいね。
The AvenueRoll Deep

伝説のグライムミュージックグループ、ロールディープ。
彼らは、活動していた2001年から2013年の間に、多くの名曲をリリースしました。
メジャーデビューしたのは、2005年。
その年にリリースされたアルバム『In at the Deep End』は、多くの人に衝撃を与えました。
というのも、それまでグライムミュージックになかった、明るく楽しい雰囲気の作品ばかりで構成されていたからです。
グライムミュージックには激しい曲や攻撃的な曲も多いので、その合間の気分転換として聴くのもオススメですよ。
RunFlowdan

ジャングルミュージックを知っていますか?
シンセサイザーのテンポの速いサウンドをメインとしたダンスミュージックの一種です。
このジャングルミュージックの要素をグライムミュージックに持ち込んだのが、グライムMCのフローダンさんです。
とくに2009年にリリースされたアルバム『Original Dan』には、その色が濃く出ているんですよ。
踊れるようなハイテンポな曲を探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
イギリス発!グライムの魅力~まずは聴いておきたい名盤・人気作(11〜20)
SeriousJme

Jmeの名でも知られるジェイミー・アデヌガさんは、実業家や慈善活動家といった、さまざまな顔を持つラッパーです。
彼はゲームボーイを使って携帯電話の着信音を作り始めたことをきっかけに、作曲活動に没頭。
2008年にデビューアルバム『Famous』をリリースしました。
このアルバムは今でも、グライムミュージックの定番として愛されています。
ちなみにジェイミー・アデヌガさんは、同じくグライムミュージックを手掛けるアーティスト、スケプタさんの兄弟なんですよ。
FireLethal Bizzle

唯一無二の作風で人気を集めているのが、リーサル・ビズルさんです。
彼の書くリリックは、あまりに過激だったため、クラブで流すのが禁止になってしまったこともあるんですよ。
というと、とても怖いイメージを持ってしまいますが、そのリリックとは裏腹に、美しい歌声の持ち主なんです。
このギャップが彼の最大の魅力ですね。
興味を持った方には、2005年にリリースされた彼のデビューアルバム『Against All Oddz』がオススメです。
独自の世界観がたっぷり詰め込まれていますよ。
Shut UpStormzy

2014年、イギリスのヒップホップシーンを席巻する新人アーティストが現れました。
それがストームジーさんです。
かれは高いフリースタイルスキルで注目を集めました。
そんな彼が満を持してリリースしたファーストアルバムが『Gang Signs & Prayer』です。
このアルバムは、ジェイコブ・アンダーソンさんなどの、イギリスを代表するアーティストが多数参加していことでも話題を呼びました。
豪華なメンバーなので、ぜひ確かめてみてください。
3 Minutes to LiveYizzy

グライムは現在進行形のジャンルですから、もちろん注目すべき若手のアーティストも存在しています。
本稿で紹介する1999年生まれのグライム・アーティスト、イジーさんもその一人。
2020年には『Prince Of Grime』という作品をリリース、自らをグライムのプリンスと名乗ってグライムの未来、その先を目指すべく活躍する若い才能には賛否両論を生み出しながらも注目が集まっているのですね。
そんなイジーさんが当時20歳という若さで2019年にリリースした『Welcome To Grime Street』は、YouTube上での動画再生数が100万回をこえる楽曲『3 Minutes to Live』も収録されたEP作品です。
イジーさんの定義する「グライム」の新たな姿を、ぜひチェックしてみてください!